11月12日(土)、13日(日)の2日間にわたって行われた「アクティブラーニング公開研究会2016」では、在校生がアクティブラーニング型授業で培った表現力を発揮する場がありました。
1日目には、シンフォニーホールで中学校男子部2年生の代表3人が、「鎌倉探索」という題で発表を行いました。自作のパワーポイント資料を使い、新しく発見したことや自分の仮説と検証結果などを発表しました。
会場には500人を超える参加者が詰めかけましたが、自分の考えをよどみなく、はっきりと話すことができました。時おりユーモアを織り込みながら堂々と発表する姿には、参加者の方々から大きな拍手が送られました。
大きな舞台で物怖じせずに発表できる度胸と、その舞台で発揮できた表現力は、まさにアクティブラーニング型授業の賜物と言えるでしょう。
2日目には、中学校男女1年生、中等教育学校1年生による「探究」の発表がありました。
「探究的な学習」とは、興味があることに関係して幅広く学び、じっくりと掘り下げていく学習です。桐蔭学園では、平成28年4月から総合的な学習の時間を「探究的な学習」と位置づけ、課題の設定、情報収集、整理分析、まとめ・発表に必要なスキルを週に1時間学んできました。
シンフォニーホールでのシンポジウムの後に行われたランチセッションで、各教室2人の1年生が発表を行いました。4月からの探究的な学習で身につけたスキルを活かし大人の参加者の前で堂々と自分の考えを披露することができました。例えば中等教育学校1年生は、日本の伝統工芸についての調査結果の発表を行いました。
大きな舞台を経験し、達成感を味わうことで、生徒たちは大きく成長していきます。生徒が主体的に表現をする力を身につけることは、桐蔭学園のアクティブラーニング型授業での目的のひとつです。
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