3/1(金)、高校男子部の卒業証書授与式が行われました。この3年間、さまざまな芸術公演を鑑賞してきたシンフォニーホールが会場です。今日は、まさに自分たちが主役となる「ハレの日」です。
全522名の卒業生氏名を、クラスごとに担任の先生が読み上げていきます。そして、クラス代表が登壇して、クラス全員の卒業証書を受け取ります。緊張の瞬間です。
続いて、皆勤賞、精勤賞の授与。賞状と記念品が贈られます。
桐蔭学園中学校からの6年間皆勤は28名。代表の久保嶋真也君です。
3年間皆勤は58名です。代表の永尾陽君。
そして3年間精勤は32名。代表は吉澤雅樹君です。
私(岡田)からの告辞です。
「いよいよ新しいステージへの門出です。最初の一歩を踏み出すことは誰しも不安です。失敗したらどうしよう、という気持ちにもなるでしょう。でも、本当にそれは失敗でしょうか。本当の失敗とは、やり直しがきかないこと。皆さんの年齢で、本当の意味での失敗などありません。全ての経験が必ず自分の肥やしになります」。
理事長(平岩敬一)からの祝辞です。
「ますますグローバル化が進む世界において、自ら考え判断し行動できる資質は不可欠です。桐蔭学園のアクティブラーニング型授業を通じ、皆さんはこの資質を身につけてきました。どうかこのことを自信として、物事を多角的に捉え、主体的に生きていくことを心がけてください」。
在校生による送辞です。生徒会長(高2)である吉原正博君がその大役を務めました。クラブ活動や委員会活動において優れた実績を残してきた先輩たちを讃え、自分たちもそれに続いていくとの決意を表明しました。
花束贈呈。小学部1年生の生野智子さんから、村尾三四郎君(柔道部)へ花束が贈られました。村尾君からはお菓子の「お返し」が。厳粛な式の中、ホッと空気が和むコーナーです。
そして卒業生による謝辞へと進み、式はクライマックスへ。代表は須澤律君です。桐蔭学園で培った力をもって社会で活躍したいとの願い、そして今まで支えてくださった方々への感謝の思いをしっかりと伝えてくれました。保護者の皆さまから、割れんばかりの大きな拍手をいただきました。
卒業生の皆さん、桐蔭学園での生活を振り返ってみて「面白かった」と感じていますか。
そもそも「面白さ」とはどういう時に感じるものでしょうか。私は、自分の成長を感じられる時にこそ「面白さ」を感じます。自分の成長を感じられる時──それは人生の節目です。
皆さんにとっての人生の節目とは──まさしく「今日の、この瞬間」のことです。
私は、ことあるごとに「夢の大切さ」を話してきました。それは、皆さんに人生の「面白さ」を味わってほしいからなのです。節目節目で、自分の成長を感じてほしいからなのです。「夢」があってこその成長です。
どうか新しいステージでも頑張ってください。