月別アーカイブ: 2020年6月

「みらとび」Webページ開設

桐蔭学園の学びの3本柱は「アクティブラーニング(AL)型授業」「探究(未来への扉)」「キャリア教育」です。

このうち、探究(未来への扉)は略して「みらとび」と呼ばれており、通常授業に組み込まれているものです。

授業では「①課題の設定⇒②情報の収集⇒③整理・分析⇒④まとめ・表現」といった流れをスパイラルに展開して、自ら学び続ける力を身につけることを目標としています。

このたび、中学校・高等学校・中等教育学校における「みらとび」の取り組みを配信するWebページを開設しました。

6/11現在、桐蔭学園は新型コロナウイルス感染防止のため、自宅でのオンライン授業・分散登校となっていますが、この期間でも「探究」を継続しています。このWebページでは、 自宅での「みらとび」への取り組みも紹介していきます。

どうぞご覧ください。

https://www.miratobi.jp/

みらとび
 

高校共学1年生登校日

桐蔭学園では、6月中はオンライン授業を継続しながら分散登校を実施しています。4日(木)、5日(金)、8日(月)は、高校共学1年の3つのコースがそれぞれ登校しました。

4月に入学式を行い、そのまま自宅学習(オンライン授業)に入りましたので、今回が2度目の登校となります。

前後左右の間隔を十分にとり、全員がマスクを着用してのホームルームです。入学式の日には慌ただしくてできなかった「自己紹介」。

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その後はやはり十分に間隔をとった上でペアワーク、グループワークを行いました。桐蔭に入学してから実質的に初めてクラスメートを話をすることになります。

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自宅学習期間中、ほとんど外出もせず、友だちとも話をしていなかった生徒がほとんどです。みんな、友だちと話したくてウズウズしていたんでしょうね。

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「クラスの雰囲気がすごく良かった」「久しぶりに人と話して楽しかった」「話しやすそうな人ばかりで安心した」「みんなと話ができるのが学校の醍醐味だと思った」「次回の登校日が楽しみになった」━あるクラスのふり返りから。

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クラスメートとワークをし、やっと高校生になった実感を得たという生徒も多かったようです。 コロナ問題が1日も早く終息し、彼ら彼女らに桐蔭学園での高校生活を思い切り楽しんでほしいと心から願っています。

 

オンライン父母会・保護者会

桐蔭学園では毎年この時期、第1回の父母会・保護者会を行っています。例年は保護者の皆さまに学校までお越しいただき、シンフォニーホールでの説明やクラス懇談会を行うのですが、今年は新型コロナウイルス感染予防の観点からオンラインで実施することにしました。

6/6(土)は、高校共学2年生の保護者会です。YouTubeの「限定公開」によるライブ配信という形で行いました。司会の香川高校部長。

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私(岡田)からのご挨拶の後、末包学年主任による説明へと進みます。実際にシンフォニーホールからのライブ中継です。

本来はこの客席に保護者の皆さまにお越しいただくはずなのですが…。

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スクリーンにスライドを映し出しながらの説明です。学年の指導方針やこの自宅学習期間の過ごし方について詳しくお話ししました。

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配信画面ではホールスクリーンが映し出され、説明の音声が流れます。

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この後、各クラスごとに担任による説明動画が配信されました。

桐蔭学園では、たとえコロナ問題の中であっても、生徒の学びや保護者の皆さまとのコミュニケーションを決して途切らしてはいけないとの思いから、さまざまに工夫を凝らしながらチャレンジを続けています。これらのチャレンジによって、コロナ問題が終息した後、ひょっとすると「新しい何か」が産み出せるかもしれません。

そう考えると、少しワクワクしてきます。

 

中等1年生初登校

6/3(水)は中等1年生の登校日。4月の入学式は新型コロナウイルス感染防止のためオンラインで実施、その後もオンライン授業が続いていましたので、入学後初めての登校となりました。

エントランスが「密」にならないよう、時間差で入ります。並ぶ際もご覧のように間隔を空けて。

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下足場にはマスク着用を呼びかける掲示と手指消毒液。

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また、靴底を消毒するための消毒用マットも設置してあります。この写真は別の校舎のものですが、このようにジョウロで消毒液を染み込ませて使います。

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家を出る前に検温してくることになっていますが、できなかった生徒のために、サーモメーターを持った先生が廊下に控えています。

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教室ではまず最初に「健康管理フローシート」を記入。その日の体調をチェックします。今後、毎日これを記入し、登校日のたびに提出します。

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いよいよ初めてのホームルームです。ただし、こちらも「密」を避けるため、1クラスを2グループに分けての実施となります。

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ご覧のように、先生はフェースシールド&マスクを着用。

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初めてのホームルーム、生徒たちはさすがに緊張気味です。本来であれば、この日はさまざまなワークを通じてクラスメート同士で積極的にコミュニケーションをとってもらうはずなのですが…。この状況下では仕方ありませんね。

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桐蔭学園では、授業の始まりと終わりに「黙想」をします。これは創立以来の伝統となっているもので、休み時間との気持ちの切り換えを目的としています。その練習もちょっとしてみました。

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まだまだ通常の学校生活からはほど遠い活動量ですが、少しずつ「日常」に近づいています。新型ウイルス対策を万全にしながら、生徒たちのためにいかに充実した学校生活を提供することができるか。私たちの工夫と頑張りが試されます。

 

2か月遅れの入学式

新型コロナウイルス感染症の拡大により、当初4/8(水)に行う予定であった高校男子部・高校女子部の入学式が、6/2(火)、約2か月遅れで挙行されました。女子部は9:30、男子部は11:00の開式です。

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感染防止のため、新入生と教職員のみが参列、保護者の皆様にはオンラインによるライブ中継をお届けしました(男子部の後半、中継が途絶してしまい、申し訳ありませんでした)。

ご覧のように、新入生同士の間隔を広く取り、全員がマスクを着用、シンフォニーホールの扉を開放して換気に努めています。

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私(岡田)からの告示です。

「今回のコロナ問題は、確実に歴史的な転換期になります。この時期に高校生になるということ、高校生として生きるということの意味を考えてください。どんな未来を作りたいか。それを一緒に考えていきましょう」

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続いて、溝上理事長からの祝辞です。

「皆さんは、将来予想不可能な世界を生きることになります。そしてまさに今、予想のつかない問題に直面しています。桐蔭学園の5つの建学の精神、そして新しい学びを通じて、これらに立ち向かえる力を養ってください」

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最後は新入学者代表による「誓いのことば」。女子部代表は伊藤華那さんです。コロナ禍の中、決して悲観することなく、前向きに高校生活を送る意志を語ってくれました。

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男子部代表は藤井直人君。桐蔭学園中学校での3年間にひと区切りをつけ、新たな気持ちで高校生活をスタートさせる決意を語ってくれました。

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今回の入学式は生徒の登校が再開する初日に行われました。6月中は分散登校となる桐蔭学園で、この日登校したのはこの新入生たちだけです。中学校からの進学者(内進生)である彼ら彼女らが登校するのは、実に3か月ぶりとなります。

本当に久しぶりに生徒が学校に戻ってきました。やはり生徒のいる学校は素晴らしいものです。そして、久しぶりに見る生徒たち、随分大人っぽく成長していました。式の最中は何度も胸に込み上げるものを感じました。

今回の入学式は私自身にとって、生徒たちにしっかりと寄り添っていく覚悟を新たにする機会となりました。「当たり前の日常」が一歩近づいたこの日のことを、決して忘れることはないでしょう。