玉田裕之校長インタビュー
2022.06.14 (火)

2022年6月 玉田裕之中等教育学校校長 就任インタビューvol.2

2022年4月、桐蔭学園中等教育学校の校長に玉田裕之が就任しました。桐蔭学園中等教育学校の目指す方向や取り組みなどをインタビューでお届けします。2回掲載の後半です。

2022年4月、桐蔭学園中等教育学校の校長に玉田裕之が就任しました。桐蔭学園中等教育学校の目指す方向や取り組みなどをインタビューでお届けします。2回掲載の後編です。

前編はこちらから

なお、2017年4月に就任した岡田直哉前校長は、引き続き桐蔭学園高等学校の校長および中等教育学校と高等学校を統括する立場を務めます。

―桐蔭学園中等教育学校が求める生徒像は

新しいことに興味を持つ、その瑞々しさを保って入学してほしいと考えています。中学入試において、基礎的な知識をつけることは大切です。

しかし、入学してからのアクティブラーニング型授業では、知識を活用して学びを楽しむ機会が訪れます。楽しく学ぶ中で「伸びていく自分」に大いに期待して入学してきてほしいと思います。

―受験生へのメッセージは

受験生のみなさん、受験勉強の中にどうか「楽しみ」を見つけてください。学びを楽しいと思う心を持つことは、中学生になってからも大切です。

その姿勢を持ち続ければ、入学してからの学習にもスムーズに入っていけるはずです。

そして、中学校生活に大いに夢をもって毎日の勉強に励んでください。桜満開の桐蔭学園のキャンパスでみなさんに会えることを楽しみにしています。

IMG_2354

受験を通して「子どもの成長」を目の当たりにすることができます

―受験生保護者へのメッセージは

保護者に向けては、まず中学入試を「家族の一大イベント」として楽しんでほしいということです。

もちろん苦しい時期もあります。しかし、受験を通して「子どもの成長」を目の当たりにすることができます。それは本来とても楽しいもののはずです。

私事ですが、息子が中学受験をした際、6年生の夏にぐっと成績が伸びました。息子が勉強そのものを面白いと感じ、自ら進んで取り組み始めたのです。

その子が伸びるのは、能動的に学習を始めた時です。ある程度管理をして子どもに勉強させることも、受験の初期には必要かもしれません。

しかし、それがいつまでも続くと、6年生になってからの伸びにマイナスの影響が出てしまうと考えています。子どもの個性に合わせたサポートの工夫を楽しんでいただければと思います。

2401

生徒の学びを近くで見て、躍動する学校生活を肌で感じたい

―終わりに、変化の激しい社会において桐蔭学園中等教育学校が目指すものとは

この時代を生きる生徒にとっては、「生涯学び続ける力」、これが一番大切なことかな、と思っています。かつての若者に求められていたのは、固定化した社会に適応することでした。

しかし今の生徒たちが迎えるのは、適応する目標そのものが動き続けていく社会です。そこでは、学び続け、自分も変わり続けることが「適応」の条件となります。そして、生涯にわたって学び続けるには、学習が楽しいものでなくてはなりません。

桐蔭のアクティブラーニング型授業は楽しいものです。「探究」の学習、自分で学ぶことを見つけていくのですから、なおさら楽しい時間です。

子どもたちには、特に「探究」の時間で生涯学んでいくためのマインドとスキルを身につけてほしいと思います。人生100年時代においては、「学び続ける力」が幸福の基礎になると思っています。

―生徒との関わりにも楽しんでいきたい、と

私もできるだけ近い立場で生徒と接していきたいと思っています。言語活動の授業では、1年生を直接教える機会もあります。生徒の学びを近くで見て、躍動する学校生活を肌で感じたいですね。

_MG_2659 横600-400

中等教育学校校長 玉田裕之(たまだひろゆき)

###Posted at 2022-06-14 21:00:29. Original.No Edited.###

Web-PR02

  • 中等教育学校(男女共学)説明会Mバナー
  • 180214高校説明会(男女共学)バナー
  • 校長ブログ
  • アクティブラーニング
  • TOIN CHANNEL
  • 桐蔭学園シンフォニーホール
  • 桐蔭英語村
  • 桐蔭学園アカデミウム
「桐蔭タイムライン」とは
桐蔭学園での日々の出来事や、アクティブラーニング型授業を中心とした教育の取り組みを、リアルタイムで紹介するサイトです。また、受験生向けに入試トピックも充実した情報をお届けします。
桐蔭学園入試対策・広報部

mail koho@toin.ac.jp

TEL 045-971-1411(代表)