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2 2020年3月11日 自宅学習中の桐蔭生の皆さんへ
3 2020年2月27日 卒業生保護者の皆さまへ
 
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終了式の日に…(桐蔭生の皆さんへ)

今朝、とあるラジオ番組を聴くともなく聴いていたところ、Creedence Clearwater Revival(以下、CCR) というバンドの「Someday never comes」という曲が流れていました。これは1972年にリリースされた曲ですので、当時小学校に入学したばかりの私(岡田)が同時代的に知っていたわけではありません。高学年になって洋楽(ロック)に目覚め、中学に入学してしばらく経ったころCCRというバンドを知り、カントリーロック調のこの曲が大変気に入ったという、いわば「後追い」でした。

当時はあまり意識していなかったのですが、この曲は歌詞が魅力的であることに改めて気づきました。

First thing I remember was askin’ papa,

“Why?”,

For there were many things I didn’t know.

And Daddy always smiled;took me by the hand,

Sayin’,”Someday you’ll understand.”

知らないことがたくさんあった自分が、父親に「どうして?」と尋ねると、「いつかお前もわかるようになるさ」と答えてくれた、という(おそらく)少年時代の記憶で始まるこの曲は、サビの部分で

You better learn it fast;you better learn it young,

‘Cause, ”Someday” Never Comes.

との印象的なフレーズが何度も繰り返されます。「若いうちに学んだ方が良い。なぜなら『いつか』なんて絶対にやってこないから」といったところでしょうか。

ふり返れば、少年時代から「いつかは…」と思いながら、結局解決せずにここまで生きてきたことのなんと多いことか。数多くの「いつかなんとかしよう」を抱えて生きている存在、それが私たちなのかもしれません。久しぶりにこの曲に触れ、妙に心に沁みた朝でした。

世界的に先行き不透明な状況が続いています。自由に動き回ることもままならず、何とも形容し難い閉塞感も漂っています。

しかし、必ず出口は見えてきます。

その時、今抱えている「いつかなんとかしよう」を少しでも減らすように行動しませんか。

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本日(3/24 火)は、本来であれば終了式が行われる予定でした。急遽、自宅学習の措置となって3週間あまり。桐蔭生の皆さんが最後に登校した2/29(土)にはまだまだ冬の装いであった学園の桜の木も、今は五分咲きといったところです。

人間世界の閉塞的状況を尻目に、自然は悠々と季節を謳歌しているかのようです。

皆さんと再開できる日を楽しみにしています。

 

自宅学習中の桐蔭生の皆さんへ

3/2(月)から急遽自宅学習期間に入り、10日ほど経ちました。皆さん、どのように過ごしていますか。この間、学校からはClassiやロイロノート、あるいは一斉メールなどを通じ、自主学習のための教材や実施することができなかった学年末考査などを定期的に配信しています。

しかし…

生徒の皆さんがいない学校というのは本当に寂しいものです。やはり学校の主役は生徒たちなのだなあ、と改めて痛感する日々を過ごしています。このような思いに陥ったのは、今から9年前の「あの時」以来。

何とも形容しがたい激しい揺れがようやくおさまった次の瞬間から、私たちが今までに経験したことのない事態が次々に発生しました。首都圏の鉄道がストップし、最寄り駅から徒歩で学校まで戻ってくる生徒たち。その夜は教職員とともに学校で一夜を明かすことに。桐蔭は停電にならなかったのが救いでした。翌朝、何とか交通機関が復旧したことを確認し、解散。その後は無期限の休校措置となったのです。

東北地方を中心とした甚大な津波被害、原子力発電所の事故、計画停電、物資の不足…。いつまでこのような状態が続くのか、まさに「先が見えない不安」に苛まれました。

「先が見えない不安」

━━この一点において、現在の状況は当時とよく似ています。

このような「不安」を解消しうるものは一体何でしょうか。それは科学の力にほかなりません。誤解してほしくないのですが、私は決して科学が万能であるといっているのではありません。東日本大震災では、科学の力を買いかぶってきた私たちの姿を露呈することにもなりました。しかし、皮肉なことに、震災からの復興を果たすために、そして新型ウイルス禍から抜け出すために頼りにすべきもまた科学の力なのです。

震災当時、私は高校2年男子部の学年主任をしていました。徐々に普通の生活に戻りつつあった夏過ぎのこと。ある生徒と他愛もない話をする中で、ふと、といった感じで彼はこう言いました。

