月別アーカイブ: 2017年4月

中学校女子部1年 校外宿泊研修

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本日(4/14)、中学校女子部1年生たちが校外宿泊研修へと出発しました。1泊2日の行程です。

 8:20HR教室に集合、開校式を行ったのち、いよいよバスへ。写真はバスへと移動する様子です。

 本日の予定は、千葉県・マザー牧場でグループごとの飯盒炊爨&カレーライス作り、その後園内を散策してから、宿泊地である南房総市の「ホテルリゾートIN白浜」に向かうというものです。

 入学してからわずか10日後に行うこの行事、新しい仲間たちとの親睦を図ることはもちろん、これから6年間にわたる集団生活のルールを学び、協働性への目を開いていくことが目的です。

 そのことをふまえ、生徒たちには次のような目標を示しています。

「友達101人できるかな?」(注・この学年の生徒は全部で102人います)

  1. 挨拶しよう~笑顔で相手を見て誰にでも
  2. 時間を守ろう~集団行動時は5分前精神で
  3. 協力しよう~新しい仲間と声をかけ合って

見送りに出た私に、生徒たちは早速元気の良い挨拶をしてくれました。

明日は佐倉市の国立歴史民族博物館を見学したのち、帰途につきます。

 

 

自然にALに慣れる

「授業開始に向けた決意」ペアワーク「授業開始に向けた決意」発表

本校では2015年度より、本格的にアクティブラーニング(AL)型授業を導入しています。この年の新入学年から段階的に導入し、今年で3年目、完成年度を迎えました。

中学校男子部1年生と中等教育学校1年生は、いよいよ本日から通常授業スタートです。これに向け、オリエンテーション期間には、各学年ごとに準備のためのさまざまなプログラムを展開してきました。プログラムのテーマは「自然にALに慣れる」。写真は、昨日中等1年生で行われた「授業開始に向けた決意」に関するワークの様子です。

本校のAL型授業では「個⇒協働⇒個」という流れを重視しています。最初の「個」はいわゆる知識をインプットするためのステージ。従来の講義などもこれに該当します。次の「協働」ではその知識をもとにペアワーク・グループワーク・発表等を行って相互に考えを共有、最後はもう一度「個」に戻って自己成果を確認します。

昨日のワークでは、まずは教員から「知識がなければ考えられないことがたくさんある」「私たちの今の学ぶ環境は非常に恵まれている」というエピソードを紹介。その上で生徒たちに考えてもらいました。

発表の場面では、各クラス一人ずつを乱数で指名。代表となった生徒たちは150人を前にしてさぞかし緊張したことでしょう。

本校の新ビジョン「自ら考え判断し行動できる子どもたちの育成」は、このようにしてスタートするのです。

 

学園の桜を見て

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今年も学園内の桜が美しく咲いています。

 「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」という在原業平が詠んだ歌を思い出さずにはいられない日々です。特に昨日のように一日中雨が降り続き、風も強く吹いていたりするとなおさらです。

 いわゆる「桜の名所」の桜もたしかに美しいのですが、私は普段見慣れているところに咲く桜にこそ魅力を感じます。その桜が他の季節に見せる別の「顔」を知っているからです。

 美しい花をつけているのはわずかな間、その後花は散り、葉桜となります。やがて葉が枯れ落ち、冬にはごつごつした枝だけの姿となります。この周期を見ているからこそ、満開の桜がひときわ美しく感じられるのです。

 生徒も同じです。クラブ活動の大会や課外活動で成果をあげた生徒たち、あるいは大学受験で希望を叶えた生徒たちは本当に輝いています。私たち教員は、彼ら彼女らがそこに至るまでにどれだけ努力を重ねてきたかを知っています。だからこそ感じることのできる輝きなのだと思います。

 

鈴木邦彦先生撮影による「月と星の写真展」開始

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本日(4/11)より高校男子部校舎図書館にて、鈴木邦彦先生(高校2年所属・物理科)が撮影した「月と星の写真展」が始まりました。図書館入口の展示スペースを利用したものです。

展示中の月の写真は「63回青少年読書感想文全国コンクール 中学校の部」の課題図書にも選ばれている『月はぼくらの宇宙港』(佐伯和人)に、撮影者名入りで掲載されています。

鈴木先生は、この2月には地学科とコラボして、宵の明星を望遠鏡で観察する「金星観察会」を企画、放課後(17:3018:30)の最も金星の形がきれいに見える時間帯に実施しました。

このときは部活帰りの生徒などが次々に参加し、大盛況となりました。4日間で、なんと延べ400名以上の生徒が参加したそうです。

今回の「写真展」にも多くの生徒が訪れてくれると嬉しいことです。

 

入学式で「三つの約束」

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この4月より、新しく校長に就任いたしました岡田直哉です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 こちらのブログでは、学園の日々の様子や、私が感じること・思うことなどを発信していきますので、どうかお付き合いください。

さて、さる4月6日(木)・7日(金)に、学園各校で入学式が挙行されました。私が校長告辞の中で強調したことは、新入生の皆さんに次の「三つの約束」を果たしてもらうことです。

  1. 他者を認めること、敬うこと。
  2. 自分を磨くこと、高めること。
  3. 夢を追うこと、夢を語れる情熱を持ち続けること。

「これから始まる新しい生活の中で道に迷うことがあったら、ぜひともこの三つの約束を思い出してほしい。きっと、何らかのヒントが得られるはずだから」と語りかけました。

 ひとつ、嬉しいことがありました。

 高校男子部の式でのことです。冒頭での国歌斉唱、続く新入学者発表の呼名の際、生徒たちが本当に大きな声を出してくれるのです。呼名の際の「はい」という返事は、少々「やりすぎ」の生徒もいましたが、それを含めて大変エネルギーを持った新入生たちだな、と感じました。

 そこで、呼名が終わったあとの校長告辞の中で、先ほどの「三つの約束」を強調した上でこのように語りかけてみました。

「この三つの約束を果たしていこうと思える人は、式の最後に歌う学園歌をぜひ大きな声で歌ってほしい。自分自身への決意表明として」。

果たして学園歌の出来栄えは──圧巻でした。私の知る限り、もっとも力強く、美しい入学式での学園歌斉唱となりました。式後、同様の感想を口にする教員が少なからずいたことを考えると、あながち的外れでもないようです。

彼らのエネルギーを大切にしていきたいと思います。