4/7(水)は、高校男子部および高校女子部の入学式が行われました。それぞれ中学校から桐蔭学園で生活してきた生徒たちですが、高校入学という「節目」を意識する大切な1日です。
男子部は10:00、女子部は13:30から開式となりました。
新入学者発表では、新しい担任の先生からクラス全員の名前が読み上げ、起立していきます。
私(岡田)からの告辞です。
「皆さんは中学・高校と同じ桐蔭学園で学ぶことになりますが、異なる点もあります。その最も大きな点は、高校は義務教育ではないということ。皆さん自身の意思で進学するのです。意思には責任が伴います。意思と責任は表裏一体、これが自由ということです。建学の精神の1つ、『社会連帯を基調とした、義務を実行する自由人たれ』の意味を、今一度噛みしめてください」
溝上理事長からの祝辞です。
「建学の精神には『自由』『求学』『道義』『愛国』『国際人』という5つが謳われています。この先、自分のことで精一杯で人々のことなど考える余裕がない、という気持ちになることもあるでしょう。そんな辛い時こそ人々のこと、社会のことを少しでも良いから考えてほしい。そうすることで、肩の力が抜けて状況が好転することがあります。心のどこかに留めておいてください」
「誓いのことば」。男子部代表は矢口琢磨さん。
「高校生活は、大人になる上で最も大切な3年間です。何事にも積極的に取り組み、挑戦することを心がけていきます。日々の生活を漫然と過ごすことなく、メリハリをつけて充実させていき、3年後に『人生で最高の1ページだった』と言って卒業できるような生活を送ることを誓います」
こちらは女子部代表の古川梨帆さんです。
「中学校生活最後の年は、今まで『当たり前』と思っていたことが実はそうではなかったことに気づかされた1年でした。だからこそ、今後の学校生活一つひとつに全力で取り組むことを大切にしたいと思います。その中で、『当たり前』に過ごすことのありがたみを噛みしめていく所存です」
新入生の皆さん。ご存知のように、桐蔭学園には多くのチャンスがあります。チャンスを掴み、モノにする高校時代にしてください。
私たちが等しく持っている資源、それは時間です。皆さんにとっての3年間、それは人生の中でも最も濃密で豊かな時間となるはずです。いや、豊かな時間にしなければなりません。
そのためには「食わず嫌い」をすることなく多くのことと関りを持ち、積極的に取り組んでいくことが大切です。私たち桐蔭学園は、そのためのサポートを全力で行っていきます。
新入生の皆さん、保護者の皆さま、改めてご入学おめでとうございます。