11/3「文化の日」は、桐蔭学園恒例の「第九の会」が行われる日です。
今年も本当に多くの皆さまがご来場くださいました。
【開演直前のワクワクする時間】
1988(昭和63)年、シンフォニーホール(当時はメモリアルホール)の完成記念演目の一つとして「第九」が演奏されたのがこの演奏会の始まりです。以来、今年で32回目の開催となりました。
【オーケストラのみによる第1楽章】
合唱団は、卒業と入学に伴って毎年大幅にメンバーが入れ替わるという制約があります。また、今回参加するメンバーにも運動部に所属している生徒や音楽系ではない文化部に所属している生徒が多くおります。まさに多様なメンバーによって構成されているのです。
【合唱団を交えた迫力の第4楽章】
今年のオーケストラは、大幅にメンバーが入れ替わるタイミングとなり、今回初めて「第九」にチャレンジするメンバーが多数を占めています。中には入学前の学校説明会や入学式で流される前年の「第九の会」の映像に感銘を受け、その時からずっと参加したいと願っていたという生徒もいます。
指揮者である田部井剛先生は、メンバー各々の熱意を上手に引き出し、それを演奏技術へと見事に昇華してくださいました。「今年の練習開始時には『音楽とはどういうものか』というところからスタートした」とは田部井先生の言。「それでも生徒たちは素直に耳を傾けてくれ、途中から目覚ましく腕を上げてきた。生徒たちの力は本当にずごい!」とおっしゃっていました。
近年になくピュアな演奏。ご来場くださった皆さまの胸を打つ演奏であったと確信します。
【今年も盛況裏に終了しました。ありがとうございました!】