昨日、桐蔭学園シンフォニーホールにて「小曽根真&ゲイリー・バートン TOUR 2017, Final」公演が行われました。
お二人の呼吸はピッタリ。30年来のコラボレーションがいかに高度なものであったかを感じずにはいられませんでした。
私(岡田)は小学生の頃からピアノを始め、中学生の頃からはポピュラー系、とりわけジャズを好んで演奏するようになりました。そして1984年の大学入学と同時に、音楽系サークルで本格的にジャズピアノを始めたのです。
1983年、バークリー音楽大学を首席で卒業し、カーネギー・ホールでプロデビューを果たした小曽根氏は、そこで偶然クインシー・ジョーンズ氏に認められ、翌年「OZONE」というアルバムで世界デビューを果たします。当時22、3歳でいらしたはずです。
この「ストーリー」は、当時ジャズにどっぷりと浸かっていた学生であれば誰もが知っていました。そしてある種の羨望をもって小曽根氏の活躍を見、同時にその超絶的なテクニックとリリシズムに酔いしれていたものです。
昨日の小曽根氏も「素晴らしい」の一言に尽きます。くり返しになりますが、この30年という年月が、氏にとっていかに上質なものであったかを感じさせるに足る、見事なパフォーマンスでした。
私はといえば、30年前同様、小曽根氏が繰り出す珠玉の音にただただ圧倒されているばかりでした。
最後は世界的なサキソフォン奏者である須川展也を交えての特別プログラムでした。