今日は体育科の赤尾先生がインタビューに答えてくれました。体を動かしたくなる本をたくさん紹介してくれています。運動好きの人はぜひ紹介されている本を読んでみてくださいね!
<先生へインタビュー>
Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。
赤尾 大地(あかお だいち) 4年1組副担任 3,4年体育担当
Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?
①ランニングです。長い距離を走ることに挑戦しています。ゆくゆくはフルマラソンの大会に出場して完走したいと思っています!
②広いお風呂(スーパー銭湯)に行くことです。大きいお風呂に入ると気分がリフレッシュして、また頑張ろうという気持ちになれます。
③BBQ(バーベキュー)です。自粛期間中にBBQセットを購入し、自宅の庭でやるようになりました。炭火で焼いたお肉や野菜は最高においしいですよ!
Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?
『大どろぼうホッツェンプロッツ』オトフリート・プロイスラー
先生が小学校4年生くらいのときに読んだ本です。早く物語の続きが読みたくて、朝早起きして読むほどでした。主人公たち(カスパールとゼッペル)とホッツェンプロッツの知恵比べにドキドキハラハラする物語です。ドイツのお話なので、物語のなかにおいしそうなドイツ料理がたくさん出てくるところも見どころです。シリーズは全部で3冊あるので、1冊読み終わったらすぐ次の1冊が読みたくなる本です。
Q4 最近読んだ本で面白かった本は?
『走って、悩んで、見つけたこと。』大迫傑
東京オリンピックで男子マラソンの選手に内定している大迫選手が書いた一冊。大迫選手がなぜマラソンを走るのかについて自分の想いを熱く語っています。「トラック競技においてフィジカルが占める割合は約80%、それがマラソンになるとフィジカルが60%、メンタルが40%くらいの感覚になります。」という文章にもあるように、大迫選手はマラソンにおいてメンタル面を大切にして、練習や大会に取り組んでいます。気持ちを強くもつことの大切さを感じることができる一冊です。
Q5 各テーマのおススメの本は?
体を動かしたくなる本
『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
とある高校の陸上部のメンバーが、大会上位進出を目指して努力していく物語。4継(100m×4人のリレー)でバトンをつなぐという素晴らしさを教えてくれる本です。思わず、全力で走って誰かにバトンを渡したくなるようなそんな作品です。リレーをとおした登場人物のやりとりにも引き込まれます。全3冊。テレビドラマにもなった小説です。
『バッテリー』あさのあつこ
主人公の原田巧(ピッチャー)が、同級生の永倉豪(キャッチャー)に出会い、人間として成長していく物語。野球のキャッチボールや投球シーンがたくさん出てくるので、野球をしたくなること間違いなしです。ただ、それ以上に主人公の心の動きに注目して読み進めていくと非常に面白い1冊です。全6冊。映画の作品もありますよ。
『武士道シックスティーン』誉田哲也
剣道をとおして、2人の対照的な女子高校生を描いている物語。目次の題名ごとに、描かれる視点が変わるところが面白いです。スポーツでは「勝ち負け」がすべてではなく、「好き」になることの大切さを、物語をとおして教えてくれています。続編に『武士道セブンティーン』『武士道エイティーン』『武士道ジェネレーション』があります。映画化もされています。
『まっしょうめん』あさだりん
お父さんのちょっとしたお願いから剣道を始めることになった主人公の成美が、剣道を続けていくにつれ、相手とまっしょうめんから真剣に向き合うことの大切さを感じていく物語。剣道をしている人もしていない人も、相手や物事と向き合うことの大切さを感じることができる内容です。相手や物事に真剣に立ち向かっていく姿って素敵ですよね。続編もあり、全3冊です。
Q6 みんなに向けて一言をお願いします。
先生は体育の先生なので、「体を動かしたくなる本」についてたくさん紹介してみました。紹介した本以外にも、スポーツを題材にした小説はたくさんあります。どの本も読み進めていくと、その小説の世界にワープした感覚になって、登場人物たちと一緒にスポーツをしてみたいなという気持ちになります。先生は大学生まで剣道をやっていたので、「武士道シックスティーン」や「まっしょうめん」といった剣道を題材にした小説も取り上げてみました。まずは、自分の好きなスポーツの小説から読んでみるのが面白いと思います。また、ドラマや映画になっている作品も多いので、映像でも楽しんでみてください。