先週13日(木)の授業開始日から、中学男子部では「清掃指南」を行ってきました。これは、放課後の清掃時間に2年生数名ずつが1年生の教室に出向いて清掃のやり方を教えたり、一緒に清掃したりするものです。
最初は照れたり、同学年で群れたりしていた2年生ですが、そのうちしっかりと指示が出せるようになっていきました。トイレなどでは、私たち教員以上に段取りよく清掃のコツを説明する場面も。
この年代の生徒たちは、ともすれば私たち教員に言われるよりも、上級生に言われた方が心に響くことがあります。特に「汚い」「面倒くさい」といったイメージを持ちがちな清掃に、明るく前向きな姿勢で取り組むことができる点で効果的です。
一方の2年生たちは、1年生からお礼の言葉を受け、一様に誇らしげな様子でした。このような体験が、上級生としての自覚や自己肯定感につながるのかもしれません。
「指南」は昨日で終了。本日からは1年生だけで自分たちの担当エリアを清掃することになります。こうして少しずつ自立していくのです。