桐蔭横浜大学

卒業生から後輩へのメッセージ

卒業生から後輩へのメッセージ


車いすバスケットボール選手 wowow所属
古澤 拓也
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2021年3月卒業)

「自分のやりたいこと」を追求。友人や先生も協力してくれる恵まれた環境。


学業と車いすバスケットボール競技を両立したいという思いがあり、桐蔭横浜大学に編入学しました。車いすバスケットボール競技をしながら学業も両立させることは、自分にとって大きな挑戦でした。 それを実現させたい僕と、アスリートを支える活動がしたいという思いをもった学生がいたことから、大学で「チーム古澤」という学生主体のプロジェクトが発足しました。 マネジメントを担当する学生、シューティングパートナーを務める学生、トレーニングを担当する学生など、チーム古澤のメンバーはみなそれぞれ役割をもち、パラリンピック出場という目標に向かって取り組んでいました。 先生方、そして大学による多大な応援があったからこそ、最後まで「チーム古澤」を存続することができました。 桐蔭横浜大学は、学生が挑戦したい、叶えたいと思うことに全力で応援してくれる大学です。


Q.桐蔭横浜大学で学んだことは?
A.車いすバスケットだけではなく、様々な競技をやっている友達と一緒に学ぶ中で、様々なスポーツの魅力や素晴らしさに気づくことができました。
Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.これから色々な経験をしていくと思います。おそらく多くの人に「頑張って」という言葉をかけられると思いますが、僕は無理せず、自分らしく。自分がやりたいことにフォーカスして、【頑張る】よりも【楽しんで】ほしいと思います。


綾瀬市消防 内定

大瀧 貴裕

法学部 法律学科(2023年3月卒業)

小さいころから憧れていた夢のために。大学の講義のほか、友達同士でも協力して就職活動を乗り越えた。


父が消防団に所属していたため、小さいころから活動に従事する姿を見てきました。救助隊が着用するオレンジ色の制服に憧れたこともあり、消防官になりたいと思うようになりました。

大学では、消防に就職してから役立つ知識を修得できる講義を主に受講しました。採用試験対策は、筆記試験の対策は過去問を解く等、個人で取り組みましたが、面接対策は友達同士で質問したり、周囲の大人に模擬面接をしてもらうことで慣れていきました。


Q.大学の学びで、今役立っていることは?
A.大学生は履修科目も自分で決められるので、自由な時間が増えます。計画的に単位を取得するように「勉強するときは勉強する、遊ぶときは遊ぶ」と決めて、苦手なことでも継続して取り組む忍耐力がつきました。

Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.メリハリをつけた生活を送ることで、やるべき時に集中する力がつくと思います。最初は短い時間から始めて、徐々に取り組む時間を増やしていけば大丈夫です。この職業に就きたいんだ!という強い想いをもって取り組んでください。




皇宮警察 内定
釘本 陸
法学部 法律学科(2023年3月卒業)

キャリア教養講座でゼロから学び、キャリア情報センターも積極的に活用。


小学生の時に地元の警察のパレードを見て、警察官になりたいと考えるようになりました。桐蔭横浜大学の法学部には、「警察官・消防官コース」があることから、進学を決めました。
大学での講義で法律の知識を身に付けながら、3年生の夏頃から筆記試験の対策を始めました。面接の練習はキャリア情報センターを利用し、サポーターの方にアドバイスをもらいました。就職してからも、自身に不足している能力を自覚して、貪欲に食らいついていきたいです。


Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.将来自分が何になりたいか、目指しているものを頭の片隅においてキャリア教養講座等の講義を受けると、学びも深まり、自分のモチベーションもあがります。警察官を目指す人は、早い人は2年生の前期から筆記試験の対策を始めていました。面接試験の対策としては、何度も繰り返し練習することをお勧めします。




リーフラス株式会社 内定
加地 千笑
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2023年3月卒業)

大学での学び×自分の好きなこと、自己分析をしっかりすることで夢の実現へ。


子どもと関わることが好きで、人に教えることが楽しいと感じていました。この2つを実現できるのがスポーツ教育の業種だと思い、就職先として意識していました。普段から、指導者の立場や指導を受ける子どもの立場になって物事を考えることができるよう、なるべく幅広い年代の人と関わるようにしていました。大学では、講義で指導法等を学ぶことはもちろん、キャリア情報センターや教職指導室等を積極的に活用しました。


Q.大学の学びで、印象に残ったことは?
A.「コーチング実習」でオリンピック帯同コーチ経験のある先生の授業を受けたことです。緊急時の対応や指導者としての知識について、先生の経験を基にした貴重なお話を聞くことができ、とても勉強になりました。


Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.自己分析をすることが、将来を決めるために一番重要になってくると思います。就職活動に限らず、大学生活の中でも自己分析をする癖をつけておくと、説得力のある言葉で自分の想いを相手に届けることができると思います。




超音波工業株式会社 内定
小林 篤史
大学院 工学研究科 修士課程(2023年3月卒業)

自身の研究を深め、かけがえのない友達をつくることができた場所。


大学3年生の時、医療機器関係の企業を中心に複数社インターンシップに参加しました。大学では超音波を専門に研究し、中途半端な状況では終われないという想いから、大学院に進学しました。大学院に進学後は研究に専念しつつ、修士1年生の早い段階からキャリア情報センターでエントリーシートの書き方から面接練習までお世話になりました。大学・大学院では、研究はもちろんのこと、OBや友達等、相談したり助け合える存在ができたことが財産になりました。


Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.就職活動は、何を始めたらいいか分からない大学3年生や修士1年生のうちから、キャリア情報センターを利用して、相談しておくと良いと思います。




営業担当
株式会社木下不動産 勤務 営業部 所属(2018年度現在)
大村 俊道
法学部 法律学科(2017年3月卒業)
私立関東第一高等学校出身(東京都)

4年間にわたって励んだ部活から、諦めずに努力を続ける姿勢を身に着けた。

周囲の方々の存在に支えられながら、部活と就職活動を乗り越える。
学生時代は、サッカー部の活動に没頭する日々でした。桐蔭横浜大学のサッカー部は全国制覇を目指す強豪で、全国から選りすぐりの選手が集まります。そんな仲間の存在のおかげで「負けられない」という気持ちが芽生え、うまくいかなくても諦めずに頑張り続けられました。その姿勢は社会人になった今でも活きています。就職を意識し始めたのは3年の時です。大学内で体育会系の学生に向けた就職に関する特別講義があり、プロになる厳しさやセカンドキャリアについて教えていただきました。それをきっかけに一般企業へ就職しようと決意。キャリア情報センターの方にもアドバイスをいただきながら、就職活動を乗り越えることができました。

部活で鍛えた精神力を活かして、お客様から信頼される自分を目指す。
現在は、不動産を活用したコンサルティング営業を担当。お客様へアパートやマンションなどを投資物件としてご提案しています。お客様からの「これで将来安心できるよ」という言葉は何よりの励みです。今は、キャリアアップを目指し、宅建※の資格取得の勉強に取り組んでいます。桐蔭横浜大学では宅建をはじめ、資格取得に向けたさまざまな講義がありますが、社会人になった今、そうした講義をもっと受講すればよかったと思います。だからこそ、学生の皆さんは、サポートしてくれる環境をぜひ活用してください。在学中に取得した資格は、社会に出た後、自分にとっての大きな強みとなり、可能性を広げてくれるはずです。

