キリリン図書館ニュース」カテゴリーアーカイブ

バーバパパ、昨日で50歳!

 昨日は「おばけのバーバパパ」の原作が発表されて50周年の日でした。おばけ、と言っていますが、実はバーバパパの原作にはおばけという言葉は出てこないそうです。形が変わる不思議な様子から、翻訳したやましたはるおさんがおばけという風にしたそうですよ。
 そんなピンクの「おばけ」バーバパパ、50周年に合わせて記念グッズなども出ているようです。イベントをやっている会社のリンクを貼っておくので、バーバパパシリーズが好きな人は見てみてね!バーバパパのこいのぼりを作れたりする、遊びコーナーもありますよ!

50周年特設サイト https://www.plazastyle.com/barbapapa50th/

 

今日は何の日? ~第2弾~

 本日、4月23日は、「世界 本の日」です。1955年11月、パリで開催されたユネスコ総会において、毎年4月23日を、「世界 本の日」とする宣言が採択されました。
 本の良さを再認識し、親近感を育むことを目的としています。桐蔭学園でも、この休校期間中に本の良さ、すばらしさをみなさんに感じてもらおうと、きりりん図書館ニュースを開館しました。本がみなさんにとってもっと身近なものになることを願いながら、本日もみなさんへ記事を書いています。

 今回は、日本の絵本が国境を越えて様々な外国語に翻訳され、世界中の子どもたちに親しまれている絵本をいくつか紹介します。

『ぐりとぐら』
 1963年の出版以来、英語、フランス語、韓国語、タイ語など12言語で翻訳出版されています。

『りんごかもしれない』
 ヨシタケシンスケさんの著書は読んだことがある人も多いかもしれません。この絵本も、英語、韓国語、中国語、フランス語、オランダ語などに翻訳出版され世界の人々を楽しませているようです。

『もったいないばあさん』
 日本のもったいない精神を広めて、環境改善を目指すべく、出版社である講談社と国際協力機構(JICA)の連携事業として出版が実現。インド、ニューデリーでヒンディー語版が出版されています。

 まだまだたくさんの絵本が国境を越え、世界の人々に絵本・本の良さを届けています。日本からだけではなく、日本にも世界各地から多くの素晴らしい本が届いています。今読んでいる本を、世界中の人々も読んでいると思うと、なんだか世界の人々とつながっているような感覚になりますね。

 

先生インタビュー①

 みなさん、たくさん本を読んだりして、家の中で充実した時間をすごせていますか?さすがに読みたい本をもうほとんど読んじゃった!なんて人もいるかもしれませんね。
 そこで、今日は先生たちへインタビューをしたので、その内容をご紹介します!
 第一回目は、今年度より新しく桐蔭学園小学校、幼稚園の園長・校長先生になった森先生へのインタビューです!
 森先生とはまだ話したことがないでしょうから、どんな先生なのか、ワクワクしながら読んでくださいね♪

<先生へインタビュー!>
Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。

 森 朋子, 園長・校長先生

Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?

●犬と遊ぶこと=子どものころから一緒に育ちました。大事な家族の一員です。
●物語を読むこと=特に疲れているときは,違う人,違う環境,違う人生を体験できる物語を読むことが大好きです。
●散歩すること=知らないところを歩くのが好きです。
●マンガを読むこと=主人公が試行錯誤しながら成長するストーリーが好きです。

Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?

●低学年のころは,怪盗紳士 怪盗ルパン全集シリーズです。続けてホームズ,怪人20面相など,ちょっと怖いのが好きでした。
●高学年では『ニルスの不思議な旅』がお気に入りです。実は最初,アニメをテレビで見てから本を読みました。

Q4 最近読んだ本で面白かった本は?

●ハリーポッターシリーズを読み返しました!やっぱり面白い。映画もいいですが,本だと自分のイメージのハリーに会えます。
●『空海の風景』
時間があったので,久しぶりに手に取ってみました。空海という天才がどのような世界を見ていたのかを追体験しています。司馬遼太郎さんは何回も読み返しています。
●『転生したらスライムだった件』
ネット小説です。息子からのおススメで読みました。リーダーシップのあり方を考えさせられました。

Q5 各テーマのおススメの本は?

