4月26日(木)、澄み渡る青空のもと、中等教育学校前期課程の第4回運動会が行われました。前日が悪天候のため、1日順延となりましたが、抜けるような青空のもと、グラウンドに生徒たちの歓声が響きました。
中等教育学校の運動会は「生徒が作り、生徒が運営する」ことが特徴です。約半年前から実行委員たちは協議を重ねてきました。
実行委員長の深川くんは、「やって楽しい、見ても楽しい運動会」を目指したと言います。競技に参加している生徒が楽しめるのはもちろん、応援している生徒や保護者の皆様にも楽しんでいただけるような種目を考えたそうです。
この運動会の特徴は、A組~D組の4つが3学年の縦割りとなってチームを組む点です。当日は、3学年各4クラスがクラスごとに4つのチーム(A組(赤)・B組(青)・C組(黄)・D組(緑))に分かれて競いました。
今年の運動会では、午後の競技の前に「エール交換」が行われました。応援指導部さながらの声で、お互いの組の健闘を祈り、エールを送り合いました。
前日には3年生が下級生に対して応援のやり方を教えるなど、学年を越えた縦のつながりを感じさせるひとコマもありました。
競技種目の名前にも生徒の思いが込められています。1年生が毎年白熱するおなじみの「投inボール」。円の中心にいる担任の先生に向かって球を投げる、いわゆる「玉入れ」です。
2年生の競技の「満員電車」。紐を結んで地面に置き、その輪の中に何人入れるかを競う種目です。お互いの身体をぎゅっとくっつけあう姿はなかなか面白い光景でした。
各学年から代表者が出場する「宅配便リレー」は毎年盛り上がる人気種目。6つの箱を運ぶ速さを競う種目ですが、運び方は人それぞれ。3つずつに分けて運ぶ1年生がいる一方、6つまとめて持ってしまう大柄な3年生がいたり、見ても楽しい競技です。
過去の大会から行われている競技はもちろん、今回新たに行われた競技もあります。生徒会のメンバーはこの競技プログラムを考えることが一番楽しかったようです。
実行委員のメンバーが長い時間をかけて作り上げてきた今回の運動会。閉会式が終了し、実行委員たちが片づけをしている姿を見かけましたが、どの顔にも充実感が溢れていて、大きな仕事を終えた「男の顔」をしていました。
またひとつ、生徒たちは成長の階段を一段登ったことでしょう。
以下、運動会ミニフォトギャラリーをお届けします。
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