※宅地建物取引士。不動産取引法務の専門家で、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格。




臨床検査技師
医療法人社団青葉会 牧野記念病院 検査科 勤務(2018年度現在)
井上 栞里
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2017年3月卒業)
私立横浜隼人高等学校出身(神奈川県)

熱心なご指導で力がつき、国家試験を突破。

学生時代、なかなか成績が伸びずに悩んだ時期がありました。特に国家試験対策の時は、何度も同じ箇所を間違えてしまい、思うようにレベルアップできませんでした。そんな時、先生方が熱心にさまざまな講義をしてくださったおかげで無事に国家試験に合格できました。入職して1年が経った今は、仕事にも慣れて、各検査業務を任せていただいています。患者様からの感謝の言葉はもちろん、医師や看護師から「助かったよ」と言っていただけると励みになります。桐蔭横浜大学の先生のサポートがあれば、きっと臨床検査技師になる夢を実現できると思います。




臨床検査技師
医療法人社団青葉会 牧野記念病院 検査科 勤務(2018年度現在)
門倉 香織
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2016年3月卒業)
県立高田北城高等学校出身(新潟県)

実践的カリキュラムで、現場に活きる技術を習得。

採血から感染症、心電図、超音波などのさまざまな検査業務を担当しています。臨床検査技師は、患者様の状態を1番最初に知る立場です。医師は検査結果を基に、治療方法を決めていくため、早く、正確に検査をしなければなりません。大変ですが、責任ある仕事にやりがいを感じます。大学でも、採血や超音波検査などの実習を行っていたので、はじめから、それほど緊張せず業務をこなせました。また、臨床経験のある先生に教わった、チーム医療における臨床検査技師の役割についても現在の実務に活きています。今後は、超音波検査士の資格を取得して、対応できる業務の幅を、より広げていきたいです。




臨床工学技士
横須賀市立市民病院 MEセンター 勤務(2018年度現在)
髙城 奈穂
医用工学部 臨床工学科(2017年3月卒業)
県立氷取沢高等学校出身(神奈川県)

患者様の心に寄り添いながら、チーム医療の一員として現場を支える。

知識や技術だけではなく、患者様とのコミュニケーションを重視。
現在、私が担当している業務は透析治療をはじめ、カテーテル業務、そして医療機器の保守・点検です。透析治療では患者様に穿刺をして、血液をダイアライザーに送り、治療の様子を見守ります。業務を通じて、患者様と直接コミュニケーションを取ることも多いです。治療を受ける時、患者様は不安を感じられています。そんな患者様の気持ちに寄り添えるように、安心していただけるようなお声がけや、スムーズな治療を心がけています。患者様から「ありがとう」と言っていただけることが、日々の業務の活力です。今後は、院内のスタッフから頼りにされる臨床工学技士を目指し、より幅広い業務を担当できればと思います。

学生時代に学んだ患者様を意識した治療が、現在の医療現場で常に活きている。
大学の授業のなかで、最も印象に残っていることは学内実習です。実際に医療現場で使用している医療機器に触れる度に夢に近づいているという実感が得られました。実習中、先生から「機器の操作だけに集中するのではなく、患者様を常に意識すること」と何度もご指導をいただいたことは今に活きています。臨床工学技士は、医療機器を通じて患者様の命に深く関わり、治療を支える立場です。だからこそ、患者様の容態に合わせて迅速に対応しなければいけません。学生の内に、そうした姿勢を学べたことはとてもありがたかったと思います。実際、入職した当時から患者様を第一に考えた対応ができていると上司から評価をいただいています。




小学校教員
大和市立大野原小学校 勤務(2018年度現在)
眞壁 美咲
スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2018年3月卒業)
県立上溝南高等学校出身(神奈川県)

教員として求められる指導力の基盤を、確実に固められた大学時代

児童たちが安心しながら、勉強に取り組める授業を展開。
2年生のクラス担任を務めています。大学4年間を通じて、現在に活きていると感じるのは教科指導方法の授業です。学生が教師役と児童役に分かれて、模擬授業を行いました。板書の工夫法や児童のそばで指導助言を行う机間指導の方法について、学生同士で協議して効果的な指導を修得できたことで、教育現場に活きる力が養えたと思います。実際、授業の進め方を考える際に、大学時代の授業からヒントを得ることもあります。授業を行う上で心がけているのは、児童たちが「できた」という達成感を味わえることです。そのためにも授業の最初には前日の復習を行い、勉強が苦手な児童も、安心して授業を受けられるようにしています。

高い意識で着実に力を伸ばし、教員採用試験を無事に突破。
大学時代、友人と問題を出し合ったり、模擬授業などをして、教員採用試験対策に取り組みました。同じ目標を持つ仲間がいたからこそ、勉強に励めたと思います。また、私は在学中、自治体の教員養成所に参加したことで、自分が思い描く「なりたい教師像」や「どんな児童を育てたいか」まで具体的にイメージできるようになり、モチベーションアップにもつながりました。面接試験においても、本番当日、緊張せずに力を発揮できたのは先生の熱心な指導の下、繰り返し練習ができたからです。充実した実践授業、先生の親身なアドバイス、切磋琢磨できる仲間。そうした環境があったからこそ、小学校教員の夢を叶えることができたと実感しています。




営業担当
株式会社イオレ 勤務 メディア営業部 営業2グループ所属(2018年度現在)
横山 智哉
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2018年3月卒業)
県立荏田高等学校出身(神奈川県)

大学時代の経験を活かして、企業の方々へ最適な提案を。

さまざまな企業の方と出会い、視野を広げて知見を深めていく。
就職活動でエントリーしていたのは、スポーツ関連の企業が中心でした。しかし、さまざまな職種に携わることで、視野を広げられると考えて、求人媒体を扱う会社への入社を決めました。担当している仕事は主に、大学生専門の求人媒体の運営です。企業の方を訪問して媒体への掲載をはじめ、採用活動における企画などをご提案しています。お客様は大手企業の方から中小企業、また事業内容も異なります。お客様と円滑なコミュニケーションを取り、最適なご提案をするには、あらゆる事業において知見を深めなければなりません。難しさも感じますが、多様な企業の方と出会えて知識が広がっていく喜びも大きいです。

学会発表で養った、論理的思考能力が今につながる。
大学時代、最も印象に残っているのは学会での論文発表です。所属していたゼミで大学院生の方と一緒にスポーツ科学会という学会に参加しました。論文作成のなかで、先生にご指導いただき、論理的に物事を捉える考え方が習得できました。その経験を活かして、現在お客様への提案書を作成する際に、ロジックに基づいた内容になっているかを常に意識しています。初めて作成した提案書が上司から評価され、お客様にも納得いただけた時は、社会でも通じる力を大学で養えたと実感しました。今後も大学で身に付けた力を発揮して、お客様へより良い提案ができるようになりたいです。




プロサッカー選手
プロサッカークラブ 湘南ベルマーレ 所属 フォワード(2018年度現在)
鈴木 国友
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2018年3月卒業)
私立相洋高等学校出身(神奈川県)

スポーツを支える存在や活動に関する学びが、プロ選手としての意識を高めてくれる

スポーツを軸に展開する、多様な学びで将来の選択肢が広がる。
大学4年間の学びのなかで印象深いのは、プロサッカークラブについて調べた授業です。スタジアムの収容人数と実際の観客数に加え、スタッフの業務内容、ファン拡大のための活動、スポンサーが担っている役割などを調べて、まとめるなかで、スポーツは選手だけで成り立っているのではない事実を深く理解できました。こうした学びがあったからこそ、現在の私のプロ意識を高めてくれています。スポーツ健康政策学科は、ビジネスやクラブ運営、メディアや健康促進など、幅広い視点からスポーツを学べるのが特長です。進路の選択肢も多く、希望すれば中学校・高等学校の保健体育の教員免許が取得できる環境も整っています。