 知識をたくさん得られる本
『三国志』(文庫版)
歴史もの,大好きです。コミックで読むと背景がわかりやすいです。

 友達を大事にしたくなる本
『精霊の守人』
友達という言葉が当てはまるかわかりませんが,大事な人を守る,大事なことを守る,といったことを中心に,ファンタジーの世界が展開します。

 文字が少ない本
『ニコルおじさんのひみつの木』
絵本ですが,大人が読んでも面白いです。

 考えさせられるテーマの本
『電脳コイル』
インターネットにつながっている電脳メガネを子ども達がかけている世界です。もうすぐ来るかも。

Q6 みんなに向けて一言をお願いします。

寝る前に本を読んでいます。いろいろなことがあった1日でも,物語の中に入ることで元気になれる気がします。外で遊 べない時こそ,ぜひいろいろな物語の世界に飛び込み,旅をしてみてください。
保護者のみなさま,ぜひ子ども達のお勧め本を読んでみてください。本の内容を楽しむだけでなく,同じ世界観を子どもと共有する2度おいしい体験です!

 

昔話のお話 その3

 昔話のお話、第三弾です。昔話シリーズ最終回です。(多分)

 さて、「昔話」、と言われるとよくイメージされるのがグリム童話、イソップ物語、アンデルセン童話です。この中には一つ、昔話でないとはっきりしているものがありますが、どれかわかりますか?
 正解は、「アンデルセン童話」、です。簡単に説明しましょう。
 グリム童話はヨーロッパの昔話を集めてグリム兄弟という人たちが本にまとめたものです。まとめたグリム兄弟の名前がついていますが、中身は昔話。
 イソップは古代ギリシアの人といわれています。その人がつくったお話をまとめたものと言われています。そのため昔話かどうかは微妙なところですが、ただ、あまりに昔のことでそれが本当にイソップの書いたものなのかどうかがはっきりわからないので、昔話の仲間に入っているようです。
 最後のアンデルセン童話は、デンマークという国のアンデルセンが書いたお話です。書いた人がはっきりわかっているので、これはあまり昔話とはいいませんが、書かれたのが200年近く前なので、昔話グループと一緒に紹介されていることも多く、紛らわしいですね。

 アンデルセンが書いたお話は「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」「人魚姫」などのお話があります。どれも有名なので、聞いたことがある人も多いでしょう。
 昔話ではありませんが、心に残るお話がたくさんあるので、ぜひ、こちらも特に高学年の人は読んでみてくださいね!

 それでは、また次の記事で!

 

昔話のお話 その2

 前回に引き続き、昔話のお話です。今日は「昔話ってなに?」というお話。

 木曜日の動画でも少し言いましたが、昔話(民話とも言います)とは、人々の間で語られながら今に伝わった物語です。特定の誰かが書いたことが分かっているお話や、昔のことを最近になって書いたお話などはあまり昔話とはいいません。
 「むかしむかしあるところに」、で始まる、いつのことか、どこのことかもわからないようなお話を昔話、ということが多いです。
 反対に、これはおそらくこの時代のここで本当に起きたことだろう、というものは伝説と言います。詳しく話すと長―いお話になるので、興味がある人は違いを調べてみるのもよい自由研究になりますよ!

 さて、前回の記事のクイズですが、「世界五大昔話とは?」、という質問でした。予想はできましたか?それでは発表します!

 三匹の子ぶた
 ヘンゼルとグレーテル
 あかずきんちゃん
 おおかみと七匹の子やぎ
 ブレーメンのおんがくたい

 この五つでした!実はこれは童心社、という会社から出ていた紙芝居のセット、「世界五大ばなし」に入っているものです。世界五大昔話ははっきりときまっているものがあるわけではないので、出版社や人によっていろいろ違います。こちらも自分のおススメ五大話を考えても楽しいですね!

 ところで、上に書いた五つのお話は、ほとんどがグリム童話です。じゃあグリム童話って何?イソップ童話とかもあるよね?というふしぎがわいてきますね。
 それについては、また明日!

 

電子図書館に新しい本が増えました!

本日、40冊の本が追加されました。
15日にも新しく英語の本や空想科学読本などが読めるようになっています。
今日は青い鳥文庫やつばさ文庫などもたくさん入りましたので、ぜひ見てみてくださいね!
家から出ずに新しい本が読める!使わないと損ですよ!

※上のメニューの「特集」から「小学校の本棚」を選ぶと、小学生向けの本がすべて見られます。使ってみてね!

