投稿者「toin-principal」のアーカイブ

学校説明会(中等教育学校)

11/14(土)、中等教育学校の説明会が行われました。コロナ禍により、例年のように多くの皆さまにご来場いただく形での説明会が実施できない中、座席数を限定させていただいた上で、1回限りの開催となりました。予約申し込み開始直後に満席となってしまい、大変ご不便をおかけいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。

会場のシンフォニーホール入口では検温を実施、前後の方とのディスタンスを十分にとって入場していただきました。ご協力ありがとうございます。

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最初に私(岡田)からご挨拶。

「コロナ禍の中、桐蔭学園ではオンライン授業を行ってきました。その特徴は、単に授業動画を配信するといった一方的なものではなく、ロイロノート・スクールというアプリを使った双方向型(教員ー生徒、生徒ー生徒)の学びが実現できたところにあります。そして、あくまでも生徒が自ら学習計画を立て、主体的に学べるようなシステムとしたところが大きなポイントです。新しい進学校を目指す桐蔭学園の理念である『自ら考え判断し行動できる生徒の育成』を、オンライン授業においても活かすことができました」

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続いて在校生へのインタビューです。今回は、在校生の生の声を通して桐蔭学園の学びを理解していただこうとの趣旨でこのような形をとりました。最初に2年生から。

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「小学校の勉強と中学校の勉強の違いは?」との質問に、「小学校では教科書の覚えるべきところを覚えればそれでよかったのですが、中学校では授業で先生の話をしっかり聞くこと、そして自分でまとめて『ノート作り』をしていくことが大切です」との答え。さすが2年生、成長を感じます。

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次に1年生です。初々しさを漂わせるインタビューとなりました。それでも受験生へのアドバイスでは、受験を経験した「先輩」としての顔をのぞかせてくれました。

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入試関係の一連の説明の後、最後のご挨拶。本日の登壇者全員が並んで。私から即興でいくつか質問を投げかけてみました。

「桐蔭に入学する前に不安だったことは?」

「友達ができるか不安でしたが、桐蔭の小学部から上がってきた子がうまく仲を取り持ってくれて、すぐに皆と仲良くなることができました」

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男女共学化2年目を迎えた中等教育学校。生徒たち自らの声を通じて、その魅力の一端でも感じてくださったのであればこの上ない喜びです。

本日ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。

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オンライン鵬翔祭(ほうしょうさい)に向けて

12/19(土)・20(日)の両日、「オンライン鵬翔祭」が予定されています。本来であれば毎年9月に行われるはずのものですが、今年は新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となってしまいました。そんな中で「何とか鵬翔祭を実施したい!」との実行委員たちの熱意が実り、オンラインによる鵬翔祭が実現する運びとなったものです。

11/12(木)の放課後、実行委員会広報部門の2人が、パンフレットに掲載する校長挨拶文の執筆依頼にやってきました。

【下の写真は、広報部門の田中さんと野原さんから依頼文を受け取る私】

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2日間にわたって開催される「オンライン鵬翔祭」。初日の12/19は高校共学1年・2年全クラスの動画が、翌12/20は高校・中等後期の文化部による動画が配信されます。

例年通りの鵬翔祭の実現は叶いませんでしたが、「オンライン鵬翔祭」が決してその代替企画にとどまらない、素晴らしいものになることを期待しています。

 

卒業生・早見和真さん 山本周五郎賞受賞

このブログでも何度か紹介している小説家・早見和真さんがこのたび第33回山本周五郎賞を受賞され、さる11/5(木)、都内のホテルで贈呈式が行われました。

【下の写真は、第33回三島由紀夫賞・山本周五郎賞贈呈式の様子】

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早見さんは桐蔭学園中・高の卒業生で、高校時代は硬式野球部に所属。デビュー作である『ひゃくはち』は名門高校野球部の補欠部員を主人公としたもので、のちに映画化されました。

今夏の甲子園大会が中止になったことについて、早見さんが一方ならぬ思いを抱いていたことは以前このブログにも書いたとおりです。たとえ補欠であれ、甲子園に出場できた自身の立場から甲子園を失った球児たちに思いを馳せ、温かな眼差しを向けてこられました。

現在は愛媛県松山市に在住している早見さんですが、実は贈呈式の前日に桐蔭学園を訪問し、硬式野球部の練習を熱心にご覧になっていました。「次の目標」に向かってひたすら白球を追う後輩たちを頼もしそうに眺めていた姿が実に印象的でした。

【下の写真は、今回の受賞作『ザ・ロイヤルファミリー』】

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卒業生の活躍は本当に嬉しいものです。受賞、おめでとうございます。

 

学校説明会(高校)

11/7(土)、高校の学校説明会を実施いたしました。午前の部(10:00~)と午後の部(14:30~)を行い、これで今年度全6回のうち3回が終了したことになります。

