4/6(火)、中等教育学校の入学式が行われました。これから6年間、芸術の鑑賞や節目となる行事の際に、何度となく入ることになるシンフォニーホールでの実施です。
感染防止のため、前後左右の座席を空けての着席。保護者の方のご参列も各ご家庭1名様に限らせていただきました。
担任の先生がクラスの生徒の氏名を一人ひとり読み上げ、その場で起立していきます。21期生、323名が入学です。 新入生たち、みな緊張の面持ちでした。
私(岡田)からの告辞です。
「皆さんは『なぜ学ぶのか』と問われたら、どのように答えますか。私が皆さんと同じ時分、答えることはできませんでした。でも今はこのように答えます。『感動を得るため』です。物事を新しく知ったり、理解できた時の『ああ、そうだったのか!』という感動、これを大切にしてください。その感動の積み重ねが、皆さんそれぞれの『夢』へと成長するのです」
続いて、溝上理事長からの祝辞です。
「たとえば野球のバッティング練習のとき、ただ漫然とバットを振るか、それとも身体の使い方などを考えながら取り組むか。どちらのやり方をとるかによって、成果が大きく違ってきます。常に『今が本番だ』と思って全力で取り組むことにより、思い通りの成果が得られるはずです。桐蔭学園は、皆さんのこれからの学びと成長をしっかりとサポートしていきます」
新入生代表による「誓いのことば」。中等教育学校の新入生が男女共学化した2年前から、男子・女子のペアによるリレー形式で行っています。緊張感の中、ハキハキと、そして力強く抱負を述べてくれました。
式の終了後、学年の担当教員の紹介が行われました。教員一同、生徒の皆さんの成長を全力でサポートしていきます。
新入生の皆さん、保護者の皆さま、改めてご入学おめでとうございます。
新入生の皆さんにとって、先輩たちの「背中」はずいぶん大きく見えることでしょう。今後、さまざまな場面で彼らと接することで、「憧れ」へと変わっていくことと思います。しかしそんな先輩たちも、入学当時は皆さんと同じ、まだまだ小学生のような存在でした。桐蔭学園のさまざまな場面を通じて成長し、今のような頼もしい姿になっていったのです。皆さんもどうか先輩たちに続き、桐蔭学園での生活を楽しみながら成長していってください。
充実した6年間となること、そして卒業する時に「桐蔭学園でよかった」と思えるようになることを心から願っています。