18日から新しく読めるようになった本

「星の王子さま」サン=テグジュペリ著
「オズの魔法使い」L.フランク・ボーム作
「あらしのよるに」木村裕一作
「電池が切れるまで」宮本雅史作
「ごんぎつね・てぶくろを買いに」新美南吉作
「小公子セドリック」バーネット作
「バッテリー1」あさのあつこ著
「長ぐつをはいた猫」シャルル・ペロー原作
「リンカーン」越水利江子作
「あさひやま動物記1オオカミの森とホッキョクグマ@旭山動物園」小菅正夫作
「注文の多い料理店セロひきのゴーシュ」宮沢賢治作
「アルプスの少女ハイジ」ヨハンナ・シュピリ作
「トム・ソーヤーの冒険」マーク・トウェイン作
「赤毛のアン新装版」L.M.モンゴメリ作
「大どろぼうブラブラ氏」角野栄子作
「卵の緒」瀬尾まいこ著
「クレヨン王国の十二か月新装版」福永令三作
「源氏物語新装版」紫式部作
「竹取物語」時海結以文
「平家物語」時海結以文
「クリスマス・キャロル」ディケンズ作
「ぼくらの心霊スポット1うわさの幽霊屋敷」あさのあつこ作
「ラストラン」角野栄子作
「怪談」小泉八雲作
「時をかける少女」筒井康隆作
「小公女セーラ」バーネット作
「若草物語」L.M.オルコット作
「南総里見八犬伝」滝沢馬琴作
「秘密の花園」バーネット作
「坊っちゃん」夏目漱石作
「自信の育て方電子書籍版(学校では教えてくれない大切なこと)」藤美沖マンガ
「失敗図鑑」大野正人著
「くもの糸・杜子春新装版」芥川龍之介作
「TheMANZAI上つきおうてくれ」あさのあつこ著
「古事記」斉藤洋文
「怪盗道化師」はやみねかおる作
「獣の奏者1」上橋菜穂子作
「物語ること、生きること」上橋菜穂子著
「白旗の少女」比嘉富子著
「呉書三国志」斉藤洋著

 

昔話のお話 その1

 昨日は各学年に読書の動画が配信されました。全学年、同じ内容を配信しています。1分間の昔話勝負、みなさん、どれくらい思いついたでしょうか?
 さて、動画でもお話した日本五大昔話。一般的には「ももたろう」「さるかに」「はなさかじい」「したきりすずめ」「かちかちやま」とされています。実はこれらのお話は、全部同じパターンが含まれています。なんだかわかりますか?
 それは、「悪いことをしたものが痛い目を見る」ということです。オニ、サル、いじわるじいさんやばあさん、たぬきなど、みんな悪いことをして罰を受けています。何百年も昔から人々が楽しんできたのは、正義が勝つお話、というのは面白いですね。
 これは日本だけではありません。外国の昔話も、こうした正義が勝つお話がたくさんあります。水曜日に紹介した記事の「NHKforSchool」や「Yahoo!きっず」のところで、昔話の動画がたくさん見られますので、興味がある人はぜひ見てみてくださいね。もちろん、
五大昔話も見られますよ!

 ところで、この五大昔話ですが、だれがいつ決めたのかははっきりしていません。なので、人によっては違うお話を入れることもあるようですし、三大昔話や七大昔話、なんてものもあるようです。自分なりの五大昔話を決めてみても面白いですね。
 さらに、日本だけではなく、世界五大昔話なんてものもあります。何が入っていると思いますか?
 ……長くなってしまったので、今日はここまでにします。世界五大昔話は次回の記事でご紹介します!予想してみてくださいね!

 

今日は何の日?

 学校が始まるまであと何日だろうと毎日指折り数えている人もいるのではないでしょうか。過ぎ去っていく1日1日にも「今日は〇〇の日」というものがあります。
 4月16日は、今から32年前にあのジブリの名作「となりのトトロ」が公開された日です。実は、「となりのトトロ」の主人公は当初は、サツキとメイではなく、1人の女の子の設定だったようです。しかし、上映時間が延びることになったので、1人の女の子からサツキとメイの2人に変更し、役割を分割したと言われています。

 そんな皆さんも観たり、読んだりしたことのあるジブリのおすすめ作品をいくつか紹介します。
 

『魔女の宅急便』
 魔女として決意した13歳の少女キキ。魔女の修行をするために、コリコの街に定住することに決めた。その街で出会った、パン屋のおソノさんや馴れ馴れしいトンボという男の子・・。
 ある日突然キキは魔法の力を失い、空もうまく飛べず、相方の黒猫のジジとの会話ができなくなります。魔法が使えなくなってキキは果たしてどうなってしまうのでしょうか。

