最新の投稿
1 2021年3月30日 キリリン図書館ニュース、ひとまず、お別れです
2 2021年3月24日 将来の夢は何ですか?
3 2021年3月10日 ラーニングスペース、拡大中!
4 2021年2月26日 100回目です!
5 2021年2月19日 身近?な世界一
 
 

ハリー・ポッター作者の新作が無料公開中

みなさんは「ハリー・ポッター」を知っていますか?映画で見たことがある、という人も多いかもしれませんね。
ハリー・ポッターは今から20年以上前に出版されたのですが、瞬く間に世界中で大ベストセラーになりました。日本でももちろん大人気で、発売日には本屋さんが開く前から行列ができていたり、日本語になるのを待ちきれずに海外で買ってきて英語のまま読んだりと、大ブームを巻き起こしました。
全7巻、後半はさらに1冊が上下巻に分かれており大ボリュームのストーリーなのですが、面白くてグイグイ世界に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまう本です。
そのハリー・ポッターの作者、J・K・ローリングさんの新作、伝説の怪物をめぐる真実、希望、友情の物語「イッカボック」が、静山社のホームページで現在無料公開されています。
一つ一つは数ページ分くらいの短いお話で40話まで読めますので、「ハリー・ポッター」好きの人はもちろん、そうでない人もぜひ読んでみてくださいね!9月25日まで読めます。
同時に、挿絵コンテストも開催されています。絵を描くのが好きない人はそちらもチェックしてね!

静山社 https://www.sayzansha.com/

 

今日は何の日?その4

キリリン図書館ニュースでは、これまでに何度か今日は何の日かを伝える記事を書いています。前回は9月1日、防災の日をご紹介しました。
では、今日、9月9日は何の日でしょう?実は今日は大きな節目の日です。他の日は有名なのに、あまりこの日は知られていない、そんな日です。
同じグループには3月3日、5月5日、7月7日があります。何のグループかわかりましたか?
そう、今日は、節句です。季節の移り変わりを感じ、お祝いする日なのです。3月3日の桃の節句(ひなまつり)、5月5日の端午の節句(子どもの日)、7月7日の七夕の節句(たなばた)は有名ですが、この9月9日はあまり知らない人も多いのではないでしょうか。

9月9日は重陽(ちょうよう)の節句といいます。9という数字は陽の数字、とてもおめでたい数字といわれていました。その陽の数字が二つ重なるから重陽。とてもおめでたい日だと言われています。
昔のカレンダーでは菊の咲く季節であったことから、別名は菊の節句とも(今は菊が咲くのはもう少し先の10月ごろですね)。菊を飾ったり、菊の花を料理に使ったりしたそうです。「え?花なんて食べられるの?」と思った人もいるかもしれませんね。お刺身などに黄色いたんぽぽのような花がのっていること、ありませんか?あれが菊です。食べたことがある人もいるかもしれませんね。

新型コロナや大雨、台風や遠出がなかなかできなかったりなど、なかなか気持ちが明るくなることが少なくなってしまっているかもしれません。でも、今日はとてもおめでたい日ですので、気持ちが少しでも明るくなることを願っています!

菊について詳しく知りたい人は、この本を読んでみてね!
「キクの絵本」かみむらはるか 農山漁村文化協会 2001年3月
キクの絵本

 

今日は何の日か知っていますか?

9月1日、今日は防災の日です。なぜ今日が防災の日なのかは知っていますか?
いくつかの理由があるようですが、大きな理由として今からおよそ100年前の1923年の今日、関東大震災が起こった日だから、ということがあります。100年近くたった今も語り継がれる、とても大きな災害だったのです。
でも、今日は「地震の日」ではありません。「防災の日」です。過去の地震などの災害からどうやって身を守ってきたのか、考える日です。そして今日から1週間は防災週間として、防災について考える1週間になっています。
災害は地震だけではありません。台風、雷、大雨などたくさんの災害があります。それらを人ごとにせず、自分の身を守るにはどうすればいいかを考える1週間にしてみてくださいね。
そして、そうした考えを助けてくれるのが本です。防災に関する本、とってもたくさん出ています。ぜひ、防災に関する本を読んで、身を守る方法を考えてみてくださいね。
(ちなみに先生は子どものころ、「ぼくのじしんえにっき (いわさき書店 1989年10月 八起 正道)」という本を読んだのがとっても印象に残っています。おうちの人も読んだかも?聞いてみてね!)

防災について考えられるサイトもご紹介します。ぜひ、一度見てみてくださいね!

国土交通省「防災副読本」https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000654131.pdf
Yahoo!きっず「学習→総合→防災」 https://kids.yahoo.co.jp/study/integrated/bousai/
東京都防災ホームページ「キッズ向け防災」https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000033/index.html

また、各地に防災センターがあります。家の近くのセンターを調べてみてね!いろいろな体験ができるところもありますよ。横浜の防災センターはこちら。

横浜市民防災センター http://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/

 

明日から2学期です!

