工学研究科【研究科サイト】 Graduate School of Engineering【English Site】
研究科長からのメッセージ
大学院工学研究科では、医用工学分野の基礎から応用までの教授陣による親身な指導により、大学院生は日々勉学と研究に励んでおり、その成果は国内外の学会などで公表されています。本研究科では、国際的に活躍できる人材の教育に重点を置き、毎年、桐蔭医用工学国際シンポジウムを開催し国内外の著名な研究者を招いて講演を行うだけでなく、全ての大学院生が日ごろの研究成果を英語で発表する機会を設けています。
工学研究科では、社会に貢献できる人材の育成に力を注いでいます。共に研究していく大学院生の入学をお待ちしています。
教育研究上の目的
工学研究科 修士課程
工学に関する専門領域の知識を身につけ、研究並びに実験を通じて新規の理論と技術を提案し、国際的な研究発表活動にも対応できる能力を有する研究者を養成するものとする。
工学研究科 博士後期課程
工学に関する専門領域の知識を身につけ、研究並びに実験に精通しながら独自の論理と技術を構築し、専門分野とその周辺の工学分野に高度な知識を有しながら、国際的、学際的な研究活動も推進する能力を持つ研究者を養成するものとする。
3つのポリシー
アドミッションポリシー(入学者受入の基本方針)
工学研究科は以下に掲げた力を身につけた人材を求めます。
求める人材像
修士課程:
人間の身体の構造、機能さらには疾患に関する知見を踏まえたうえで工学領域からの最先端医療への貢献に関心のある人材を求めます。
博士後期課程:
国際的に評価される高度な研究に自立的に取り組む意欲のある人材を求めます。
求める力(個性化力)
修士課程:
理数系分野のみならず人文社会系分野にも興味を持ち、学ぶ意欲を持つ力
博士後期課程:
理数系分野のみならず人文社会系分野にも深い教養を持ち、健全な倫理観に基づいて他者と社会と関わることのできる力
求める力(実務力)
修士課程:
理数系分野に関する基本的概念や基礎知識を獲得し、課題解決に応用できる力
博士後期課程:
理数系分野に関する基本的概念や基礎知識に基づき、専門領域の知識を自立的に吸収し、課題を解決し、あらたな課題を開拓できる力
求める力(受容・発信・協調力)
修士課程:
自身とその課題を論理的に正しく表現することができ、他者に理解させることができ、他者の立場と意見を理解できる能力
博士後期課程:
自身とその課題を論理的に正しく他者に理解させることができ、他者の立場と意見を理解して協調でき、かつ他者を指導できる能力。
求める力(国際的コミュニケーション力)
修士課程:
自身について英語を用いて表現でき、他者と基本的なコミュニケーションができる能力
博士後期課程:
英語によって基本的なコミュニケーションができ、英語を通じて自身の知識を拡大できる能力
求める力(展開力)
修士課程:
論理的に思考して知識の整理、分析ができ、問題解決に応用できる能力
博士後期課程:
科学技術の広がりと深さを把握することができ、専門知識を課題に対して統合できる能力
カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の基本方針)
修了認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)で掲げる力を修得した人材を涵養するため、工学研究科では以下の方針及び考え方に基づき、教育課程を編成し、実践します。
教育の実施方針
実験・実習を重視して専門知識を学ばせ、研究・開発の現場に学生を招き入れ、コミュニケーション能力、協調性・社会性を涵養しつつ、問題を解決する能力を開発します。
教育内容の基本方針
豊かな「個性化力」、確かな「実務力」、柔軟な「受容・発信・協調力」と「国際的なコミュニケーション力」を身につけ、専門的な「展開力」を涵養するため、以下のような教育内容を提供します。
専門教育
修士課程:
工学全般の基礎となる数理的基礎科目の知識を、実習・演習を通じて確かなものとし、専門分野や周辺の分野の基礎知識と技能を学び、新しい課題に活用できる能力を身につけるカリキュラムを提供します。
博士後期課程:
高度に専門的な課題達成に必用となる最先端の知識と技能を活用できる力を身につけるカリキュラムを提供します。
研究教育
