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校長インタビュー
2017.04.14 (金)

2017年4月 岡田直哉新校長 就任インタビューvol.2

2017年4月、桐蔭学園中学校・高等学校・中等教育学校の第4代校長に岡田直哉が就任しました。就任にあたり、桐蔭学園の教育方針や創立50周年の「次の50年」に向けての取り組みなど、3回にわたるインタビュー、今回はVol.2をお届けします。

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2017年4月、桐蔭学園中学校・高等学校・中等教育学校の第4代校長に岡田直哉が就任しました。就任にあたり、桐蔭学園の教育方針や創立50周年の「次の50年」に向けての取り組みなど、3回にわたるインタビュー、今回はVol.2をお届けします。

 

―アクティブラーニング型授業の推進について

2014年に創立50周年を迎えて、新しいビジョンを掲げました。「自ら考え判断し、そして行動できる生徒たちを育成しよう」というものです。桐蔭次の50年を見据えたときに、柱となる理念です。

これを達成するために何から手をつけたらいいだろうかと考えたときに、学びの中心である授業から変えていこうということになりました。そしてこの理念に一番合致しているものとして「アクティブラーニング型授業」の導入を図りました。本校ではアクティブラーニングと言わず、アクティブラーニング型授業と言っていることが特徴です。

簡単に言うと、授業全てをアクティブラーニングにするというわけではないということです。従来重視してきた知識・技能というものをしっかりと身に付け、その上でアクティブラーニングを行います。

たとえば50分の授業の内の30~40分は講義型の授業でも構わない、知識・技能を身に付けた上でのアクティブラーニングを実践していことう理念のもとでのネーミングと考えてください。

 

―アクティブラーニング型授業(以下AL型授業)と生徒たちの反応は

IMG_6395以前と比べて、私が思っていた以上に生徒たちは能動的に問題に対して考えるようになり始めたと実感しています。たとえば、講義100%の授業のとき生徒は完全に受け身です。そして受け身の授業の中の最後に「じゃあ君どう思う?」と尋ねてもほとんど答えらしい答えが返ってこない。

先生もそれに対してもっと突っ込んだ質問をするかといえばしないし、能動的な答えが返ってくるまで何か工夫してみるかと言えばそれもしない。面白い答えが返ってこなかったとしても、そこまでで済ませてしまう、ということがありました。

AL型授業を導入してからは、生徒が自分の答えや考えを人前で発表すること、いわゆるプレゼンテーションすることに関して非常に積極的になり、無理なくそれが行えるようになったということが一番大きな実感です。授業以外のウインターキャンプや修学旅行の活動でもこのAL型授業の成果が現れてきています。生徒が能動的に物事をアウトプットできるようになってきたのです。

 

―積極的な生徒にはALはいいが、そうでない生徒にはどうか

実際得意な子、苦手な子がいるのは当たり前です。でもALが苦手な子はそのままでいいのか、つまりアウトプットしなくてもいいのかと言えば、そうではありません。

AL型授業というのは、生徒たちが社会に出たときに、いかに力強く地に足をつけて歩んでいけるかということを目標にしたものなので、社会においてアウトプットの能力がますます求められていく以上、AL型授業を通して、そういった力は身に付けていかなければなりません。

とはいえ、やはり個人差はあるので、得意な子が苦手な子のサポートをしていくという協働性を発揮することで、少しでも引き上げていこうという工夫は必要です。

 

―アクティブラーニング型授業を推進する先生たちの変化は

桐蔭学園の教員文化をちょっとネガティブに言うと、先生一人ひとりが自分の世界を作り上げていてそれで完結してしまっている、というような面があったと思うのですけれども、AL型授業の展開を図ってからその教員文化がかなり変わってきているという手ごたえがあります。

具体的に言うと、たとえば国語科の先生と英語科の先生あるいは社会科の先生が授業に関して色々な情報交換をする、授業のやり方に関してお互いが学び合う、といった教員の学びの場が学内の中のいろんなところで展開され始めています。

AL型授業に関しての研修も行っていますが、自分たちが自主的に研修する場、日常的に話し合いをする場が増えています。これが我々にとって一番変わったところで、その牽引役を担っているのがAL推進委員の先生方です。新しい桐蔭の教員文化がそういった形で今出来つつあると実感しています。これは大変喜ばしいことです。IMG_6327

自分の授業を見せるというのはちょっと抵抗があるものなのですが、AL推進委員の先生方が外部から見学に来られた方々に授業を公開し、そこに我々内部の教員も参加させてもらって授業を見る、という機会が増えています。

 

―2020年に大学入試が大きく変わります

2020年の大学入試から記述型が増えるということがまず一つあります。ですからアウトプットする際の自分の表現力が試される、ということは大きいと思います。そして今私立大学の定員の半分以上はAOや推薦入試で入学している、国立大学は15%ぐらいですが、2020年の国立大学の定員30%がAOや推薦入試になってくると言われています。

つまり日本の大学入試が、今までのような知識・技能を見るペーパーだけによる選抜という形が必ずしもメジャーではなくなるという時代に突入するのが2020年です。桐蔭学園のAL型授業はもちろん知識・技能の習得にも対応できますが、それ以上のところ、たとえば推薦入試やAO入試に向けても、AL型授業というのは非常に有効です。

我々の目標は大学入試の先にある社会とどれだけ繋がっていけるかということです。AL型授業はその通過点である2020年の大学入試改革にも十分対応できるものです。

 

(Vol.3に続きます)

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###Posted at 2017-04-14 16:00:58. Original.No Edited.###


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