中等教育学校1年生は6月26日(月)から27日(火)にかけて、1泊2日で富士山麓の山中湖へ校外宿泊研修へ行きました。
校外宿泊研修は、生徒たちが集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を養うことや親睦を深めることを目的として行っています。
今年のテーマは「心の力」です。生徒ひとりひとりが宿泊研修を実り多いものとするべく、お互いに心を通じ合わせて様々な活動に臨みました。
初日は朝学校に集合し、バスで山梨県へ向かいます。最初の目的地は富士山レーダードーム館。レーダードームの実物や、観測がどのように行われているかなど、分かりやすい展示で生徒たちは富士山の気象などに関する知識を得ることができました。
5月の富士山を体感する、強風が送られる-21℃の部屋も体験することができました。
天候も少し心配されましたが、無事に明神山へハイキングを実施することもできました。明神山は標高1291m、眼下に山中湖を見下ろし霊峰富士を望むパワースポットです。
途中、かなり傾斜のきつい山道を登り、やっとの思いで山頂に到着しました。パノラマ台からは、綺麗な景色を見ることができました。
ゴミを拾いながら下山してくる生徒もいて、先生たちも感心していました。彼らの行いのおかげでしょうか、下山中に富士山の姿を拝むことができました。
夕食後は宿舎内で行事「絶体絶命」を行いました。他のクラスとクイズで競うゲームで、大いに盛り上がっていました。
2日目は体育館でドッジボールをしました。球技になると生徒たちは元気いっぱい。体を動かしておなかをすかせた後は、カレー作りです。班員の力を合わせて飯盒炊爨でご飯を作ります。
このような協働作業での「役割分担」はとても大切。自分の役割をきちっと果たしたうえで、お互い助けあうことができたでしょうか。カレーを食べている時はみんな笑顔で大満足でした。
桐蔭学園では、このような宿泊行事は伝統的に生徒のリーダーグループによって運営されます。行事や食事の際に生徒誘導したり指示を出したりする役割を担います。
安井学年主任は今回の宿泊研修の総括として「閉校式ではサブリーダーから宿舎の方へ立派な挨拶がありました。その後リーダー・チーフや校外宿泊研修委員に対して学年全員からあたたかな拍手がありました。室長も含めて、『リーダー』の役割は大きな責任を伴うものです。今回そうした役割を経験できた生徒達は、ぜひそれぞれが得た『何か』をしっかり確認してほしいと願っています。今回の校外宿泊研修は17期生の宿泊行事のキックオフです。ぜひ今後もこうした重要な役割に進んで手を挙げる、そうした集団に育ってほしいと心から思います」と話しています。
校外宿泊研修を通して、生徒たちはそれぞれの成長に繋がるきっかけをつかめたことでしょう。
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