プロのサッカーチームと試合できる環境が、自身のプロ入りの夢を叶えてくれた。
桐蔭横浜大学のサッカー部には、チャンスが平等に、しかも豊富に存在する良さがあると感じています。高校までの実績や学年に関係なく実力を認めてくれる体制が整っていて、高校まで全国大会の経験がなく、スカウトされたわけでもない私でも、1年次から試合に出場させてもらえました。プロクラブと練習試合をする機会は他大学より多く、そこでいいプレーを見せれば練習参加につながることもあります。実際、私は3年次の時から湘南ベルマーレの練習に加わり、その結果、プロ入りを果たせました。もちろん、全員がプロになれるわけではなく、進路に関しては監督とコーチが学生一人ひとりと面談をして、適切なアドバイスをしてくれました。




司法書士・行政書士 司法書士・行政書士 牧野賢努事務所 勤務(2017年度現在)
牧野 賢努
法学部 法律学科(2010年3月卒業)
私立静岡学園高等学校出身(静岡県)

難関の国家試験を突破し、法律面で人々の暮らしを支える。

学生時代の出会いが、挑戦を後押ししてくれた。
高校時代の私はサッカー部の活動に全力を注いでいたため、勉強は苦手でした。大学でサッカーをやめた時、この先のことを考えていると当時大学内で開かれていた宅建※講座を知り、父の勧めもあって参加してみました。どこか心のなかで「勉強嫌いな自分が受かるわけない」という思いもありましたが、講師を担当してくださった司法書士の先生が「やる気次第で必ず合格できる」と助言をくれました。そこから一念発起し、勉強に打ち込むように。無事に合格できた時は本当に嬉しかったですね。その後、行政書士の資格取得にも挑戦し4年次で資格を取得しました。学生時代を振り返ると背中を押して挑戦を支えてくれる環境があったからこそ、私は未来の可能性を広げられたのだと改めて思います。

あきらめず、努力を続ければ未来を変えることができる。
卒業後は4年間の勉強の末、司法書士の資格を取得しました。今は司法書士と行政書士を兼業しています。どちらの仕事も誰かの人生をサポートする仕事なのでやりがいが大きい分、大変なこともあります。しかし、学生時代に先生が言った「人の能力を10で表すと元々の能力は1あるか、ないか。9の努力をした人が最後に勝つ。法律家は依頼者のために努力をいとわないことが大切」という言葉を胸に、仕事に取り組んでいます。桐蔭横浜大学は、前向きに挑戦する学生を支えてくれます。だからこそ、皆さんも自分の興味のあることに全力を尽くしてください。努力次第で必ず、未来を変えることはできます。

※宅地建物取引士。不動産取引法務の専門家で、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格。




臨床検査技師
自治医科大学 医学部解剖学講座 法医学部門 勤務(2017年度現在)
島田 佑季
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2014年3月卒業)
私立作新学院高等学校出身(栃木県)

4年間で習得したことを活かし、死因究明に貢献していく。

医師をサポートしながら、知識と経験を積んでいく。
私が所属する法医学部門では栃木県警などから要請を受け、遺体を解剖し、採取した臓器の組織を観察して死因の特定などを行います。私が担当する主な業務は解剖の補助や採取された組織を染色し、標本を作成することです。医師はこの標本を顕微鏡で観察して死因を調べます。また、染色は医師が観察しやすくするために行うのですが、色にムラがあると観察しにくくなってしまいます。医師から「色の濃さが均等で、綺麗に染まっているから見やすい」と言っていただけた時は、信頼されていると思え、とても嬉しいです。知識と経験を積んで、今後は私自身が組織を観察して病気や細胞を調べていきたいです。

大学で得た知識と技術が現在の自分につながっている。
学生時代からミクロトーム※を使用したり、組織の染色を実際に何度も行ったことでコツを習得できたのは現在の仕事に非常に役立っています。また、国家試験対策の際、先生から勉強方法についてよくアドバイスをいただき、ひたすら暗記するだけの勉強法から「どうやってまとめれば、効率的に身に付くか」を意識した勉強へと変わりました。そのお蔭で、無事に国家試験に合格できたのだと改めて思いますね。実践的なカリキュラムと先生の丁寧な指導。桐蔭横浜大学は、臨床検査技師を目指す人にとって、恵まれた環境です。

※ミクロトーム:顕微鏡で観察する試料をつくるために、生物体組織を薄く切る器具。




臨床工学技士
医療法人社団緑成会 横浜総合病院 臨床工学科 勤務(2017年度現在)
松浦 将矢
医用工学部 臨床工学科(2011年3月卒業)
県立掛川東高等学校出身(静岡県)

命に密接に関わる立場として、責任の大きさを自覚して現場に臨む。

高度な知識に集中力と体力、そして正確さと迅速さが求められる。
人工心肺装置の操作をはじめ、透析業務やアブレーション治療※、医療機器の保守点検などを担当しています。心臓手術を行う時、一時的に心臓の動きを止める必要があり、その際、患者様の心臓のポンプ機能と肺の機能を代行するのが人工心肺装置です。命に直接関わっている仕事であるため、当然、正確な操作をしなければなりません。また、カテーテル検査室では鉛の入った重いプロテクターを着用するので、知識だけでなく集中力と体力も必要です。さらに、緊急手術で呼ばれた時は、迅速な対応も求められます。とてもハードな仕事ですが、患者様の命に深く関わり、治療を支える立場にやりがいを感じています。

※アブレーション治療:脈拍数に異常がある不整脈の原因を遮断する治療法。心臓にカテーテルを入れて行う。


専門学校では経験できない、幅広い学びができる環境がある。
学生時代、臨床工学技士という職業の認知度は今よりも低く、大学で学びながらも具体的なイメージを掴めずにいました。しかし、充実した実技授業や臨床実習などを通じて徐々に仕事内容を把握できるようになりました。現在の仕事に就いた当初は大学で学んだことを思い出しながら業務を行なっていました。基礎から専門的な内容までしっかり勉強でき、研究や実験などを通じて知識を高められたと、今改めて思います。皆さんも桐蔭横浜大学で幅広く勉強し、4年間の学びの成果を国家試験で発揮してください。そして、臨床工学技士として医療現場に出る心構えを持って、患者様の治療を支えられる人間へと成長してください。




小学校教員
横須賀市小学校 勤務(2017年度現在)
藤崎 美里
スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2016年3月卒業)
私立日本大学藤沢高等学校出身(神奈川県)

児童たちの成長につながる、授業と生活指導を心がけて。

大学での実践授業が実際の教育現場でも役立っている。
小学校から高校までの教員免許が取得できる点に魅力を感じてスポーツ教育学科へ進学しました。小学校教員に決めたのは、幅広い教科を通じて子どもたちを育てたいと考えたからです。大学で印象に残っている授業は「教科指導法」です。学生たちで教員と児童役に分かれて授業構想を練り、実践する内容で、指導法に対する理解を深められました。現場に立ってからでも、授業を思い出して指導しています。指導を工夫することで跳び箱などの授業で跳べなかった子ができるようになった時などは、教員として自信が持てますね。また、児童の成長を身近で感じられる点にやりがいを感じています。

