医用工学部 柴山直之専任講師と宮坂力特任教授の研究がSPring-8 Newsにハイライトされました
SPring-8 NEWSは大型放射光施設SPring-8を用いて得られた優れた研究成果を一般の方々にわかりやすく紹介することを目的として年4回発行されています。
医用工学部 柴山直之専任講師と宮坂力特任教授が行っているペロブスカイト太陽電池の研究がSPring-8 NEWS 113号(2023.9月号)に「ペロブスカイト太陽電池 ~実用化研究の最前線~」として取り上げられました。
ペロブスカイト太陽電池は、宮坂特任教授が発見したものであり、低コストで高性能な次世代太陽電池として注目され、実用化の機運が高まっています。一方で、ペロブスカイト太陽電池の実用化のためには、耐久性の向上が必要となっています。
柴山専任講師は、ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上を目指し、国内の様々な放射光施設を用いてペロブスカイト太陽電池の分析を行ってきました。特にSPring-8を用いた研究では、ペロブスカイト結晶の生成過程や劣化過程をリアルタイムに観察する技術を確立してきました。このSPring-8 NEWSでは、ペロブスカイト太陽電池の光照射時に生じる劣化物を世界で初めて観察した結果がハイライトされました。
大学の実験室でペロブスカイト太陽電池を持つ宮坂特任教授(右)とその原料を持つ柴山専任講師(左)
SPring-8 NEWS 113号(2023.9月号)「ペロブスカイト太陽電池 ~実用化研究の最前線~」