役割演技1
教育活動報告
2019.11.12 (火)

中等教育学校の教室から ~道徳の授業~

桐蔭学園中等教育学校での道徳授業のひとコマをご紹介します。
 今年4月に男女共学化した桐蔭学園中等教育学校。
 週1時間ある「道徳」の授業は、学年のデザインシートに従って全クラスが一斉に行なっています。今週行なった授業はこのようなものでした。
1.教科書の関連教材を読む。「バスの運転手さんの優しさに誘発されて『私』も自然と高齢者に席を譲れ、『このバスにずっと乗っていたい』と思った」という話です。
2.本校生とバスに乗り合わせた一般の方に「このバスにずっと乗っていたい」と思ってもらうにはどうしたらいい? という課題を提示しました。
3.まずは実現可能性を考えずに1人で書き出してみよう!
4.4人が「案」を持ち寄り、Aすぐにできる、B努力すれば可能性あり、C現実的には難しい に分類するグループワークをしました。
生徒たちの多くは、田園都市線・小田急線・ブルーラインの各駅から路線バスを利用して通学しています。彼らにとって大変身近なテーマでもあるわけです。
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社会生活指導やHRの場面では「~をしてはいけない」という方向からの指導がつい多くなりがちですが、道徳の時間なので角度を変えて、実現可能性を度外視した「理想」を考えてもらったところ、生徒たちから以下のようなコメントが寄せられました。
・乗り合わせた人たちの肩をもむ。(実現可能性低いが)
・自分のスペースを多くとらない。
・笑顔であいさつ。お願いします。ありがとうございました。
・あたたかい雰囲気の作り方というのはバスだけでなくても活かせることだと思うので公共の場のルールをよりよくしていきたいと思った。
・友達がうるさいときは「うるさい」とちゃんと注意する。
・少しの声量で楽しそうに話す。
・話しかけられた時の笑顔の対応。
・運転手さんとのコミュニケーション。
・混んできたら後ろの方につめる。
・バッグを前にかかえたり床においたり、一人でも多くの人が乗れるようにする。困っている人がいたら声を気軽にかけられるようなバス。
・下りる人がいたときに通路をすぐあける。
・バスの中でスマホゲームばっかりしているんじゃなくて、本を読んだりなごやかなバス。
・たくさん桐蔭生が乗っているけど静かなバス。
・悪口を言わない。
・だらしない座り方はしない。
・バス内で多少は楽しんでもよいけれど、声の大きさは大きすぎず、でも楽しんで話してよい。
・何かをとっさに言われた時の反応が大事。
・同じ本を読んでいたとして、その本のことについて話し合っている。(←どういう中学生が大人から好感をもたれるかという「メタ認知」ができている生徒ですね!)
また4.に関しては、或る組の一例は以下のようなものとなりました。
A(すぐにできる)
・かばんをじゃまにならないところに置く。
・運転手さんにあいさつする。
・席をゆずる。
・静かにする。
・会話するなら周りに迷惑をかけない程度。
・奥につめる。
・移動しない。
・つかまる。
・ゆずり合う。
B(努力すれば可能性あり)
・スマホではなく本を読む。
・下品なことを言わない。
・ゲームをしない。
・少しの声量で楽しく話す。
(「片手を空け何かにつかまる」をこの項に入れている班もありました。これが「Aすぐにできる」でないというのが、子どもたちの実感なのでしょうか)
C(現実的には難しい)
・スマホを使わない。
・まったく話さない。
・歌わない。(←大人には謎でしょうが)
・全員仲良く笑顔。
・バス内の全員と友達になる。
・一般客にお菓子を配る。
・初対面の人に積極的に会話をしたり、親しくなる。
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また、別のクラスではデザインシートを応用して、役割演技で「公共の場でのふるまい」を学んでもらったようです。
役割演技1 役割演技2

学年生徒の「ふり返り」より
・皆思っていることは同じなんだなと思った。
・今日の授業をきっかけに少しでもバスに乗る人みんなが心地よく温かい雰囲気になれるように意識していきたい。
・考えれば思いつくものでも、実行できないことが多い。「公共」ということを忘れないようにする。
・「ありがとう」と言うことや、ゆずるという行動は、周りの状況を理解できる広い視野が必要だなと思った。

###Posted at 2019-11-12 17:01:13. Edited at 2019-11-13 14:27:38.###

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