今月、高校2年・中等5年を対象に、公民科の授業で「独占禁止法教室」を行いました。N検実施と合わせて、公民科の取り組みを紹介します。
「独占禁止法教室」とは、実務経験を積んだ公正取引委員会職員の方が講師として来校し、出前授業を行ってくださるものです。
授業では、独占禁止法や公正取引委員会の役割等を分かりやすく説明してくださいます。
高校生向けの独占禁止法教室では、競争の必要性を学ぶ参加型シミュレーションゲームや公正取引委員会の模擬立入検査の寸劇を行いました。
「市場」(パソコン市場、携帯電話市場などの「しじょう」)について学ぶパートでは、生徒は「携帯電話の販売店グループ」「消費者グループ」に分かれて、市場経済では競争が大切であることを学びます。
また、過去に健全な競争を妨げる「独占」が行われた事例が紹介され、消費者の利益が失われた事実について生徒の理解が深まります。
その後、メインの内容である「公正取引委員会の役割」の部分では、消費者からの申告を得て行政調査を行い、違反のあった企業に対しては排除措置命令や課徴金納付命令を出す流れが解説されました。
最後に生徒が公正取引委員会の職員役をつとめる寸劇を行い、実際の行政調査の様子を再現して理解を深めることができました。
今回の「独占禁止法教室」を企画した公民科の吉原教諭は、「生徒たちにとって、普段教室で学んでいることが実社会とどのようにつながっているのかをイメージ出来たのではないか」と話しています。
また、11月17日(土)午後に、中学・中等1年生から高校2年・中等5年生を対象にN検(ニュース時事能力検定)が桐蔭学園を会場にして行われました。
5学年で合計100人の生徒が時事問題の検定にチャレンジしました。
ニュース時事能力検定<ニュース検定>とは、新聞やテレビのニュース報道を読み解くための「時事力」を認定するもので、「時事問題」の理解に欠かせないキーワードや、社会の仕組みと流れについての知識を1級から5級の6段階に分けて測定する唯一の検定試験です。(公式サイトより)
桐蔭学園では、数年前から継続してN検の学校受検を行っていて、時事問題に興味関心を持つ生徒たちの積極的な受検を促しています。
受検の結果は約4週間後に判明します。今から結果が楽しみです。
mail koho@toin.ac.jp
TEL 045-971-1411(代表)