今日紹介するのは「ニルスのふしぎな旅」です。書いた人はセルマ・ラーゲルレーフさんで、舞台はスウェーデンです。
ニルスという男の子はとってもいたずらものでした。なまけもので、お手伝いや勉強は大嫌いです。ところがある日、小人にいたずらをしようとして、仕返しに小人にされてしまいます。そしてニルスは今にも飛び上がろうとするガチョウのモルテンの首につかまり、そのまま大空へ飛び立ちます。モルテンとともにスウェーデン中を大冒険する、ニルスの成長物語です。
実はこのお話は、スウェーデンの子どもたちに国の地理や風土を伝えるために書かれたお話です。ですから、読んでいるうちにスウェーデンのことがよくわかるように書かれています。
お話を書いたラーゲルレーフさんはノーベル文学賞も受賞しているすごい人なので、読んだことがない人はぜひ読んでみてくださいね!
月別アーカイブ: 2020年8月
夏休み名作紹介2
名作紹介第2回の今日は「赤毛のアン」のご紹介です!
アンが住むのはカナダのプリンスエドワード島にあるアボンリーという町です。このお話はアンの魅力的な性格もありますし、話自体の面白さ、そしてアンのその後もたくさん書かれていて読みごたえがある、などのいろいろな理由で人気なのですが、人気の理由の一つにプリンスエドワード島の素晴らしい様子がよくわかることもあります。
作者のルーシー・M・モンゴメリが実際にこの島に住んでいたので、島の様子などが本当に目に浮かぶように書かれています。カナダ旅行に行くとこのプリンスエドワード島に行くツアーなどもあって、アンの住んでいた家を再現したところなどを見学できます。
おいしそうな食べ物もたくさん出てきますよ。1巻に出てくる「いちご水」なんて、自分でもすぐに作れますが、なかなか日本では飲むことがないものです。
ぜひこの本を読んで、プリンスエドワード島に行った気持ちになってくださいね!
シリーズでたくさん出ていて、最初は子どもだったアンがどんどん成長していきますよ!
夏休み名作紹介1
今日からの夏休み期間の平日は、名作を1作品ずつご紹介します。できるだけ読むとその国や場所に行った気持ちになれるような本を紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね!
第1回の今日紹介するのは、「シャーロックホームズ」シリーズです!
読んだことがない人でも、名前は知っているのではないでしょうか。いわずと知れた名探偵ですね!作者はアーサー・コナン・ドイルさんです。あの有名な「真実はいつも一つ!」の探偵の名前の元ネタにもなっているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
ちなみにホームズが住んでいるのはロンドンのベーカー街というところ。こちらもなんだか聞き覚えが……。ベーカー・・・ベイカー・・・ベイカ・・・べいか。そう、さきほどの「真実はいつも一つ!」の探偵さんの住んでいる町ですね。
「シャーロックホームズ」シリーズは、推理小説の中でも格段の人気を誇り、世界中でとても多くの人に読み続けられています。シャーロックホームズファンのことを「シャーロキアン」と言って、世界中にホームズのファンクラブがあります。
推理小説が好きな人もそうでない人も、ぜひ一度は読んでみてくださいね。シリーズでたくさんの話があるので、好きそうな話から読んでみるのもよいですし順番に読むのもよいでしょう!
面白いと思った人は日本の推理小説の代表作、「少年探偵団」シリーズも読んでみてね!こちらを書いたのは江戸川乱歩(えどがわらんぽ)です。江戸川・・・・・・これも聞き覚えが・・・