学力向上だけでなく、人間力形成を重視した指導を意識。
クラス担任を持つようになって2年が経ちます。現在は3年生の担任です。小学校中学年は人間形成において、まだ未熟な部分があります。そのため授業を通じて学力を向上させる以上に、クラス内で自分の考えを伝える力、相手の考えを聞く力などコミュニケーション力を伸ばすことを大切にしています。そのためにも、児童同士でトラブルが起きた時は「どう伝えれば良かったのか」などと質問して、児童が自分で考える指導をしています。また、保護者の方への対応も教員として重要な仕事です。学校で児童がどのように過ごしているのか、長所や短所を細かく伝えて、保護者の方にも安心していただけるようにしています。




JHリーグ所属選手
HC名古屋 所属/株式会社ミニテック 勤務(2017年度現在)
白築 麗子
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2017年3月卒業)
私立文化学園大学杉並高等学校出身(東京都)

大好きなハンドボールに全力投球!プレーでお客様に感動を届けたい。

学科での学びが、プレーヤーとしての成長の糧に。
不動産系企業で事務職を務めながら、日本リーグ(女子)所属チームでキーパーとして活動しています。ハンドボールは小学校4年生から続けてきましたが、自分に日本リーグの舞台でプレーする日が来ると考えたことはありませんでした。それが、桐蔭横浜大学に入学して人生が変わりました。機能解剖学などの授業で人体の構造を学んで、自分の体をどのように鍛えて動かせば良いプレーができるかがわかり、栄養学の授業で得た知識によって、いつ何を食べれば体づくりに効果的か意識して食事できるようになりました。学科での勉強を、プレーヤーとしての成長や進化につなげられたと思います。

部活の監督や仲間との出会いも大きな成果。
在学中、所属していたハンドボール部の監督からも大きな影響を受けました。現在、私のプレーの特徴ともなっているきめ細かなポジショニングは、監督の指導で身に付けたもの。どこに位置し、どのような動きで相手チームのプレーヤーと向き合うかといった判断を瞬時に行う力を磨いたことが、キーパーとしての大きな武器になったと思います。辛いことや楽しいことを分かち合える仲間との出会いも、学生生活で得た成果でした。今後はメンバーから頼りにされるキーパーとしてさらに成長し、どの試合にも全力を尽くして、観戦されるお客様の心を動かすプレーを行っていくことが目標です。




ストレングス&コンディショニングコーチ
株式会社MEDICALBAY 勤務(2017年度現在)
守屋 方貴
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2014年3月卒業)
私立横浜商科大学高等学校出身(神奈川県)

スポーツ学・コーチ学を、とことん学べる環境で夢を実現。

選手たちの体力を強化し、競技力の向上へつなげる。
競技パフォーマンスの伸び代を大きくするために、選手の体力強化を指導するのが私の仕事です。現在は、高校生を対象に野球、ソフトボール、サッカー、空手の競技チームのコーチを担当しています。チームによっては150名の選手がいますが、どのチームでもコーチとして常に心がけているのは、選手の性格を考慮して指導することです。細かくしっかりと指導した方が良い選手、自分で考えるように指導した方が良い選手など、それぞれに合わせた指導で、成長を促します。今後は、日本よりもストレングス&コンディショニング分野が発展している海外でより深く学び、日本のスポーツ選手の競技力強化に貢献したいです。

スポーツ・コーチ学の知見を深め、将来の目標に向けて着実に歩んだ4年間。
コーチを目指そうと決めたのは高校2年生の時です。桐蔭横浜大学ではスポーツ分野のさまざまな専門教員がいるため、コーチ職に関する細分化された領域の知識を学べ、視野も広がりました。また、在学時に大学硬式野球部の学生トレーナーとして活動できたのは、非常に勉強になったと思います。スポーツ学、コーチ学について実践を交えて学び、2年次でNSCA-CPT※1、卒業と同時にCSCS※2の資格も取得できました。明確な目標に向けて着実にスキルアップしたことが、就活でも役に立ちました。大学4年間は人生を左右する大切な時期なので、自分の夢を叶えるために全力を注いでください。

※1 NSCA-CPT ※2 CSCS:国際的トレーニング指導ライセンスNSCA の認定資格。




水泳インストラクター
株式会社IMPRINT KITAJIMAQUATICS 勤務(2017年度現在)
布施谷 唯
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2017年3月卒業)
都立墨田川高等学校出身(東京都)

水泳の楽しさを伝えるために、指導者としてさらにスキルを磨く。

競泳以外の見識も深め、さまざまなことに挑戦していく。
私が勤めているのは、世界の金メダリスト北島康介さんが日米でのトレーニングを通じて学んだトレーニング方法を、目的に合わせて指導するスイミングスクールです。複数のクラスの指導担当のほか、レッスンプランの考案なども任されています。練習の質を高めて、話しやすい雰囲気づくりも意識しています。その成果として生徒や保護者の方からも「上達した」「楽しい」といった声をかけていただけるようになりました。最近では競泳以外にも“ライフセービング”や“スイムヨガ”のクラスもでき、水泳の楽しみ方も増えました。私も水泳に対する理解をもっと深め、多くのことにチャレンジしたいです。

大学での学び、体験したことが指導者の現在に結び付いている。
大学ではスポーツ施設運営の上でどのような施設環境であるべきか、身体障害者の方の施設利用を考慮した設計とは何かなど、施設運営に関する勉強ができました。そのため、指導法だけでなく施設のあり方にも目を向けて仕事ができています。また、大学の授業で仕事に直結しているのは「コーチング学」です。学生時代に学んだ、選手自身に考えさせて、答えを発見する指導法は今も取り入れています。さらに大学3年次の語学留学では、部活動にも参加したことでそれまで知らなかった海外の練習方法を体験でき、視野が広がりました。4年間で得た知識や体験の多くが、指導者としてのスキルへつながり、私の強みとなっています。




法人営業担当
JTB関東 法人営業埼玉南支店 勤務 教育事業チーム所属(2016年度現在)
新堀 晃
法学部 法律学科(2014年3月卒業)
私立敬愛学園高等学校出身(千葉県)

大学4年間で得たものが、社会人としてのベースになっています。

時間管理と優先順位を意識した大学生活。
大学4年間は社会で必要な基礎力を固められた時間でした。私は硬式野球部の練習に打ち込みながら、勉強や就職活動に取り組みました。桐蔭横浜大学の硬式野球部はリーグ優勝や全国制覇を目指す強豪なので、練習はハードです。学業と就職活動にも集中するには優先順位を決めて効率的に動き、時間管理を徹底しなければなりません。就職活動では本当に進みたいと思える企業に絞ってエントリーしました。数を絞ったことで確実に内定を取らなければならないプレッシャーはありましたが、企業研究の時間は省力化でき、また、部活で鍛えた精神力で乗り越えられました。時間管理や優先順位を考える意識は、仕事でも役立っています。

ゼミで磨いたコミュニケーションスキルを活かす。
ゼミでディスカッションした時、仲間と意見が割れて互いに白熱するあまり、口論のようになったことがあります。自分の考えを主張するだけでは意見はまとまらないと実感しました。第三者の目線に立ち、他者の意見に耳を傾けながら柔軟に考えていくことの大切さを学べた、貴重な経験でした。現在私が勤めている旅行会社でもさまざまな会議がありますが、建設的な議論には相手の意見をよく理解することが大事であると感じます。こうしたコミュニケーションの基本も大学で養った大切なスキルだと思っています。今後も大学で身に付けたコミュニケーション力を活かしていきたいです。




