10月29日(木)、桐蔭学園中等教育学校では教育の3つの柱の1つである探究(未来への扉)の集大成である「みらとび発表会」が行われました。
「みらとび」とは探究の科目名「未来への扉」の愛称で、生徒も「今日はみらとびの授業があります」のように普段から使っています。
共学化2年めを迎えた中等教育学校の探究で1年生が取り組むのは「偉人探究」。「社会を創った偉人を調べよう」をテーマに、生徒一人ひとりが文献調査から興味を持った偉人を調べ、発表しました。
2年生は「未来探究」で、「未来を紐解くキーワード20」の中から自分が興味を持ったものを選び、さらに深く掘り下げて課題を設定しました。「未来を紐解くキーワード20」は
①税制 ②超高齢社会 ③臓器移植
④LGBTQ ⑤自動運転 ⑥動物虐待
⑦米軍基地 ⑧働き方改革 ⑨生物多様性
⑩新薬開発 ⑪人種差別 ⑫スマホ決済
⑬救命救急 ⑭温室効果ガス ⑮著作権
⑯核兵器 ⑰豪雨災害 ⑱都市計画
⑲食品ロス ⑳民主化
です。
発表会当日は、1・2年生が合同で発表を行いました。ある教室には1年生が8人、2年生が8人、といった形です。
発表は1人3分30秒以内。発表を終えると質疑応答に移ります。積極的に挙手をして質問をする生徒が多く、活発なやり取りが行われました。
質疑応答後は、聴いた発表について「見習いたい!」という部分を書き出します。先輩や後輩の発表を見て自分に活かせる部分を発見する、まさに主体的な学びです。
約1時間半の発表会は、発表者の熱意と聴衆の「傾聴と承認」の姿勢によって大変生き生きとしたものになりました。
最後に、生徒の「ふり返り」から印象的なコメントを紹介します。
「ほかの人の発表を見ると、『あ、もっとこうすればよかったな』と思うところがあったので、来年までに改善してもっといい発表をしたい」
「発表後の質問にもっと明確に答えられるように、質問も想定しながら調べればよかった」
「難しい内容のところは、具体例を挙げることによってわかりやすく説明できたと思います」
「発表の途中に問いかけをたくさん入れていて、聴き手を考えさせる工夫がなされていて見習いたいと思った」
「後輩とは思えないような立派な1年生がいてびっくりした」
「本質的なところをしっかり話し、さらに少し面白い話もできるとなおよかった」
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