女子部校舎を歩いていると、この作品が目に飛び込んできました。廊下の天井近くから床にまでおよぶこの作品。
「どんなに迷ったって信じる所へ進めばいい それが正しい道となる」とあり、「道」が大書されています。
これは、新入生オリエンテーションにおけるクラブ紹介の際、会場である体育館で、書道部が新入生の目の前で書き上げたものです。
私は書には疎いのですが、『書とはどういう芸術か 筆蝕の美学』(石川九楊)には「書は筆と墨と紙の芸術であり、墨跡には深さと速度と力が秘められている」とあります。
「深さ」「速度」「力」──少なくとも私には全てが伝わってくる作品です。