1/11(土)、「みらとび代表発表会」が行われました。
さる11/12(火)、高校2年・中等5年の全生徒が各自の探究テーマに関して中間発表をする「みらとび発表会」が開催されましたが、そのうち各ゼミから推薦され、さらに検討して選抜された代表生徒8名による発表会です。
司会は実行委員の2人が務めてくれました。
関野映理さん(高2)による「確実なおみくじの攪拌方法」。回転のさせ方、容器の大きさ、おみくじの材質等から最も分散しやすい方法について考察しました。
島田 葵さん(高2)による「休日最終日の憂鬱を減らすには」。いわゆるブルーマンデーになりにくい休日の過ごし方について、おもに運動、睡眠の両面から考えました。
高平葵乃さん(高2)による「まぢンコの世界へ」。ミジンコと光の関係についてさまざまな実験を行い、その結果について発表しました。ミジンコへの愛情に溢れた発表でした。
伊藤晴香さん(高2)による「英文に返点は通用するのか?」。文法の構造が似ている英文と漢文を比較し、英文を漢文的に読むことの可能性について考察しました。
前田亜莉紗さん(高2)による「新記録はなぜ出るのか」。水泳において筋力、柔軟性、身長体重の重要性をふまえ、タイムを向上させるのに必要な条件について考察しました。
岩村 昊さん(高2)による「『能登半島地震の現場で見た現実』から考える地震対策」。震災に見舞われた能登半島へ実際に出向き、現地の方々への取材をもとに地震対策について考察しました。
大礒優一さん(等5)による「学校の iPad はどうあるべきか」。1人1台端末における問題点を指摘した上で、生徒が主体となって使い方を議論していくことを提言しました。
山下苺依さん(等5)による「なぜ私たちは”キモイ”に可愛さを見出すのか」。いわゆる「キモ可愛い」と感じる境界線を、主体の年齢とその対象に触れた時間の長さとの関係から考察しました。
それぞれの発表後は、グループワークで議論を深めます。
質疑応答も活発に行われていました。
これからの社会では、自分で問題解決していく力が不可欠です。桐蔭学園の探究(=「未来への扉」~略して「みらとび」)は、「アクティブラーニング型授業」「キャリア教育」とならび、学園が掲げる学びの3つの柱のうちの一つとなっています。
「みらとび」は、自ら設定した課題に対し、情報を整理・分析し、問題を解決する力を身につけることを目的としています。この授業によって、未来への扉を開いてほしいという願いから「未来への扉」と名づけたのです。
まずは身近な関心あるテーマに着眼し、「なぜ」と問いかけることを大切にしています。そのことを実感する機会となりました。