第11回「高校生ビジネスプラン・グランプリ」学校賞受賞

このたび、高校2年の探究授業「未来への扉(=みらとび)」のビジネスプランゼミが、㈱日本政策金融公庫が開催する「第11回 高校生ビジネスプラン・グランプリ」にて学校賞を受賞しました。「応募高校の中から、起業家教育の推進に熱心に取り組まれている学校29校を選出し、『学校賞』として表彰します」とのことです。

1/23(火)の放課後、ゼミの代表生徒3名(佐々木統羽さん、大淵諒士さん、上田優希さん)が校長室を訪問してくれました。

この3名はグループ研究として「静電気の無限の可能性」というテーマに取り組んできました。

「粘着カーペットクリーナー(通称…コロコロ)のテープが剥がれにくい、またフローリングに使用する時にくっついてしまうという問題があり、どうにかしてこれを解決したいと考えた。さらに、クリーナーで掃除をした後に出るゴミが紙の無駄になっているのではないかという問題意識から、新製品を開発してこれらの課題を克服したいと思った。そこで、粘着テープを使用せず、静電気だけで機能する粘着カーペットクリーナーを開発しようと志した」──これが研究の発端です。

粘着テープを使わないことで紙のゴミが出ないため、SDGsの9番目の目標である「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献でき、その上で利便性も向上することができるとも考えたそう。この事業が成功すれば、静電気業界を拡大することにつながり、新たな技術革新につなげていくことも可能なのではないかと考え、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」へ応募したとのことです。

なかなか面白い発想です。

研究をする上で一番苦労したことは?

──静電気の実験をするには常に一定の湿度と温度を保つことが必要なのですが、その環境を整えることに一番苦労しました。

今回の研究を進めるにあたって、ある企業が積極的に協力してくださったそうです。協力してくださったのは桐蔭学園の大先輩とのことで、3人も大変感謝していました。

【左から 佐々木さん、大淵さん、上田さん】

今回の研究を通じて得たものを大学進学後、そして社会に出てから大いに活かしていってほしいと願っています。