駐ブルキナファソ特命全権大使が来校されました

4/18(月)、駐ブルキナファソ日本国特命全権大使である加藤正明氏が来校されました。桐蔭学園高校の卒業生(12期)である加藤大使とのご縁で、このたび本校で使わなくなったスポーツ用品を同国に寄贈させていただくことになり、ご挨拶を兼ねて実に44年ぶりに母校にお越しくださったものです。

【ご卒業以来44年ぶりの桐蔭学園 右が加藤大使】

玄関前

西アフリカに位置するブルキナファソは人口約2,000万人、世界最貧国の一つとのこと。最近ではテロの脅威も高まっており、180万人を超える国内避難民を抱えているそうです。今年1月には政変も起きました。

しかし、国民性は極めて誠実・勤勉、「ブルキナファソ」という国名も現地語で「高潔な人々の国」という意味だそうです。

当初、「こちらで使用済みのスポーツ用品を寄贈するのはあまりイメージが良くないのでは」と少し心配していたのですが、加藤大使いわく、「当地では、日本の柔道家、野球選手らが使用していたものを着ることは、その方の精神を受け継ぎ戦うことができるということで、むしろ誇りと感じるようで、学校名や氏名が入ったユニフォームを喜んで着ています」とのこと。「高潔な人々の国」という国名も首肯できます。

今回寄贈させていただくのは、野球用品(ボール120個、スパイク47足、バット18本、ヘルメット27個、グローブ5個等)、柔道着(100着)、サッカーボール(20個)、ラグビー用品(ボール30個、スパイク30足、ジャージ30着)です。ほとんどは船便で送りましたが、ラグビー用品は加藤大使ご自身が「手荷物」として持ち帰られる予定とのこと。大変な量です!(下の写真)。

受付前

今回、加藤大使と同期の卒業生4名様もご一緒にお越しくださいました。桐蔭学園の思い出話に花が咲き、あっという間に時間が経ってしまいました。

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加藤大使より、お土産をいただきました。アフリカを代表する樹木にバオバブの木がありますが、その果実は猿が好んで食べることから「おさるのパン(PAIN DE SINGE)」と呼ばれているそうです。いただいたクッキーは、ビタミン、カルシウムが豊富なその果実を加工した健康食品とのこと。素朴な味わいで実に美味、コーヒー受けにぴったりです。

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こちらからは桐蔭学園の校旗をお贈りしました。現地での引渡式の際に使用してくださるとのことです。ありがとうございます。

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今回、ささやかながらの寄贈ではありましたが、少しでもブルキナファソの皆様に喜んでいただけたらこの上ない喜びです。加藤大使とは、今後同国の若者と桐蔭学園の生徒たちが交流できる場を実現するためのきっかけになれば、と意気投合しました。