2022年7月から、長期講座として「ファンケル神奈川SDGs講座」を高1生20名が受講し、化粧品のパッケージデザインを共同開発、商品発表会を行いました。
昨年7月に始まったファンケルの長期講座。初めのうちは生徒は緊張した様子でしたが、少しずつ活発な議論を行うことができるようになっていきました。
第1回の講座では、「SDGsに一歩踏み出す人を増やすには?」と「2030年はどのような社会になってほしいか?」をテーマに講座を受けました。生徒からは「SDGsを当たり前に」というこの講座通しての主題となるメッセージが出されました。
第2回の講座では、第1回目の講座で出たアイディアをもとに、3種類のパッケージデザイン案が提示されました。
その中から自分たちが伝えたいメッセージを伝えることができると思うデザインを投票で決め、パッケージに記載するメッセージを考えました。
デザインにも少しアイディアを出し、最終的にどのようなデザインにするのかを話し合いました。
第3回の講座では、前回話し合ったことをもとに、最終デザインを確認。その後、パッケージの側面に入れるハッシュタグを考えました。いろいろなアイディアが出され、活発な意見交換が行われました。その結果決まったハッシュタグは「#ココロのカラフル」。パッケージデザインや多様性を意識したものに決まりました。
その後、店舗での容器回収リサイクルを広めるためにどのようなことができるかグループに分かれ考えました。
第4回の講座では、第2回目の講座を受けパッケージ模型を見せていただきました。
生徒たちは自分たちのイメージしたものが実際に形になったことに喜び歓声を上げていました。また、今回から前回話し合った店舗での容器回収リサイクルを実践・宣伝するための動画づくりに入りました。まずは伝えたいメッセージを考えたのち、役割分担を行い、脚本を考えます。動画作成は思っていたより大変ということを実感していたようです。また、11月12日には学園内での広報動画を担当する生徒がファンケル関内店に伺い、学園内で容器回収をアピールするための動画撮影を行いました。
第5回の講座では、動画撮影の様子を全体でシェアしました。
その後、ファンケルと共同で動画撮影をする班は校内での撮影を行いました。ファンケルクリエイティブチームのカメラマンに撮影してもらい、編集していただきます。
生徒はカメラ前での演技に慣れておらず、なかなか難しかったようですが、出来上がったものをみるととても素晴らしい演技でした。
動画に出演する生徒以外は、その間メッセージカードの作成。
撮影後には全員でメッセージカードを持って動画の最後のメッセージを撮影しました。
第6回の講座では、2月19日(日)の商品発表会に向けて、プレゼンテーションの原稿やスライドの確認をしました。
また、たとえどんなに良いプレゼンテーションをしても、メディアの皆様に来ていただかないと取り組みを広めることができない、ということでプレスリリースの原案を話し合いました。
実際にテレビ神奈川の社員さんにもお話を伺い、どのようなプレスリリースだと人を引き付けるかを考えました。プレスリリースを見てどのくらいのメディアが来てくれるかな?
とうとう2月19日(日)当日になりました!生徒はメディアの前でのプレゼンテーションと職業体験として販売員の仕事をします。
ファンケル銀座スクエアに朝早く集まった生徒たちは、初めての銀座にドキドキしながらまずはリハーサル!最後の最後までプレゼンテーションの微調整を行います。
その後商品を販売するためにも、ファンケルの商品を体験したりしたのち、販売員として自分たちの作ったパッケージ商品をアピールします。
初めはうまく声を出せなかったり、緊張したりしてしまいましたが、少しずつ商品のよさをアピールすることができるようになりました。もちろんテレビの取材も入ります。
メディアの前でのプレゼンテーションも無事に終わりました!
思っていたより多くのメディアの方が来てくださり、生徒たちも練習の時より熱を込めてプレゼンテーションができていました。
プレゼンテーションの最後では、自分たちが一生懸命に脚本・撮影した動画が流されました。
桐蔭学園のYou Tubeチャンネルからぜひご覧ください!時間の許す限り、メディアのインタビューに答える生徒や、商品販売をする生徒もいました。
この半年間は、生徒たちは学習や部活動と両立させながら講座やそこで出される課題に取り組んできました。
忙しいと感じたこともあるようですが、それでも生徒たちにとっては貴重な経験になったことと思います。
mail koho@toin.ac.jp
TEL 045-971-1411(代表)