『借りぐらしのアリエッティ』
 メアリー・ノートンの著書『床の下の小人たち』を原作として作られた作品。主人公は14歳の小人の少女アリエッティ。「人間に見られてはいけない」という掟の下古い屋敷の床下で人間生活品を借りて、密かに暮らしていたが、「借り」をしようとしていたある日の夜。翔という人間の男の子に見つかってしまう。翔は心臓の病を抱えていた。小人のアリエッティと病を抱えた翔のお互いに伝えたかったこととは・・・。

『ハウルの動く城』
 ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔』を映画化。こちらが1巻で、2巻に『アブダラと空飛ぶ絨毯』があります。映画と本とでは、かなりイメージが違うかもしれません。映画を観てから読むか読んでから観るか、悩みどころ。ちなみに魔法使いハウルは有名なタレントさんが声優をされています(最近は有名なあのハンバーガーチェーンのCMに出ている人です)。きっとみんなも知っている人だと思いますよ。

 他にも、ジブリの作品はたくさんあります。この機会にジブリの世界を映像でも本でも楽しんで見てください。
 

~おまけ~ 
 「今日は何の日?」という本はいくつも出版されています。何気なく過ごす1日がどんな日なのか考えながら過ごすのもいいかもしれませんね。

 

家庭で楽しく学習

 自宅学習中、家でのんびり過ごしているのもいいけれど、学習ももっとしたいなぁ。そう思っている人はいませんか?
 普段から学習が好きな人はもちろん、普段はあまり進んでやらない、という人も、これだけ家にいる時間が長いとちょっとやりたくなってきますよね。
 そこで、今日は、家にいる今だからこそできる、オンラインで使える学習をご紹介します!
 いろいろあるので、自分が興味が持てそうなものを探してみてね!
 

Benesse
 登録など不要で、無料で使えるプリントや動画がたくさんあります。特に「きょうの時間割」というコンテンツは9時から12時ごろまで毎日違う動画を配信しています。読書や化学実験などもあり、飽きずに毎日楽しめます。幼稚園向けにオンライン幼稚園もあります。

Yahoo!きっず おうち学校
 動画コンテンツやプログラミング、塗り絵などの息抜きも豊富。昔話の動画は低学年にもぴったりです。以前から公開されていたものをまとめているので、コンテンツ量がとても多いです。

NHK for Schoolおうちで学ぼう!
 たくさんのコンテンツを教科などにわけて見やすくまとめています。プログラミング的思考を学べる「テキシコー」や様々な大スケールの実験を行う「大科学実験」、昔話を役者さんが演じる「おはなしのくに」など、大人も楽しめる動画が盛りだくさんです。

文部科学省 子供の学び応援サイト
 ここで紹介してきたもののほかにも、たくさんのサイトが紹介されています。今までに紹介してきたものでは足りない!という人は、ぜひこちらも見てみてくださいね!

 

 

映画がある本の話

 本をじっくり読む時間、とても素敵な時間ですね。多くの人の心を動かす本は、本以外にもいろいろなメディア化されているものがあります。今日は、そんな中から映画化されている本をご紹介します。自宅の環境によっては、サブスクなどで家で映像を見ることが出来る人も多いと思います。良ければ見てみてくださいね。

 

<絵本から>
『グラファロ』
 ネズミが食べられそうになるたびに、グラファロと約束がある、といってその場を逃げ出します。森のみんなが怖がるグラファロとはいったい・・・?

『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』
 こちらも食べられそうになるネズミが出てきます。クマのアーネストおじさんはセレスティーヌと暮らすうちに情が移ってしまい・・・・・・。映画を絵本化した作品です。

『ピーターラビット』
 かわいい絵を見たことはあるかもしれませんが、意外と読んだことがある人は少ないかも?原作もそうですが、映画もちょっと過激な展開が多いので、高学年向けかもしれません。

 

<読み物から>
『忍たま乱太郎』
 朝日小学生新聞で長寿連載されていた忍たま乱太郎は、実写映画があります。アニメとはまた違う乱太郎たちの活躍が見られます。

『ルドルフとイッパイアッテナ』
 ひょんなことから遠くの町へ来てしまったルドルフ。飼い主のもとに戻るため、東京で出会ったイッパイアッテナに協力してもらい・・・・・・。

『パディントン』
 イギリスの町でくらすことになったクマのパディントンのお話。かわいらしいけどたくさんのトラブルを巻き起こすパディントンから目が離せません!2もあります。

『リトルプリンス 星の王子さまと私』
 原作をもとに映画オリジナルストーリーになっています。本を読んでから見た方がきっと楽しめると思います。

 

 今回は割と新しめの映画を中心に紹介しました。昔ながらの名作を映画化したものもたくさんあるので、機会があればそちらもご紹介します!