入り口での検温やご来場の皆さまのディスタンスの確保等、新型コロナウイルス感染防止対策を万全に取った上での開催です。

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会場のシンフォニーホール内の様子です。「密」を避けるため、1階席のみを使用し、座席は1列おき、左右は1席おきに着席していただきました。例年は1,000名以上の方にご来場いただくのですが、今年は260席限定(予約制)とさせていただきました。ご不便をおかけして申し訳ありません。

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私(岡田)からのご挨拶です。

「桐蔭学園では、アクティブラーニング型授業、探究(未来への扉)、キャリア教育の3本柱を確立し、次の50年を見据えた新しい学びを展開しています。大学に入ってから、そして変化の激しい社会に出てからも力強く歩んでいける人物になってほしいと願っています」

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つづいて香川高校部長より、学校生活と教育内容についての説明です。

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生徒によるコメント動画や生徒会制作の「桐蔭生の1日」動画などをふんだんに盛り込んだ内容です。

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最後は河原入試広報次長による入学試験についての説明です。

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コロナ禍の中、何かとご不便をおかけする説明会となりましたが、ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。また、予約が取れずにご来場いただくことができなかった皆さま、誠に申し訳ありません。なお、今回のものと同内容の学校説明会動画をオンデマンドにてご視聴いただけるようになっています。学園公式サイトより、どうぞご覧ください。

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第2回 探究・みらとび発表会

10/29(木)、「探究・みらとび発表会」が行われました。昨年度に続き、2回目となります。

桐蔭学園には「アクティブラーニング型授業」「探究(未来への扉)」「キャリア教育」という学びの3本柱があります。このうち、「未来への扉」(略して「みらとび」)の各ゼミで探究してきた成果を、各自がプレゼンテーションするのがこの発表会です。

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昨年度は保護者の皆さまにもお越しいただいたのですが、今回は残念ながら生徒・教員のみによる開催です。

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「みらとび」では、①課題の設定⇒②情報の収集⇒③整理・分析⇒④まとめ・発表という探究の手順をふまえ、各ゼミ単位での活動を行ってきました。今回の発表では、高校2年・中等5年(高校1年・中等4年が聴講)、中学女子3年、中等1・2年が全員プレゼンテーションを、中学男子3年は代表者による発表、そして中等3年はポスターセッションを行いました。

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プレゼン後は質疑応答も。

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各プレゼンに対してコメントシートを記入します。

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中等3年は体育館でのポスターセッションです。

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真剣に聴講して…

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終わったら盛大に拍手!

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今回は撮影クルーも入りました。

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「みらとび」についての詳細は「みらとび特設ページ」をご覧ください。

https://www.miratobi.jp/

また、学園Facebookにも発表会の記事が掲載されております。

https://m.facebook.com/toingakuen/

終了後、発表を終えた生徒6名に座談会形式でのインタビューを行いました。

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発表を終えた感想を尋ねると、一様に「ホッとしました」「こんなに緊張するとは思いませんでした」とのこと。

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「探究・みらとび」を続けてきて大変だったこと、一方でこの活動を通じて得たものについて、皆熱く語ってくれました。

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今回の発表会を通じて、問を立てること、そしてその問に即したデータを収集することがいかに難しいかを実感したようです。また、発表に向けていかに周到な準備が大切であるかも身に沁みて感じたとのことでした。

しかし、この経験は将来生きていく上で必ず役に立つものになることも確信したようです。それだけ今回の発表に向けて真剣に取り組んできたということなのでしょう。何より、彼ら彼女らの充実した表情からもそのことが十分にうかがえます。

桐蔭学園の生徒たちには、学ぶことの楽しさを、そして生涯学び続ける姿勢を得てほしいと願ってやみません。

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サイバー犯罪防止講習会(中等1年)

10/26(月)、中等1年生を対象にサイバー犯罪防止講習会が開かれました。神奈川県警本部少年育成課の方にお越しいただき、講師を務めていただきました。

講習会は「密」になることを避けるため、1年8組の37名のみがF棟AV教室に集合し、前後左右の座席をあけて着席し、聴講する形をとりました。他の7クラスにはZoomを利用して各教室に中継、リアルタイムで聴講しました。

サイバー犯罪講習

お話は青少年指導の実際の経験に基づくもので、具体的なSNSのトラブルや犯罪に巻き込まれる様子が端的に理解できるものでした。

サイバー犯罪講習 生徒の様子

今や中高生にとってスマホやPCは生活になくてはならないツールとなっています。しかし、早いうちから適切な使い方を身につけていないと、時として犯罪に巻き込まれてしまう危険性をはらんでいます。今回の講習会を通じて、スマホやSNSの「賢い使い手」になってくれることを願っています。