中学校男子部1年生は3月8日(水)に学年行事「したまち探訪」に行ってきました。この「したまち探訪」は「探究的な学習」の一環として実施されました。
桐蔭学園では、平成28年4月から総合的な学習の時間を「探究的な学習」と位置づけ、
1 課題の設定
2 情報の収集
3 整理分析
4 まとめ・発表
という活動のサイクルで課題に対する理解を深める学習をしています。
今回は、浅草~上野エリアについて事前に調べ学習を行い、探訪におもむきました。今回は「なぜ西郷隆盛像は上野にあるのか?」「なぜ隅田川の花火大会は有名なのか?」といった教員が立てた課題に挑み、また探訪先でも自ら課題を発見し、それを解決することが生徒に課されたハードルです。
当日は上野恩賜公園の大噴水前に集合し、あいさつの後はグループごとの自由行動です。グループごとに立てた計画に基づいて行動します。
浅草寺近くで、あるグループはちんどん屋さんと遭遇し、記念撮影をしてもらいました。なんとそのちんどん屋さんの中のお一方が、桐蔭学園の卒業生とのこと! 意外な場所での出会いに一同びっくりしました。
浅草のほか、アメヤ横丁、かっぱ橋道具街、隅田川、寛永寺など、生徒たちはグループごとに思い思いの場所を訪れ、記録を取っていました。
午後からは東京国立博物館を訪問し、スクールプログラムを受講しました。スクールプログラム受講後は、現在開催中の「春日大社展」を中心に館内の展示を鑑賞しました。
生徒たちはこの後、記録をスライドにまとめ、ポスターを作成し、クラス内や学年で発表を行います。大変に充実した、学びの多い一日となりました。
このような行事では、生徒の自主性が大いに発揮されました。グループごとに訪れる場所を決め、実際に行ってみることで様々な発見があります。また、その発見を発表することで、経験を伴った知識として生徒の心に刻まれます。
今回の研修を通じて、「したまち」の文化について大きな学びを得ることができました。
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