 いよいよ明日から2学期が始まりますね!先生もみんなに会えるのを楽しみにしています。
 読書からの課題を確認します。

全学年:読書感想文コンクールの作品(明日、担任の先生に提出です。)
    ※1年生は自由参加なので希望者だけです。

2,3,4年:読書記録カード
 読んだ本を記録してください。夏休みに読んだ本で書いてない本があれば忘れずに書きましょう!何冊以上、という決まりはないので、読んだ分だけでいいですよ。最初の読書の授業で提出です。

 まだまだ暑い日が続きます。今日は早く寝て、明日に備えて体調を整えておきましょう!

 

夏休み名作紹介まとめ

 さて、これまでに10作の名作を紹介してきました。面白そうなものはありましたか?読んでみたものはありましたか?
 名作、というとちょっと身構えてしまう人もいるかもしれません。難しそうだな、昔の話なんて…、最近のものがいいよ、と思う人もいるでしょう。ですが、何十年も、場合によっては百年以上も昔に書かれて今も読まれている話ですから、面白くないわけがないんです。面白くなかったら、どこかの時に読まれなくなって、今では出版されていません。
 紹介してきたものはどれも先生が自信をもってすすめられる本ですので、ぜひ、読んでみてくださいね!これまでに紹介した作品を一覧にしておきます。
 今はまだ難しそうだな、という人は、もう少し本を読むのが得意になったら、この記事を見かえしてみてくださいね!

  作品・シリーズ名 舞台 作者
シャーロックホームズ イギリス アーサー・コナン・ドイル
赤毛のアン カナダ ルーシー・M・モンゴメリ
ニルスのふしぎな旅 スウェーデン セルマ・ラーゲルレーフ
アラビアンナイト イラクなど いろんな人が書いています
ルパン フランス モーリス・ルブラン
ハイジ スイス ヨハンナ・スピリ
アーサー王物語 イギリス いろいろな人が書いています
インガルス一家の物語 アメリカ ローラ・インガルス・ワイルダー
西遊記 中国 諸説あり
10 おくの細道 日本 松尾芭蕉
 

夏休み名作紹介10

 たくさん紹介してきたこの名作シリーズも今日で10作品目、そして今日で最終回です!最終回の今日は日本が舞台の本をご紹介します!松尾芭蕉の書いた「おくの細道」です。
 この本は、江戸時代の俳人(俳句を作る人)であった松尾芭蕉が150日間かけて日本をめぐり、その各地で感じたことを文章や俳句にして残したものです。何日にどこに行った、ということなどもわかるので、読んでいると一緒に旅行している気持ちになれるかもしれません。実際にこのコースをめぐっている人などもいるそうですよ。
 松尾芭蕉の有名な俳句に、「古池や 蛙(かわず)飛び込む 水の音」という俳句があります。奥の細道の中にも有名な「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」なども載っています。どこかで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
 そんな名句を残した松尾芭蕉ですが、実は忍者だったのでは……という説があります。松尾芭蕉のたどったコースはなんと2400㎞もあるそうです。150日でそれを回るには、毎日16km以上歩かなくてはいけません。一日も休まず、山道でも気にせずに150日間毎日です。当時45歳くらいだった松尾芭蕉がそんなに元気に歩き回れるのか?そして、不自然に長い期間泊まっていた場所があることから、忍者としてその場所を調べていたのでは……。なんていうように考える人がいるそうです。本当かどうかはわかりませんが、忍者の書いた本かもしれない、と思うとまた違った読み方ができますね。
 ただし、興味が出て読みたい!と思った人、残念ですが元の本はかなり内容も難しいので、原本をそのまま読むのはたぶん大変です。小学生向けに漫画だったり図解だったりしながら説明してくれている本がたくさん出ているので、最初はそちらを見ることをお勧めします。読んでみて面白いな、と思ったら、中学生や高校生になってから、ぜひ元の本も読んでみてくださいね。

 

