2021.05.29 (土)

【高校】SDGs QUEST みらい甲子園の県大会で高校GISゼミが東京海上日動賞を受賞

GIS

高校のGISゼミは2022年から高校必履修科目となる地理総合のGIS(地理情報システム)を活用した研究を主軸にして、地理総合で学習する防災教育やSDGsに関する研究を行いました。女子部の課題研究を含めると、高校共学アドバンスのGISゼミは3代目となります。先輩から受け継いできた実績や研究ノウハウを継承しつつ、地理総合に向けた防災教育のモデル授業を実施しました。
学外の研究発表では、神奈川県社会科研究発表大会で2年連続となる「教育長賞」(神奈川県1位)を受賞し、2020年度に2代目GISゼミが優勝した全国高等学校郷土研究発表大会に2021年度も神奈川県の代表校として出場します。
また、東京大学空間情報科学研究センター主催のCSIS DAYS 2020 全国共同利用研究発表大会で、「審査員特別賞」を受賞しました。本大会は、国内外の大学・研究機関の研究者や博士課程の学生が指導教官と連名で参加するハイレベルな学術研究発表大会で、教員と連名とは言え、高校生に参加許可を出すのは東京大学としても大会史上初めての試みだったようです。
さらに、稲田拓実君(高校3年)を中心に、『みんなのBOSAIプラン3.0』をまとめ、2020年度SDGs QUEST みらい甲子園神奈川県大会では、「東京海上日動賞」を受賞しました。研究では、東京大学・横浜国立大学・立教大学などの先生方から直接アドバイスをいただいたり、横浜市の危機管理室を訪問し、インタビュー調査を行いました。地理総合に向けた防災教育の研究についてNHKや横浜エフエム放送などからも取材を受けました。 現在、自治体と共同で次世代につなぐ新たな防災教育を計画しています。GISゼミで学んだことを活かし、地域の頼れる防災リーダーとして活躍してくれることを願っています。【みらとびGISゼミ顧問】

受賞結果について、以下のサイトで紹介されています。
東京大学のサイト内ページ http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/blog/research/csis-days-2020-report/
野村総合研究所のサイト内ページ https://www.nri.com/jp/news/event/lst/2020/cc/sustainability/contest/result
SDGs QUEST みらい甲子園のページ https://sdgs.ac/team/325.html

共同研究をしたGISゼミのメンバー5名は皆個性が強く、話し合いがまとまらないことも多々あり、一時はどうなることかと本気で心配しました。 また、コロナ禍で直接インタビューに行けなかったり、フィールドワークができなかったりと歯痒い思いも経験しました。 一方で、メンバーとは授業内や放課後だけでなく、Zoomや電話会議をうまく活用することで、部活や勉強とも両立しながら効率的にプロジェクトを進めることができました。これまでいろいろなことがあっただけに、本番でそれぞれの想いを最大限に発信できたこと、そして、それが実を結び「東京海上日動賞」という形で評価していただき、本当に嬉しかったです。 他校のレベルの高さに刺激を受けたり、ふだん関わることがないような大学教授や横浜市役所職員の方々と研究を通じて関われたことも貴重な経験となりました。私たちを支えてくださったすべての関係者の方々と、そしてメンバーに改めてお礼を言いたいです。みらい甲子園をはじめ、東京大学や全国大会といったたくさんの発表の機会をいただき、私たちは大きく成長できたと感じています。このプロジェクトを通して身につけたチカラを大学以降の活動につなげていきたいと考えています。【高校3年 稲田拓実】

私たちは、みらとびの共同研究として防災教育を約1年かけて研究してきました。これは、10年前の東日本大震災をはじめ、これまで起きた災害による人的・物的被害を少しでも軽減したいという思いから生まれました。 私たちは、本校生徒を対象に行ったアンケート調査、さまざまな分野の専門家との意見交換、文献調査を実施し、これらを基に授業プランの作成、ゼミ内での実践と課題の洗い出しを繰り返し行いました。作り上げた授業は、映像コンテンツ・RPG(ロールプレイングゲーム)・ICT教材を3本柱とする新たな防災教育となっています。 この3本柱を取り入れることにより、生徒が主体的に学ぶことができ、使える防災教育になると考えました。 研究発表は、SDGs QUEST 神奈川県大会、全国大会、東京大学主催のCSIS DAYS 2020など多くの機会をいただき、どの発表も貴重な経験となりました。今後も受験勉強と両立しながら研究を進め、さらに深めていきたいと思います。 この研究に関わってくださった横浜市役所職員の方々や大学の教授、同じゼミ生、そして何より、いつも支えてくださった石橋生先生、研究を共にしてきた5人のメンバーに感謝しています。【高校3年 相馬悠星】

###Posted at 2021-05-29 10:00:40. Edited at 2021-08-05 09:49:10.###

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