臨床検査技師
横浜市立大学附属病院 勤務(2016年度現在)
武藤 完
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2015年3月卒業)
県立喜多方高等学校出身(福島県)

知識や経験はつねに上積みが必要。患者様の治療に貢献したい。

責任の大きさを自覚し、丁寧な検査に心がける。
臨床検査技師として血液検査や免疫検査を担当しています。糖尿病や感染症、がんなどの診断に関わる検査です。病気の早期発見、早期治療を支える重責を負っていることをいつも念頭に業務にあたっています。検体を検査機械にかけデータを取得したら項目一つひとつをチェック。異常値が出た場合は、検体の取り方の不備や、機械の不具合がなかったかを入念に確認します。大学附属病院は、地域の方々に高度医療を提供する拠点です。毎日、何百人もの患者様の検査に携わりますが、時には今まで私が学んだことがない病気で来院される方もあります。業務のなかで新たな知識を吸収し、レベルアップできる職場であると思います。

臨床検査技師としての基礎は大学で固められた。
この病院に勤務することになったきっかけは、学生時代の病院実習。大学で学んだ生物や医療の知識、検査機器の使い方は仕事の基盤になっています。少人数制なので、疑問点があったらすぐ先生に教えていただけるのはありがたかったです。授業はもちろん、国家試験の勉強でもこの環境を活かして知識の積み上げを図っていきました。医療は日々進歩しているので、情報が何よりも大切。今後は自分が主体となって、院内や周辺病院の臨床検査技師が交流する機会をつくっていきたいです。そうして皆で自らの引き出しを豊かにし、患者様の治療にさらに貢献できたらうれしいですね。




臨床工学技士
東海大学医学部付属大磯病院 勤務(2016年度現在)
植村 友樹
医用工学部 臨床工学科(2013年3月卒業)
大学院工学研究科医用工学専攻(2015年3月修了)
県立二俣川看護福祉高等学校出身(神奈川県)

チーム医療の一員として、患者様の疾病の治癒に尽くしています。

透析を中心に治療にあたる充実した日々。
私は今、透析治療を中心に心臓カテーテルや心臓ペースメーカー関連の業務、その他、院内のすべての医療機器が正常に稼働するよう保守・点検にあたっています。透析治療では患者様の腕に穿せんし刺して血液をダイアライザー※に送り、終了まで見守ると同時に、血液の状態に合わせてドクターと治療方針の検討を行っています。心臓カテーテル治療時も手術室でドクターをサポート。想像以上に治療の最前線に立つ日々に大きなやりがいを感じています。また、今年の透析医学会で研究発表を行うことになりました。学生時代から研究を続けてきた超音波の活用に関するものです。今後の透析治療の発展につながるような発表にしたいと思っています。

※ダイアライザー:主に血液透析(人工腎臓)で用いる装置。腎不全などで腎臓機能が低下している際、血液中の老廃物や過剰水分の除去を補うために用いる。


自由に研究が進められる雰囲気があった。
私が臨床工学技士という仕事に出会ったのは高校時代です。医療の世界で看護師以外の働き方がないか、情報収集をするなかで「臨床工学技士」を知りました。ものづくりや機械が好きな私に、ぴったりの仕事だと思いました。オープンキャンパスで触れた桐蔭横浜大学の先生の研究への意気込みにも、心を動かされました。他大学も見学しましたが、この大学には自分で考え、やりたいと思う研究が自由にできる雰囲気がありました。また、桐蔭横浜には工学の他、スポーツそして法学と多彩な学生がいます。それも大きな魅力でした。実際、キャンパスでは多くの出会いがあり、それが自分の成長や人間形成の上で大きな力になってくれました。




社会人ラグビー選手
ARUKAS QUEEN KUMAGAYA 所属/株式会社NTTファシリティーズ経営企画部広報室 勤務(2016年度現在)
中丸 彩衣
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2016年3月卒業)
私立常葉学園高等学校出身(静岡県)

選手として活躍することで会社へ貢献していきたい。

バスケットボール選手からラグビー選手へ。新しい自分に出会えた学生時代。
大学3年生の時、バスケットボール部に所属していた私は監督に種目転向者向けのトライアウトを受けることを勧められました。これがラグビーを始めたきっかけです。戸惑いもありましたが、パワープレーとスピードが強みだった私にとって、バスケットボール以上に持っている能力を活かせるとも思えました。実際、相手に思いきりぶつかっていくプレーに、楽しさを感じています。また、私が活動している7人制ラグビーは15人制よりも個の力が求められ、自分の足りない部分が明確になります。だからこそ、ラグビー経験のなかった私には課題を一つずつクリアしてプレーのレベルを着実に高めていきやすかったと思っています。

競技の環境を提供してくれる会社の期待に応えたい。
卒業後もラグビーを続けようと、スポーツに取り組む社員を積極的に支援してくれる企業に入社しました。主な業務は、社内に私が所属するチームを紹介する広報活動です。私はシンボル社員※として採用していただいたため社内にいる時間も少なく、任せていただける業務は限られています。そのため、任せてもらえた業務には責任感を持って取り組もうと心がけています。また、会社に対して私が最も貢献できるのはやはり選手として活躍することです。2016年、リオオリンピックでの代表チーム入りは叶いませんでしたが、2020年、東京オリンピックでは必ず代表チーム入りできるよう、国際大会で活躍し、競技環境を整えてくれる会社の恩に報いる成果を挙げたいです。

※シンボル社員:ダイバーシティ施策の推進やスポーツに取り組む社員の支援によるスポーツ振興、応援を通じた社員のコミュニケーション強化・士気高揚・一体感の醸成を目的に制定されたNTT ファシリティーズの制度の一つ。




行政書士 補助者
黒沢レオ行政書士事務所 勤務(2015年度現在)
星野 萌
法学部 法律学科(2015年3月卒業)
私立橘学苑高等学校出身(神奈川県)

難関の国家資格を取得し、やりがいある仕事に全力投球しています。

依頼人のお気持ちに配慮しつつ相続手続をサポート。
在学中に行政書士の資格試験に合格し、卒業後、行政書士事務所に就職しました。現在は相続と遺言に関する業務を担当しています。相続の業務では、どなたが相続人に該当するか、また遺産として何がどれくらいあるかを調査した後、相続人の方が話し合って決めた分け方を書面に起こします。それだけではなく、通常の行政書士事務所では行わないような、金融機関の解約を始めとする108を超える手続業務を代行し、法律のプロフェッショナルとしてスムーズな相続手続をサポートしています。ご傷心のなか、やらなくてはならないことが膨大にある依頼人のお気持ちを考えて動くこと。それが業務を行う上で一番大切にしていることです。

桐蔭横浜大学の充実した環境が今につながる。
少人数制指導が特長の桐蔭横浜大学は、法律を学ぶのに最適な環境だと思います。先生方との距離が近くわからないことや疑問はすぐに解消できるので、着実に知識を身に付けられます。学生の意欲をくんでさまざまなチャンスを与えてくれることもこの大学の良さ。私もゼミの教授を通じて弁護士や裁判官経験者とお話をする機会をいただき、視野が広がりました。また、学生法律研究会で法曹の道を志す多くの仲間に出会い切磋琢磨しながら勉強したことが、行政書士の資格試験合格につながりました。桐蔭横浜大学で学んだからこそ今がある。やりがいある仕事に全力投球しながら、日々、充実感を味わっています。