夏休み名作紹介9

 今日は日本にも近い国、中国のお話「西遊記」をご紹介します。西遊記は天竺(今のインド)へ経典という仏教の教えを書いた巻物を取りに行くお坊さんとお供の活躍を書いたお話です。西遊記を読んだことがなくても、お供の3人のことは知っている人が多いのではないでしょうか。河童の沙悟浄、豚の猪八戒、猿の孫悟空の3人です。特に孫悟空は中国だけではなく、日本でも人気があるので、それをモデルにしたキャラクターもたくさんいます。
 また、3人が仕えたお坊さんは三蔵法師でした。三蔵とは仏教にとても詳しい人という意味なので、名前ではなく、職業名に近いものです。名前は玄奘(げんじょう)といいます。ですから、玄奘三蔵法師、と呼ばれます。
 この玄奘三蔵法師は実在の人物です。また、この人がインドに行ったのも本当の話です。途中で妖怪たちと戦ったり、お供の悟空たちがいたかはわかりませんが、わずかな人数で砂漠を渡り、大冒険をしてインドにたどり着いたのは間違いないようです。
 この西遊記は中国三大奇書(奇書とはすぐれた本、という意味だそうです。)にも入っています。西遊記を読んで面白いと思ったら、同じ三大奇書の「三国志演義」も読んでみてくださいね!
(残りの一つは「水滸伝」ですが、こちらは少し難しいので大きくなったら読んでみてね!)

 

夏休み名作紹介8

 今日はアメリカのお話、「インガルス一家の物語」をご紹介します。書いた人はローラ・インガルス・ワイルダーさんです。書いた人がインガルスさんで、本の題名がインガルス一家の物語。そうです、これは作者の実際の経験をもとに書かれたお話なんです。
 150年近く前の、アメリカという国がどんどん大きくなっていった頃のお話です。その頃の人がどんなことを考え、どんな生活をしていたのかがよくわかります。実際のことをもとにしているので辛いこともありますし、かなり昔のことを書いた本なので今では考えられないようなことも起こります。ですが、その時代があったこと、そうした現実を乗り越えて今のみなさんの生活があることを考えさせてくれる本です。
 テレビドラマにもなっていて、日本でも放映されていました。おうちの人たち、両親だけでなくおじいちゃんおばあちゃんの世代の人たちも読んだ本なので、読み終わったらぜひお話してみてくださいね!

 

夏休み名作紹介7

 今回は「アーサー王物語」をご紹介します。ブリテン島を舞台にした騎士たちの活躍を書いた本です。ブリテン島は今でいう「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」のことですね。有名な国なので、行ったことがある人もいるかもしれませんね。え?そんな国は知らない?いやいや、この名作紹介記事でもすでに1度出てきていますよ。グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国はわかりやすく言うとイギリスのことです。シャーロックホームズと同じ国ですね。
 ホームズの時代よりもっとずっと前の中世といわれる騎士たちが大活躍した時代のお話で、このお話はいろいろなアニメやゲームのもとになっています。このお話に出てくる有名どころだと、「魔法使いマーリン」、「アーサー王」をはじめ、円卓の騎士と呼ばれる「ランスロット」「ガウェイン」「パーシヴァル」「トリスタン」など、ゲームや漫画などが好きならどこかで聞いたことがある名前がたくさん出てきます。ほかにも「聖剣エクスカリバー」、「キャメロット王国」、「幻の島アヴァロン」など、自分が好きな小説やアニメにも出てきたことがあるのではないでしょうか。
 かなり昔に書かれているものなので少しわかりづらいところもありますが、ゲームやアニメ、漫画などが好きなら絶対に読んでおくべき1冊です!お休みの時間があるときにこそ、集中して読んでみてくださいね。

 

夏休み名作紹介6

 今日の作品は「ハイジ」です。聞き覚えがある人が多いのではないでしょうか。そうです、去年のホール行事でハイジの劇を見ましたね!そのハイジです。
 大まかなストーリーは劇の通りですが、もともとの小説は出版社によっては上下巻に分かれるほどの大作です。もちろん短くした本もたくさん出ているのですが、ここはぜひ、できるだけ原作通りに書かれている本を読んでもらいたいと思います。なぜならば、短くまとめたものでカットされているのはハイジがつらく苦しい時間を過ごしているところが多いからです。
 みんなが楽しんで読めるように、そうした本は面白いところだけを取り上げることが多いです。それがすべてダメとは言いません。昨日紹介した「ニルスのふしぎな旅」などはあまりにも長いので、短くまとめている出版社が多いです。ですが、「ハイジ」に関してはそのハイジがつらかったところを飛ばしてしまうと、なにがそんなに辛いのか、なぜ山に帰ってあんなに喜んだのか、なぜクララとあれほど仲良くなれたのか、などがよく伝わらないと先生は思っています。
 劇を見て大体のあらすじは知っている皆さんだからこそ、本では完全に近いものをぜひ選んでみてください。
 舞台はみなさんご存じのとおり、スイス(ドイツにも行きますね)ですね。作品にもよく出てくるチーズですが、スイスで有名なチーズにラクレットというチーズがあります。このチーズはよく伸びるので、ハイジを読んだらぜひこのチーズを温めてパンに乗せて食べてみてくださいね!
 ちなみに今日は8月12日。8(は)1(い)2(じ)でハイジの日だそうですよ!