教育・授業実践
ジェスチャーを活用。オンラインでも意思疎通を!
Vol.1 林田はるみ先生(スポーツ健康政策学部)
4月22日
林田先生が第1回目のゼミをGoogle Hangouts Meet を通じて行いました。新しいゼミ生(3年生)と先輩(4年生)の初顔合わせの時間です。本日はイントロダクションなので,心身の健康状態の確認や学習環境の確認,あとはオンラインミーティングの参加方法などをおしゃべりしながらチェックされていました。取材班が研究室に訪問したときは,ちょうどMeetの使い方について林田先生が説明をしていました。印象的なのは,学生が「理解した,理解していない」,または「聞こえた,聞こえていない」を,〇や×の手を使ったジェスチャーで示すことで,学生の学習状況をすぐに把握する工夫をしていたことです。対面の同期型オンライン授業では,音声のトラブルが多く,この方法だとすぐに意思疎通が可能です。ノンバーバルコミュニケーションをうまく取り入れています。
先生へのインタビュー
取材班:学生の様子はどうですか?
林田先生:4年生は久しぶりにみんなの顔が見られてほっとした様子でした。3年生はお互いに「初めまして」の状態ですので、緊張していたかと思います。今回はしばらく続くと予想される、オンライン授業のウォーミングアップを兼ねて行いましたが、やってみたら意外と簡単だったと少しは安心してもらえたのではないかと考えます。質疑応答に最後まで残った4年生が「教育実習や就活を控えてやらなきゃいけないことがいっぱいあるのに、気ばかり焦っていやになる」と閉塞感を打ち明けてくれました。これは、メールでは聞き取れない声かと思います。
取材班:オンライン授業の工夫は?
林田先生:ゼミに関しては、学生のインターネットの容量負担を考慮して、リアルタイムでのミーティングは20分以内で終えるようにします。ゼミ生個人への連絡事項はメール、全体への連絡や課題のやり取りはGoogle classroomを活用しています。定例のゼミは週に1回ですが、相談のある人や手伝ってほしいことのある人は、私にメールで連絡をいれればMeetで顔を見てサポートが受けられるということを知ってもらって、安心感を持ってもらえるように心がけています。
授業の様子
受講生の感想
池田奈穂さん(4年生)
自宅で先生の話が聞けるという手軽さがよかったです。移動ができない状況下でも自宅で安全に修学できます。ただ私の場合ですが,通信環境と家庭環境にやりづらさを感じました。妹もオンライン授業を受けるので,時間が重なってしまいました。