臨床検査技師
株式会社LSIメディエンス 勤務(2015年度現在)
星 美月
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2015年3月卒業)
県立宮城野高等学校出身(宮城県)

少人数制ならではの丁寧な指導で夢をつかむ。

子どもの頃から医療分野に興味があり、高校1年の時に臨床検査技師の存在を知って目指そうと思いました。地元ではめぼしい学校が見つからず、少人数制の教育と実践的なカリキュラムが整った桐蔭横浜大学に決めました。大学では先生方が一人ひとりの個性や実力に合わせて教えてくださり、ありがたかったです。国家試験対策では、丁寧なご指導はもちろん苦手分野を克服する有効な参考書の紹介など、常にサポートが心強く助かりました。桐蔭横浜大学には、臨床検査技師を目指す上で最適な環境が揃っていると思います。後輩の皆さんにも、ぜひここで夢を実現してもらいたいですね。




臨床検査技師
株式会社LSIメディエンス 勤務(2015年度現在)
石垣 咲貴
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2015年3月卒業)
私立日本大学第三高等学校出身(東京都)

高度な知識と注意力、判断力が求められる仕事。

院内の検体検査室で、血液と尿の検査を担当しています。検体を検査機器にかけて結果を確認し、異常が認められるものはより詳細に検査する。知識と注意力が求められる責任重大な業務です。心がけているのは、決めつけをせずにデータを見ること。異常値が検出された時はそれ以前のデータと見比べて、本当に異常が生じているか、機器の不具合等によるものではないかをまず考えます。自分の気づきから病気の早期発見につながった時は、患者様の役に立つことができたやりがいを感じます。現在、血液学二級試験の資格取得に向けて勉強中。これからも知識と技術を積み重ね、検査のエキスパートとして成長したいです。




臨床工学技士
善仁会グループ 湘南台じんクリニック 臨床工学部 勤務(2015年度現在)
菊池 紗織
工学部 医用工学科 ※現・医用工学部 臨床工学科(2008年3月卒業)
都立科学技術高等学校出身(東京都)

学びのなかで磨いた知識と技術、そして真心で患者様の笑顔を守っています。

「今日もありがとう」という言葉が日々の活力。
透析治療に使用するコンソールの操作とメンテナンスを担当しています。患者様に穿刺をしてダイアライザーに血液を送り、治療の様子を見守ります。また、定期的に医療機器の状態をチェックし、患者様に安全な治療を提供できるよう心がけています。私が携わる血液透析は、患者様の命を守る重要な治療。ほとんどの患者様が週3回通院していただく必要があり、クリニックで過ごす時間は生活の一部となります。ですから安心して心地よくご利用いただけるよう、透析の際の手技をスムーズに行うとともに、患者様の気持ちに寄り添えるよう努力をしています。患者様の「今日もありがとう」という言葉や笑顔が、日々の業務の活力です。

周囲のサポートを受けながら成長へと歩む。
少人数制の教育環境に魅力を感じて桐蔭横浜大学へ進学しました。医療と工学、2つの領域について学ぶため、覚えることが多く大変でした。先生との距離の近さを活かし、こまめに質問しながら勉強していきました。3年次に研究室に所属すると、頼りになる多くの先輩方と出会え、学ぶことがより楽しくなりました。たくさんの人に囲まれながら夢に近づく、充実した学生生活を過ごせたと思います。医療技術の発展により、臨床工学技士は今後ますます必要とされる存在になると感じています。「生涯活躍できる仕事」を目指す皆さんには、ぜひ桐蔭横浜大学で学び、この分野で力を発揮していただきたいですね。




教師
富山県 高等学校 勤務(2015年度現在)
伊東 篤志
スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2015年3月卒業)
県立滑川高等学校出身(富山県)

自ら積極的に行動することで、念願の仕事にたどり着きました。

教師になりたいと強く意識し始めたのは中学3年生の時です。当時、家族が立て続けに入院してつらい時期にあったのですが、担任の先生が私の異変に気づき、常に気遣ってくれました。おかげで苦しい時期を乗り切ることができた時、自分もいつか子どもたちの力になりたいと思い、教師を志しました。もともとスポーツが得意で、体を動かす楽しさを子どもたちに伝えたいと、保健体育の教員資格取得に照準を定め、中高だけでなく小学校の教員資格も取得できるこの桐蔭横浜大学を選びました。

教員採用試験を目指すためには、相応の覚悟と努力が必要です。授業を一生懸命聞くのはもちろん、自分から積極的に行動することが求められます。私の場合は、教職ゼミや学内での対策講座に積極的に参加し、講義を聞いたり論文を書いたり、キャリア情報センターでさまざまな相談に乗ってもらったりしていました。この大学のよいところの一つは、自分から求めれば先生方やスタッフの方々が最大の力でサポートしてくれる点にあると思います。先生から紹介されて、小中学校の学習支援や校外学習の引率などのボランティア活動にも参加しました。そこでは、現場の先生の生徒の言動に対する対応や指導の仕方などを間近に見ることができ、とてもよい勉強になりました。念願の教師になってまだ間もないですが、子どもたちの生き生きとした笑顔が大きな励みになっています。

Q.教師を目指す際に必要なことは?
A.教員資格を取るだけでなく、採用試験に合格するまで、長く厳しい戦いです。絶対に教師になるんだという強い決意を持ち、自分から行動して周囲を巻き込んでいくことが、大切だと思います。

Q.桐蔭での課外活動で印象に残っていることは?
A.部活動のバドミントンでは、人数が少なかったので大変なこともありました。その分、メンバーと深めた絆は大学生活の宝物です。




小学校教員
横浜市立森の台小学校 勤務(2015年度現在)
佐々木 莉紗
スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2013年3月卒業)
県立不来方高等学校出身(岩手県)

楽しく、分かりやすく「伝える」授業を心掛けています。

自分が受けたかった授業を、自分の手で。
子どもの頃、小学校があまり好きではありませんでした。そんな私が「先生になろう」との意思を固めたのは、大学に掲示があった小学校でのボランティア活動に複数回参加したことがきっかけでした。日々できることが増えていく子どもたちの成長の軌跡を間近に見られる楽しさに魅了され、先輩教員が取り入れている私の知らない指導法を直接目にしているうちに、自分もこんな授業を行って、子どもに学ぶこと、学校に来ることを好きになってほしいと考えるようになったのです。その気持ちが、楽しい授業を展開できる教員になるという目標にもつながっていきました。

努力を重ね、結果を導く。
在学中は、スポーツを切り口としたビジネスやテクノロジー、人の心のあり方など多様な世界に触れていく授業を経験し、視野が広がりました。そのうえで教師になる道を選んだ私は、3年次に教員志望者のための特別ゼミにも所属。同じ志を持つ仲間と励まし合いながら、数え切れないほど面接や模擬授業の練習を行いました。このように時間をかけて自分に自信を付け、教員採用試験対策に詳しい先生方にも協力いただいたことーそれが、合格につながる要因だったと感じます。大学で過ごした4年間は、漠然としていた将来に「教員」という形を与えてくれた、私にとって意義深く、忘れがたい時間です。




小田原市職員
小田原市役所 建設部 建設政策課 建設政策係 勤務(2015年度現在)
鈴木 かなえ
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2015年3月卒業)
県立茅ヶ崎高等学校出身(神奈川県)

