先生インタビュー③

今日は、3人目の先生インタビューです。今日は、図工科の神山先生がインタビューに答えてくれました!どんな本を紹介してくれるか、楽しみですね!

<先生へインタビュー!>
Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。

神山素来(かみやま そら)
3年2組副担任
3年・6年図工担当

Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?

●木工作=先生の1番の専門は「陶芸」なのですが、実は最近は「木」をつかった作品をつくっています。石故先生にも依頼をうけて、図書室の返却箱も新たにつくりました。 電動工具でどんどん作業をしていくのが楽しいので、次は何をつくろうかなぁと考え中です。
●ラジオ=高校生、大学生の頃もラジオが大好きで、朝から晩までラジオを聴いているような日もあったぐらいです。最近また、ラジオを聴く機会が増えてきました。最近はインターネットをつかって一般の人もラジオを配信できるので、色々なものを聞いています。

Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?

●『日本一短い母への手紙』
福井県丸岡町という町が企画し「母への手紙」というテーマで全国から寄せられた作品から選抜された作品が掲載されています。日本語の美しさが心に残る一冊です。
●『磯野家の謎』
あのサザエさんにまつわる謎を徹底的に解説した本です。とてもマニアック、そんなこと普通は気にしないよ!と思うようなことまで詳しく書かれています。サザエさん好きにはオススメの一冊です。

Q4 最近読んだ本で面白かった本は?

●『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』
スマホゲームのヒットを重ね、わずか10年で大企業に成長した会社「アカツキ」の社長による会社の成長の記録です。いくつもの困難を乗り越え、いまではスマホゲーム以外にも横浜駅に隣接した「アソビル」などのエンターテイメント施設も運営するようになっていく過程が克明に描かれています。ゲームであっても、実際の施設でも、人を楽しませるためにはどんなことを大切にしてく必要があるのか、とても参考になる一冊でした。

Q5 各テーマのおススメの本は?

 読んだら元気が出る本
『ジェネラルルージュの凱旋』(海堂尊)
半沢直樹でおなじみ? 堺雅人さん主演で映画化もされた医療系の物語です。とある大学病院 の救急救命センターのセンター長が主人公となり、病院内 で次々と起こる事件を解決したり、大きな災害が発生し、次々と運び込まれてくる患者を相手に奮闘する様子がテンポよく描かれています。たくさん苦しみながらも戦っていく主人公がカッコいい一冊です。

 「仲間を大事にしたくなる本」
『虹色のチョーク』
学校で毎日使っているあのチョーク、どのような会社が作っているかみなさんは知っていますか?今では数少なくなった国産チョークメーカーの1つ、日本理化学工業株式会社さんの会社の物語です。どうして仲間を大事にしたくなるのかは、ぜひ読んでみてください。学校が再開した時、チョークを大切にしたくなる1冊です。

 「おいしそうな食べ物が出てくる本」
『将太の寿司』
漫画です。職人になる(ひとつのことをやりつづける)ってとても苦しく、でもとても素晴らしいことなんだということを主人公が教えてくれます。そして、なによりもお寿司に関する知識がたくさん学べるので、お寿司屋さんに行くのが楽しくなります。

 「絵や音楽に触れたくなる本」
『THE ART OF Ponyo on the Cliff 』(ジブリTHE ARTシリーズ)
作品を見たことがある人もたくさんいると思いますが、ジブリ映画の名作のひとつ「崖の上のポニョ」の原画&設定集です。この本は、「ポニョ」のあらすじはほとんど書かれておらず、たくさんの制作スタッフがどのようにして映画をつくっているか、映画制作の裏側がおさめられています。一番最初に紙と鉛筆でキャラクターを描く人、登場人物や風景に1つずつ色をつけていく人、パソコン上でより綺麗 に仕上げをしていく人などとても多くの人が関わって、1本の 映画ができていることがよくわかります。高学年の人であれば文章もしっかり読めると思いますし、低学年の人もながめているだけで幸せになれる一冊です。

 「文字が少ない本」
『GIONGO GITAIGOJ“ISHO(ぎおんごぎたいごじしょ)』
擬音語や擬態語(オノマトペ)だけがたくさんのっている「辞書」です。辞書と言っても、普通の国語辞典のように字でうめつくされてはいません。例えば、「きらきら」というオノマトペがあったら「きらきら」の様子を、独特の文章と「イラスト」で表現しています。
私が最も尊敬するアートディレクター森本千絵さんがプロジェクトに関わっており、大塚いちおさんというイラストレーターが絵を担当しています。大塚さんは、Eテレ「みいつけた!」に登場するサボさんやコッシーを描いた方です。
短い言葉から、とてもたくさんのイメージがひろがっていく人間の発想力の素晴らしさを感じることができる1冊です。

Q6 みんなに向けて一言をお願いします。
先生は、文字がたくさんの本もたくさん読んできましたが、それと同じぐらいイラスト集や写真集も見てきました。最近はタブレットで本が読めるようになってきましたが、イラストや写真は、きれいに印刷された本のほうが美しく表現できると私は思っています。図書館や本屋さんに行ける日が戻ってきたら、そういった本にもたくさん親しんでもらえればと思います。