【連載・まなびの窓】
2019.04.28 (日)

中等教育学校1年生 国語の授業の様子をレポートします。

桐蔭学園中等教育学校は、この春、男女共学校として新たなスタートを切りました。これから、学園で展開する「アクティブラーニング型授業」の様子を【連載・まなびの窓】でお届けしていこうと思います。

桐蔭学園中等教育学校は、この春より男女共学校として新たなスタートをきりました。
これから、学園で展開する「アクティブラーニング型授業」の様子を【連載・まなびの窓】でお届けしていこうと思います。本日は、第1回として、国語の授業をレポートします。

IMG_3833

国語科 岡先生 座右の銘は「出会いを大切に」

【連載・まなびの窓】第1回は、中等教育学校1年生の国語の授業です。
担当は、岡先生。「出会いを大切に」が座右の銘のベテランの先生です。

4/19授業「インタビュー記事に学ぼう」
囲碁の井山裕太さんのインタビュー記事(朝日小学生新聞)を使った授業です。
「他者紹介スピーチ」をすることが単元目標の3時間構成の授業で、今日は2時間目。

「インタビュー記事を読み、気付いたことや考えたことを自分の言葉で説明できる」が授業のゴールでした。

桐蔭学園のアクティブラーニング型授業には、「個」→「協働」→「個」の流れがあります。

IMG_3841

インタビュー記事のQ&Aについて、役割を決めて交代で音読し、内容を確認します。

「配付されたインタビュー記事を読んで、気付いたことをノートに書き出してください。」
まず、一人ひとりが、自分の考えをワークシートにメモしていきます。

IMG_3843

「個」の活動。まずは、自分で考えをまとめて「自分なりにわかった」状態をつくります。

「グループで、お互いにどのようなことに気付いたか、意見を共有してください。」
「よいインタビュー」には、何が必要だと考えますか?」

IMG_3844

「協働」の活動。仲間の意見を聴いていると、新しいアイデアがわいてきて、話したくなります。

 

IMG_3871

「情報の共有」。グループでの話し合いで、更新された自分の意見を述べます。

自分がはじめにもっていた意見に、グループでの話し合いを経て、どのような気づきが付け足されていったのか、発表しています。

岡先生は、生徒の発表を聴いて黒板に発言の要旨をまとめていきます。
同じ教材、同じ発問でも、生徒の発言は、クラスによって違いますから、ここにライブの授業の醍醐味があります。
グループの発言を3つ、4つと拾っていくうちに、「本質」につながる言葉が出てきます。

生徒のふり返りシートの一部の紹介です。
*次回は自分たちが取材をしにいくから、相手が言いやすかったりするように配慮したりする。
*まず最初に今現在のことを聞く。自分と照らし合わせて質問してみる。未来のことなどを聞いた方がよい。
*一つは相手を敬うことです。相手に対して敬う気持ちがなければ、相手は答えたくなくなるからです。
*自分の例も挙げて質問する。相手のことだけではなく、自分のことも話す。
*良い質問。自分の例を挙げる。相手の気持ちを聞く。相手の本当のことを引き出す。

IMG_3835

ふり返り(今日の授業の気づきや学びを、自分の言葉にしていきます)

次の授業では…
「アイメッセージ I message」がテーマ。
「私は~~だと感じた・思った」という承認のメッセージについて学び、
「インタビューを受けた人が、充実感を得られるメッセージをつける」に展開していくそうです。

実は、1年生を迎えるにあたって、教員チームでも同じことを行って、学年だよりとして、生徒たちに配りました。

変化の激しい社会の中で、本当に大切なことは何か?
私たち教員も一緒に学びながら、生徒を育てていきます。

IMG_3329(2)

入学式で配布した「学年だより」第1号 先生たちによる他者紹介

###Posted at 2019-04-28 10:00:05. Edited at 2019-05-21 15:08:35.###

Web-PR03

  • 中等教育学校(男女共学)説明会Mバナー
  • 180214高校説明会(男女共学)バナー
  • 校長ブログ
  • アクティブラーニング
  • TOIN CHANNEL
  • 桐蔭学園シンフォニーホール
  • 桐蔭英語村
  • 桐蔭学園アカデミウム
「桐蔭タイムライン」とは
桐蔭学園での日々の出来事や、アクティブラーニング型授業を中心とした教育の取り組みを、リアルタイムで紹介するサイトです。また、受験生向けに入試トピックも充実した情報をお届けします。
桐蔭学園入試対策・広報部

mail koho@toin.ac.jp

TEL 045-971-1411(代表)