11/14(木)、桐蔭学園中等教育学校では教育の3つの柱の1つである探究『未来への扉』の第2回発表会が行われました。
1年生1学期のソサエティ1.0「狩猟採集社会」フィールドワーク発表会に続き、2学期のテーマはソサエティ2.0「農耕社会」・ソサエティ3.0「工業社会」です。「社会を創った偉人を調べよう」をテーマに、生徒一人ひとりが文献調査から興味を持った偉人を調べ、発表しました。
当日の様子を動画でどうぞ。
F棟体育館を会場に、生徒269名全員が一人ずつポスターセッションの発表者になりました。
スライド8枚にまとめた模造紙を作成し、5分間のプレゼンテーションを行います。6回の発表タームのうち、2回は自分が発表、4回は聴き手になります。
プレゼンテーションの後は、質問を受け付けます。思わず声を掛けたくなるような発表も多く、見ている教員もワクワクしました。
例えば、伊能忠敬について発表したある生徒は「忠敬の最後の測量旅行の際、13歳の少年に測量隊に同行したい旨、熱望された。忠敬は、日本の将来のためと考え、この少年と別の熟練メンバーを入れ替えた」というエピソードを紹介してくれました。
プレゼンテーションと質疑応答が終わると、最後にコメント用紙でフィードバックを受けます。
中等教育学校の6年間で、生徒はさまざまな世界・他者と出会い、「ありたい自分」を形づくっていきます。
自分の興味・関心を掘り下げる「みらとび」の授業は、生徒一人ひとりの中にある「こうありたい」にアクセスしながら、問題解決能力を伸ばしていくものです。
本日の発表、あっという間の2時間でしたが、12歳の生徒たちは5分話すのに精一杯でした。探究『未来への扉』は、毎年続きます。
本日は、中等教育学校1年生~5年生と高等学校1・2年生が全員参加する、学園あげての「みらとび発表会の日」でした。5年生での集大成の発表会が楽しみです。
最後に、本日参観いただいた保護者の方からのコメントを紹介します。
「いきいきと、目の前の人に表現し、伝えることの有り様を、プレゼンする生徒たちから実感できました」
「どの生徒も自信をもって、自分の言葉として発表していたのが素晴らしかった」
「和やかな雰囲気でありながら、お互いの発表を真剣に聴いている生徒たちの姿が素晴らしかったです。それぞれが調べて練り込んだ内容だからこそ、他人の発表内容にも大きく興味が持てたのでは」
保護者の皆様、ご来場ありがとうございました。
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