大学で伸ばしたコミュニケーションスキルと専門知識で、地元の暮らしを支えています。

「地域の役に立ちたい」思いからこの道へ。
市営住宅の管理や用地購入に関わる、経理業務などを担当しています。作成した伝票に不備があると市民の方々や業者さんに多大な迷惑をおかけするため、ミスがないよう丁寧に仕事に向き合うことを心掛けています。もともとは教員志望でしたが、地元の市役所はどのような役割を担っているのか興味を抱き調べたところ、子どもの医療費補助など、想像以上に深く市民の生活に関わっていることを知りました。地域の役に立つ仕事にやりがいを感じ、進路変更を決めました。いずれはスポーツや教育などに関わる部署に配属され、大学で身に付けた専門知識を地域の子育てや生涯学習支援につなげたいと考えています。

大学の充実した環境とサポートで目標を実現。
さまざまな進路に向けた環境が整っている桐蔭横浜大学では、指導熱心な先生方や同じ夢を抱く仲間たちに出会えます。教員を目指す学生が集まるゼミに所属してプレゼンテーションやグループワークに取り組み、コミュニケーションスキルを磨いたことは現在の仕事の血肉にもなっています。市役所の採用試験を受ける際には、キャリア情報センターで充実したサポートを受けました。小田原市では面接が重視されるため何度も丁寧に対策をしてもらい、筆記についても出題傾向を踏まえたアドバイスをいただきました。その結果、落ち着いて試験当日を迎え、実力を発揮することができたと思います。




平塚市職員
平塚市民病院 医事課 勤務(2015年度現在)
郡司 彩夏
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2013年3月卒業)
県立大原高等学校出身(神奈川県)※現・県立平塚中等教育学校

「考えること」「動くこと」は、地域に貢献する仕事の基本になっています。

経験の有無によらず何事にもチャレンジ。
高校時代に桐蔭横浜大学の先生による講義を聴いたこと、街づくりに興味があったことがきっかけとなり、スポーツ健康政策学科に進学しました。この学科は、学生の「やりたい」「知りたい」思いを支えてくれる先生方に恵まれています。ある授業のなかで学外でのアンケート調査やインタビューを行う必要性を感じ、そのノウハウについて先生からアドバイスをいただきながら実践しました。指示されたことだけをやるのではなく「自分で考え、動く」姿勢が身に付いたと思います。その結果、スポーツと地域を関連づけた学びの理解が深まっていき、物事に自ら働きかけていく積極性が得られたと感じています。

人と地域とつながるために重ねた経験。
現在、私は市民病院の医事課で外来患者の予約管理と自治体・企業の健康診断等に関わる一連の業務を担っています。大学時代に資格取得した社会調査士としての知識はとても役立っていますね。また、スポーツ関連のボランティア活動を通して身に付いた異なる年代の方への対応、特に高齢者の方と良い関係性を築くための心配りも活きています。大学で得られるのはスポーツに関する知識だけではありません。スポーツと何かの間に、意外なつながりを発見することもあるでしょう。その発見を通して、新しい自分に出会うことができる。それが、桐蔭横浜大学の良さだと感じています。




地方公務員
世田谷区北沢総合支所 地域振興課 勤務(2014年度現在)
緑 大智
法学部 法律学科(2011年3月卒業)
私立東京実業高等学校出身(東京都)

大学時代にさまざまな人と交流した経験が今の仕事に活かされています

世田谷区の職員として、北沢地域で防災業務と地域振興業務を担当しています。防災業務では、休日に区民の方々を対象にした防災訓練やワークショップなどを実施しています。地域振興業務では、主にお祭りの運営をしており、今年は「せたがや梅まつり」の運営責任者を任されました。約1カ月にわたって開催されるお祭りで、1年近い準備期間がかかります。その間、わからないことばかりで数々の苦労がありましたが、盛況のうちに無事終えることができ、ホッとするとともに、自らの成長の手ごたえを感じています。ほかの職員に指示を出すとき、業務の説明をするときなどには、学生時代、軟式野球部でリーダーシップを発揮していた経験が活きていると思います。大学外での活動でもさまざまな年代の人と交流する機会を持ったことが、初対面の人とも物怖じせずコミュニケーションできる、今の人格形成に役立ったと感じています。

学生生活で印象に残っているのは、ゼミの担当教授やキャリア情報センターの方たちなど、自分の仕事に情熱を持ち、親身になって接してくれる“かっこいい大人”たちが数多くいたことです。自分もそんな大人になりたいと強く憧れました。その気持ちを忘れず、プロ意識のある公務員になっていきたいです。マニュアルにただ従うのでなく、人を相手にする仕事だという自覚を持って、区民の方々の生活を誠実に支えていきたいです。

Q.桐蔭での学びで、今役に立っていることは?
A.広く法律を学んだことは、あらゆる現場で役に立っています。実際の契約事務の中で、民法、商法の知識が活かされたこともありました。

Q.地方公務員として求められる要件は?
A.地域住民の方々とのコミュニケーションが欠かせない仕事なので、まずは人が好きだということです。その上で、公務員になって何をしたいのか、自分だけの目標をしっかり持つことが大切だと思います。




臨床検査技師
東海大学医学部付属病院 臨床検査技術科 勤務(2014年度現在)
大川 真由
医用工学部 生命医工学科 臨床検査学専攻(2014年3月卒業)
県立横須賀高等学校出身(神奈川県)

大学で学んだ知識を基に、現場での経験を積み重ねています

高校時代から医療分野の職業に就くことを目標にしていました。進学先を選ぶにあたっては、四年制の大学で基礎からしっかり学びたいと思い、桐蔭横浜大学を選択しました。学生時代は本当に勉強漬けでしたが、時間をうまくやりくりして、友人と海外旅行に出かけるなど、メリハリの利いた学生生活を満喫できたと思います。現在の仕事は、細菌検査の業務が中心です。患者様から提出された血液や尿などの検体を調べ、どのような菌が原因で症状が引き起こされているのかを調べる仕事です。研究棟での勤務なので、患者様と直に接する機会はほとんどありませんが、今はここで経験を積んでいきたいです。この病院は規模が大きく、100人ほどの臨床検査技師が勤務しています。数多くの患者様が訪れるので、さまざまな症例に接することができ、いろいろな専門分野の職員と関わることもできるので、知識や経験が日々蓄積されていくのを実感でき、自分の成長が楽しみです。

まだまだ分からないこともたくさんありますが、先輩たちの力を借りながらしっかり勉強を重ね、1日も早く一人前と認められるようになりたいです。病院での仕事は勤務時間が不規則で長時間労働だと思われがちですが、早番や日直などの例外はあるものの、基本的な勤務時間は9時から17時までで土日も休みです。プライベートの時間をしっかり楽しみつつ、この仕事を極めていきたいです。

Q.桐蔭の先生方に対する印象は?
A.先生方との距離が近いのがこの大学の魅力のひとつです。どんな疑問にも丁寧に応じてくれます。国家試験の前には「焦らなければできるよ」との言葉をもらい、落ち着いて乗り切ることができました。

Q.学生時代の課外活動や学内での思い出は?
A.AEDの講習会など医療系のボランティアに参加していました。大学中央棟の屋上テラスで友人とお弁当を食べたのも良い思い出です。




小学校教員
神奈川県 小学校 勤務(2014年度現在)
目黒 朋美
スポーツ健康政策学部 スポーツ教育学科(2014年3月卒業)
私立東海大学付属相模高等学校出身(神奈川県)

