学年末考査が終わった翌3月8日、中等教育学校2年生は鎌倉での研修「いざ鎌倉」を行いました。今回の研修のテーマは「鎌倉の観光と環境への配慮」です。
桐蔭学園では、このようなPBL(プロジェクト型学習)型の行事に、生徒が主体となって活動する取り組みをしています。3年次に行われる京都研修旅行へ向けて、実行委員たちが計画を立案し、週に1回ミーティングを行い、夏休みを利用して下見に行くなど、1年かけて企画を準備しました。
設定されている課題は「観光地としての鎌倉の範囲はどこまでか?」「観光通りは鎌倉と関係があるのか?」というもの。目的地や探索するルートは4人組のグループで決めて行動しました。
同時に「環境配慮型の飲料自動販売機、通常型の飲料自動販売機を見つけて、地図にシールを貼っていき、多く見つけたグループが優勝」というゲームも行い、得点を競いました。
日本有数の観光地である鎌倉は、歴史的建造物を見る楽しみだけでなく、周辺の山に整備されたハイキングコースなども楽しむことができます。生徒たちは古都の雰囲気と豊かな自然を満喫しました。
生徒の感想には「街並みが横浜と全然違った。小町通の雰囲気が楽しかった」「ハイキングコースを歩いて、山の上から景色を見て感動した」「海岸でご飯を食べたのが楽しかった」など、グループごとに充実した時間を過ごした様子がうかがえました。
PBL(プロジェクト型学習)型の行事では、現地を訪問して終わり、ではありません。生徒たちは2日かけてグループごとに詳細なレポートを作成しました。そして、翌日に発表会が行われ、クラス代表者が学年全員の前でレポートを発表しました。
発表会でお互いの発表を聞くことで、自分たちの発見することができなかった鎌倉の魅力も知ることができました。今回の研修を通じて、鎌倉の観光と環境について生徒たちは理解を深めることができたようです。
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