高校共学がスタートして5年目、英語科ではそのスタートに合わせて「多読」指導を始めました。平易で読みやすい英語の本をたくさん読むことで、自然と英語の力がついていくことをねらいとしています。
多読の授業は主に図書室で行っているのですが、昼休みや放課後にもA棟図書室で多読に励む生徒の姿が見られます。だいたい毎日100人ほどでしょうか。
A棟図書室には7,000冊以上の多読本が用意してあり、多種多様なシリーズを読むことができます。
生徒たちは読んだ本の語数と感想を「読書記録手帳」に記録していきます。いわば「英語の貯金通帳」といったところでしょうか。
1年生は1学期に100冊、2学期、3学期にそれぞれ3万語ずつ読み、年間で7万語を目指します。中には2年間で100万語を読む生徒も!
以下、生徒の感想です。
「1年前は日本語に訳さないと意味がわからないままだったが、最近は訳さなくても英語で理解できるようになってきて嬉しい」
「今まで英語は問題集で文法をやって覚えるしかないと思っていたが、こんなに楽しく英語の力がつくなら、休み時間を利用して続けていきたい」
「英語で物語が読めることが楽しい。読むのが速くなった」
学びというのは、本来自らの意志で主体的に行うもの。そして何より楽しいものであるはずです。今まで知らなかったことを知り、わからなかったことがわかるようになるということですから。
なお、桐蔭学園公式サイトの「TOIN TIMELINE」では、4技能を伸ばす英語教育(高2までの実践事例)が紹介されており、この中でも「多読」について触れています。こちらもぜひご覧ください。