仲間と夢中になって学べる環境が背中を押してくれました。

私の家族は、全員からだを動かすことが好きでスポーツに親しんでいます。運動は低学年の頃に好き嫌いが決まってしまうと知り、だったら楽しさを教えてあげたいと小学校教員を目指しました。私が所属していたゼミでは、指導案や授業づくりを徹底的に学ぶ合宿もあります。学生が交代で先生役を務め、ひたすら授業を行うのです。これには鍛えられました。他の学生の授業で新たな視点に気付かせてもらったほか、仲間がいるおかげで発想が何倍にも広がりました。チームプレーで互いが成長できたのです。この経験が教育実習や教員採用試験で役立ちました。特に採用試験では受験生が交代で先生と児童役を務め評価し合うのですが、私は自信を持って挑めました。模擬授業を楽しむ余裕があり、児童役の一人ひとりの表情まで見えたのです。今は、登校から下校まで、あっという間の毎日ですが、限られた時間の中で準備を進めながら子どもたちとの触れ合いを楽しめ、トラブルにも柔軟に対応できるのは、桐蔭で先生と仲間の熱意に導かれたおかげだと思っています。

Q.桐蔭の学びの中で後輩に伝えたいことは?
A.いつでも何でも先生に相談できる環境です。私は部活と勉強の両立に悩みアドバイスを受け、学部の勉強、教職課程、ボランティア、部活と4年間フルに学ぶことができました。

Q.教師になるために必要なことは?
A.積極的にボランティアなどに参加して、子どもや先生方と関わり、現場を体感することです。また、教師は次世代を育てる責任ある仕事。常に自分を高め、考える姿勢が必要です。




不動産販売会社
住友不動産販売株式会社 勤務(2014年度現在)
赤間 夕輝
スポーツ健康政策学部 スポーツテクノロジー学科(2014年3月卒業)
私立米沢中央高等学校出身(山形県)

トレーナーとして学んだ経験が営業活動にも役立っています。

もともとは体育教師を目指して、この大学のスポーツテクノロジー学科を選びました。それが、住宅関連の企業に就職することになったのは、大学1年生の時に起きた東日本大震災がきっかけです。授業の一環で、復興支援ボランティアとして岩手県で活動した際、津波に家を流され、仮設住宅で生活する被災者の方々と触れ合う機会がありました。その中で“住むところのあるありがたさ”を実感したという話を耳にして、人間の生活の基本である衣食住のうち、“住空間”というものの重要性を強く意識するようになりました。今は池袋営業センターで賃貸物件の契約を担当しています。

営業の仕事は、大学のゼミ活動で学んだトレーナーの役割と共通する部分が多いと感じています。けがをした人のケアをする上で大切なのは、自分が相手から何を求められているのかを素早く的確に判断して、相手に還元することだと思います。そのためには相手が何を伝えたいのかを読み取り、「今こういう処置をしていますけど、具合はどうですか」と逐一確認を取りながら、進めていかなければ意味がありません。不動産の仕事も、お客様がどういう部屋を探しているのか、会話の中から相手のニーズを的確につかみ取って、必要な情報を提供することが求められますし、契約に至るまでのプロセスの確認も欠かせません。今後はもっとコミュニケーションのスキルを磨いて、お客様に頼られる営業マンになりたいです。

Q.桐蔭での学生生活で得たものは?
A.よい仲間に恵まれました。今も定期的に会って近況を報告し合います。常に刺激をくれて、自分も頑張らなきゃと思わせてくれる存在です。

Q.桐蔭の先生方に関する印象は?
A.困ったことがあったときに、親身に話を聞いてくれる先生がそろっていると感じます。自分の担当ゼミの教授だけでなく、いろいろな研究室の先生方に「全力で応援する」と、背中を押してもらいました。




プロサッカー選手
FC町田ゼルビア GK(2014年度現在)
島崎 恭平
スポーツ健康政策学部 スポーツ健康政策学科(2014年3月卒業)
私立流通経済大学付属柏高等学校出身(千葉県)

サッカー漬けの大学時代がプロへの意識を目覚めさせてくれました。

念願のプロサッカー選手になれたのは、この桐蔭横浜大学でサッカー漬けの日々を過ごせたおかげだと思います。入学当初は、まだプロになろうという明確な意思を持っていたわけではありません。大学のサッカー部で活動を続けているうちに次第に意識が変わり、プロになりたいという強い情熱が生まれました。大学3年生の時に、それまで所属していた関東リーグ2部で準優勝して、1部に昇格することができました。4年生では1部の舞台で強豪校との対戦を経験し、実力を磨くことができたと思います。結果を残すことで、先生方も応援してくれて、何かと気にかけてくれるようになりました。

大学の卒業論文では、『ゴールキーパーの育成』に関する研究を行いました。自分が積み上げてきた経験に加え、サッカーに関わるさまざまな方の話を聞いたり、専門書の知識を吸収したりして、どうすれば理想のゴールキーパーになれるかを自分なりに考えてみました。その経験は、今の自分の中にしっかり息づいていると思います。プロ選手になってみて、改めて厳しい世界だということを実感しました。日々勉強することがたくさんあり、もっと頑張らなければと自覚を強くしています。今はFC町田ゼルビアというチームを盛り上げ、J2リーグに昇格させることしか考えていません。目の前の目標をクリアするために努力することが、将来のステップアップにつながると信じています。

Q.桐蔭の学びで、今役立っていることは?
A.ヨガの授業で、手の指のマッサージを学んだことがあります。ゴールキーパーというポジションは、手を大切に扱わなければならないので、試合前などに指一本ずつ丁寧にマッサージしています。

Q.未来の後輩たちに伝えたいことは?
A.この学科の授業は多岐にわたります。興味のあるものを選択していくうちに、自分の本当にやりたいことがきっと見つかるはずです。


臨床工学技士
横須賀共済病院 臨床工学科 勤務(2013年度現在)
香取 優美
医用工学部 臨床工学科(2011年3月卒業)
私立横浜商科大学高等学校出身(神奈川県)

成長し続けようという気持ちが医療現場での私を支えています。

一日に約1800人の患者さんが来院するこの病院。入院中の患者さんも多く、医療スタッフは毎日たくさんの「いのち」と向きあっています。私たち臨床工学技士の仕事は、透析室、カテーテル室、手術室などさまざまな分野の医療機器の操作や管理・点検など。進歩し続ける医療の現場では、新しく導入される機器について学び続けなくてはならず、常に成長を求められる職業なのです。振り返れば、桐蔭に入学したばかりの頃は人見知りでおとなしく、「この子は大丈夫なのかなあ」と先生に思われていたくらいでした。それでも、医療の現場で働きたいという夢、そして熱心に教えてくださる先生方や励まし合える仲間たちの存在があったのでがんばることができました。苦手な科目を克服するために分からないことを何度も先生に質問したり、研究室の先輩に相談したり。少人数制なので先生方との距離が近く、丁寧に教えていただける環境なのもありがたかったです。今後も桐蔭で培った、成長し続ける意思や前向きな気持ちで、さらに知識を深めて成長していきたいと思います。

Q.臨床工学技士になるために必要なことは?
A.コミュニケーションの大切さです。医師や他のスタッフとの関わりはもちろん、さまざまな患者さんたちとの会話にも気を遣い、細やかな対応を心がけています。

Q.大学時代を振り返って、特に印象に残っていることは?
A.研究室での日々です。国家試験対策や病院実習をやりながら卒業研究を進めたので大変でしたが、学会に参加したり、バーベキューなど楽しい思い出もたくさんあります。



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