11月3日(木・祝)に、桐蔭学園第九の会が行われました。
この第九の会は、管弦楽団・合唱団ともに本校に在籍する生徒を主体として構成していて、これに保護者や卒業生などのご協力によって創られているのが特徴で、今年で29回目を迎えました。
今年は、管楽器・弦楽器ともにすべての楽器でオーディションを実施して演奏者を決定しました。その結果、第九の会史上初の男子生徒のコンサートマスターが誕生しました。
第九の会管弦楽団・合唱団によるベートヴェン作曲の「交響曲第九番」をメインプログラムに、学園保護者によるコーラス団体「桐響会」、学園創立50周年を記念して結成されたクラブ「混声合唱部」の発表が行われました。
Ⅰ部では、桐響会により女声合唱とピアノのための「不可思議のポレトル」―与謝野晶子の四つの詞―より、「アウギュスト」、「明日」が、女声合唱とピアノのための「くちびるに歌を」より「くちびるに歌を」が披露されました。
Ⅱ部の混声合唱部は、中島みゆき作詞作曲「糸」、合唱のためのコンポジション第10番「オンゴー・オニ」よりⅠ.Ⅲなどを歌いました。
Ⅲ部は第九の会管弦楽団・合唱団によるベートヴェン作曲の「交響曲第九番」。
指揮田部井剛、ソプラノ佐々木典子、アルト永井和子、テノール川上洋司、バリトン福島明也の各氏を迎え、管弦楽団、合唱団が一体となり、シンフォニーホール全体に荘厳な響きが広がりました
コンサートマスターを務めた中等教育学校6年生の新井康太君は、「受験勉強という時間の制約がある中で、先生方、先輩、後輩、友人たちの支えがあって素晴らしい第九を創りあげることができました。コンサートマスターという役割は自分にとってとても貴重な経験になりました。中1の時から第九に出演して、今回6年間の集大成として悔いのない第九を演奏できたことが嬉しいです」と語ってくれました。
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