2/2(火)は中等入試(第2回)です。桐蔭学園では午後入試のみが行われました。朝のうちは風雨が強く、他校の午前入試に向かう受験生の皆さんが心配になるほどでした。
しかし、午後になると急速に天候が回復、桐蔭学園の午後入試が始まるころには気温も上昇し、穏やかな気候となりました。日なたでは少し動くと汗ばむくらいの陽気です。
私(岡田)は、物事の価値というものは、それが終わった時に初めてわかるものだと思っています。たとえば、今まさに小学校生活の真っただ中にいる皆さんに、「小学校生活の価値とは?」と尋ねてみても返答に困ることでしょう。小学校生活を終え、それを振り返った時に初めて実感できるものなのです。
さまざまな行事も同じこと。皆で準備をして成功した運動会、目標を持って参加した合宿。どれもが終わって初めてその価値がわかるものだといえます。
中学受験の価値とは何でしょうか。もちろん、合格することを目標にここまで努力してきたわけですから、合格という結果が出ることがベストであることはいうまでもありません。では、思うような結果が出なかった場合、中学受験は「価値がなかった」「意味がなかった」といえるのでしょうか。
決してそんなことはありません。結果がどうであれ、中学受験を経験したことそのものの「価値」「意味」というものが必ずあります。それは、今まさに受験の真っただ中にいる皆さんが、受験を終えた時に初めて実感できるものなのです。
ですから、どうか受験をすべて終えた時に振り返ってみてください。中学受験をすると決めたその時から今までのことを。結果はどうであれ、そこに必ず何らかの価値があったはず。その価値を見つけ、しっかりと心に刻んでおくことが、皆さんの今後にとってとても大事なことなのです。
せっかく経験した中学受験。今後の長い、そして素晴らしい人生の糧としてください。それが私たち私学人共通の願いです。
今日は節分。2/2が節分に当たるのは実に124年ぶりだそうです。明日は立春、春はもうそこまで来ています。