3/9(土)、3/10(日)の両日、小学部の送別音楽会が開催されました。6年生の卒業を祝い、小学部の全学年がこの日のために準備をしてきました。40年以上つづく、歴史ある行事です。
私(岡田)は初日にうかがいました。
仕事の都合で6年生の合唱から鑑賞。曲は、少年少女の合唱組曲「きっと ほんとは みんな」より《学校へ行きたい》です。
難民キャンプの様子を伝えるテレビニュースでは、救援物資に並ぶ子どもたちの姿が。「今、何がしたい?」との問いかけに、「学校へ行きたい」との答え。これを見た10歳の「わたし」の「心のさざ波」を歌った曲です。
卒業生たちの見事な表現力に、こちらの心が震えました。
次は合唱団による「さくらさくら」「若返りの水」の2曲です。
休憩をはさみ、プログラムはいよいよ佳境に入ります。鼓笛隊による吹奏楽曲の演奏です。1曲目は「カルメン組曲」。
そして2曲目の「U.S.A」ではノリノリのパフォーマンスを見せてくれました。
サビの「カモン・ベイビー・アメリカ」のところでは、客席のみんなも自然と声を合わせます。盛り上がりました。
そして、5年生による器楽演奏です。組曲「展覧会の絵」より《キエフの大門》。練習の成果がうかがえる、素晴らしい演奏でした。
器楽演奏の最後は6年生です。交響曲第9番「新世界より」第4楽章。難しい曲ですが、繊細かつダイナミックに演奏できました。
5年生の田多井桃加さん(手前)から花束の贈呈です。
そして、花束を受け取った原成美さん(6年生)からのお礼のことばです。これからの小学部を担っていく下級生たちへの期待に溢れた思いが語られました。
ラストは6年生全員による「マイウェイ」。6年間の思い出を胸に、心を込めて歌います。
菅沼山人君(5年生)による「おわりのことば」で全てのプログラムが終了しました。
卒業する6年生への感謝の気持ちを表そうと頑張ってきた下級生と、自分たちが培ってきたものを下級生たちに伝えたいと願う6年生の、お互いの心が通い合った素晴らしい音楽会となりました。
6年生の皆さん、4月からの新しいステージでも輝いてくださいね!