修士課程:
最先端の研究開発を遂行するプロセスを経験させ、これを国際的に発信する能力を涵養するカリキュラムを提供します。
博士後期課程:
最先端の研究開発を自らが主導して遂行するプロセスを経験し、その成果を国際的に発信し、さらに新たな課題の開拓に繋げるプロセスを経験できるカリキュラムを提供します。
教養及びキャリア教育
修士課程:
科学技術の基礎についての広範で豊かな教養に基づいて、与えられた課題と自身のキャリアを社会において俯瞰的に捉えることができ、自身の進路を発展的に開拓できるカリキュラムを提供します。
博士後期課程:
現在の社会と科学技術の広がりを俯瞰的に捉えることができ、自身の専門性、キャリアを位置づけ、異分野との関わりにおいて自身の領域を拡大できる能力を涵養するカリキュラムを提供します。
ディプロマポリシー(学位授与の基本方針)
本学は、先に掲げた人材を養成するため、所定の期間在学し、以下に掲げる力を身につけ、所定の修了要件を満たした学生に学位を授与します。
修士課程
工学研究科修士課程は、工学に関する専門領域の知識を身に付け、研究並びに実験を通じて新規の理論と技術を提案し、国際的な研究発表活動にも対応できる研究者・技術者を養成し、学位を授与する。
- 1.知識・技能
研究及び技術開発の基盤となる知識と経験に基づく実務力を身につけていること。 - 2.思考力・判断力・表現力等の能力
自己の見解を他者に論理的に表現でき、他者に理解させることができるとともに、他者の立場と意見を尊重でき、英語によって自己の研究課題と研究結果を正しく論理的に表現することのできる語学力を身につけていること。 - 3.学びに向かう力・人間性等
自然と人間についての深い教養と健全な倫理観に基づいて、他者と協調しつつ、社会に関わる自己の形成ができ、課題とその背景を多角的視点から俯瞰的に把握でき、高度の専門性を発揮して課題を解決する能力を身につけていること。
根拠(エビデンス)の指標
No. | 項目 | 評価内容 |
---|---|---|
1. | 知識・技能 | 学位論文の研究過程の指導教員の評価。 主査と副査の学位論文の専門性の評価。 |
2. | 思考力・判断力・表現力等の能力 | 学内外の学会等の発表件数。 主査と副査の学位論文の審査過程での該当の評価。 修士課程の技術英語特論と英語プレゼンテーションの科目評価。 |
3. | 学びに向かう力・人間性等 | 研究過程の指導教員の評価。 主査と副査の学位論文の独自性の評価。 |
博士課程
工学研究科博士後期課程は、工学の専門領域の研究ならびに実験に精通しながら独自の理論と技術を構築し、関連の分野に高度な知識を有し、国際的、学際的な研究活動を推進する力を持つ研究者・技術者を養成し、学位を授与する。
- 1.知識・技能
研究及び技術開発をリードし、知識を体系化して可能性を具現化する実務力を身につけること。 - 2.思考力・判断力・表現力等の能力
自己の見解を社会に対して論理的に説明でき、指導者の役割を担う力、かつ英語によって自己の研究課題と研究結果を論理的に表現でき、他者の見解を理解、受容できるとともに、他者を指導できる力を身につけること。 - 3.学びに向かう力・人間性等
自然と人間についての深い教養と健全な倫理観に基づいて、他者と協調しつつ、課題を多角的な視点から把握し、解決するとともに、未知の領域に挑戦し、新たな課題を開拓できる能力を身につけること。
根拠(エビデンス)の指標
No. | 項目 | 評価内容 |
---|---|---|
1. | 知識・技能 | 学位論文の研究過程の指導教員の評価。 主査と副査の学位論文の専門性の評価。 専門の著書・論文数。 |
2. | 思考力・判断力・表現力等の能力 | 学内外の学会等の発表件数。 主査と副査の学位論文の審査過程での該当の評価。 国際学会等の英語での論文件数。 |
3. | 学びに向かう力・人間性等 | 研究過程の指導教員の評価。 主査と副査の学位論文の独自性の評価。 国内外の国際学会の発表の件数、英語での論文件数。 |
桐蔭横浜大学 3つのポリシー
キャリアデザイン(主な就職先)
修士課程 医用工学専攻
●東芝メディカルシステムズ㈱ ●つくば国際大学(助手) ●㈱メイテックフィルダーズ ●腎健クリニック
博士後期課程 医用工学専攻
●社会人学生として博士号取得