12/18(火)に中等前期で、12/20(木)には中学女子部で「合唱コンクール」が行われました。1年生~3年生の各クラスが、その技術力と表現力を競うこのコンクール。クラスの団結力が試されます。
中等前期は、どのクラスもしっかりと練習してきたことをうかがわせる出来ばえでした。1年生、毎年「声変わり前」の生徒と「後」の生徒が混在して、独特のサウンドを醸しだしてくれます。2年生ではD組がFUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」を、野球の格好をして披露してくれました(下の写真)。第92回夏の高校野球の応援ソングに起用された曲です。3年生、まさに「見事」の一言。良く声が出ており、この日に向けて高い意識で臨んだことが伝わってきました。
中学女子部は、各クラスとも大変丁寧に歌っていたのが印象的です。初めてのコンクールとなった1年生。最初はなかなか勝手がわからず、苦労も多かったことと思いますが、本番ではすばらしい歌声を披露してくれました。優勝したA組は、前日に女子部校舎のさまざまなところに出没し、突発的に「ライブ」を行って当日に備えたとか。2年生は4クラスそれぞれの一体感が見事です。「1年間でこれだけ成長するのだなぁ」というのが実感です。そして3年生。所用のため、残念ながら動画での視聴となりましたが、そのクオリティーの高さは十分に伝わってきました。
クラス全員での合唱は、それを創り上げる過程でさまざまな「ドラマ」があります。個人間での意識の違い、それによる葛藤等々…。しかし、それらを乗り越えたのがこのステージ上の姿なのです。あるいは、このステージを経てはじめて乗り越えられるものなのかもしれません。馴れ合いではない、真の協調性というものは、このようにして生まれるのだと思います。