「先生、進路決めました。防災の研究をします」

聞けば、震災時「人のために何かしたい」と思いつつも、何ひとつできなかったことが残念で、その時の思いを実現するのが自分の夢になったとのこと。

皆さんが、現在の状況下で「人のために何かしたい」と思ったところで、それは不可能です。「人のために」なるに見合った知識、経験、判断力が備わっていないからです。しかし、それは10代の皆さんとしては当然のことなのです。

大切なことは、現在の状況をしっかりと記憶しておくこと。刻々と変化する事態を現在進行形で把握し、心に刻んでおくことです。そして、今、この瞬間の自分の「思い」を忘れないこと。あの時、自分はどう思っていたのかを胸に焼き付けておくことが大切なのです。

次に震災が起きた時、そして次に新型ウイルス禍が起きた時、私たちが進むべき道を冷静に見極め、指し示すことができるのは、まさに今、この瞬間の「経験」であり、「思い」にほかなりません。

私にとって、震災当時の忘れられない光景とは…

無期限の休校措置が終わり、学年の生徒たちが登校した初日に行った学年集会。犠牲になられた方々に1分間の黙祷を捧げた後、

「皆さん、今どんな気持ちですか?」

と問いかけた時の生徒たちの表情です。先の見えない不安と動揺の中、皆と再会することができた安堵感を滲ませた表情でした。震災前には「当たり前」と信じて疑わなかった平穏な日常が、実は「有り難い」ものであったことを知り、それがようやく戻りつつあることに少しだけ愁眉を開いた表情でした。

皆さんと再会できる日、どんな表情を見せてくれるでしょうか。再会を楽しみにしています。

 

卒業生保護者の皆さまへ

すでにお伝えしました通り、今年度の卒業式は国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、保護者の皆さまの参列はご遠慮いただくことといたしました。大変残念ではありますが、生徒と保護者の皆さまの安全・健康を第一に考えた措置とご理解ください。

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お子様にとって一生に一度の卒業式。この晴れの日の喜びを保護者の皆さまとともに分かち合うことができなくなってしまい、私たち教員も本当に残念な思いでいっぱいです。

そこで、少しでもこの晴れの日の喜びを共有できればとの思いから、当日はシンフォニーホールでの卒業式の模様をライブ配信することといたします。URLは別途お知らせいたします。

ご存知のように、同ホールからのライブ配信は「第九の会」をはじめとして数々の実績があります。今回の卒業式に向け、ホールスタッフ一堂、最大限の準備をいたしました。当日は万全の態勢で配信いたします。

もちろん、私たち教員も全力でサポートいたします。感染を防ぐため、式の短縮化を図る形での実施となりますが、保護者の皆さまの思いを背負いつつ、心を込めて臨む覚悟でおります。

お子様のこれからの人生に幸あらんことを心よりお祈り申し上げます。

ご卒業おめでとうございます。

【以下、全て昨年度の卒業式の模様です】

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2月のカレーランチ会

2/19(水)と2/20(木)の両日、中等1年生でカレーランチ会を行いました。2月生まれの1年生は20名。それぞれの日の昼休みに、10人ずつを校長室へ招待しました。

19日の様子です。

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各自がライスをよそい、私(岡田)が一人ひとりにカレールーをかけたら、全員で「黙想」をします。桐蔭学園では皆で食事をいただく際、「黙想」をするのが伝統になっています。

「姿勢を正して、黙想」

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「黙想やめ。いただきます!」

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この日は特に元気な生徒が多く、終始リラックスした雰囲気の中、会話が弾みます。日常生活のこと、クラブ活動や趣味のこと、桐蔭学園の印象などいろいろ話すことができました。

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会話が盛り上がり、昼休み終了直前になってようやく集合写真(笑)。

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続いて20日の様子です。

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この日は、前日とは打って変わって落ち着いた生徒が多い印象。大人っぽさを感じます。

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午前中の授業が終わって相当お腹が空いたのでしょうか、「いただきます」の後は、皆、ひたすらスプーンを動かしていました。 あっと言う間に完食です。多くの生徒がお代わりもしていました。

さすが成長期ですね。見ていて気持ちが良いくらいです。

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ランチ会にやって来る生徒は毎回異なりますが、彼ら彼女らの成長を月ごとに確認できる、私にとって大変楽しみなイベントです。

あと1ヶ月少し経てば後輩たちが入学してきます。頼れる先輩になってくださいね。

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新入生登校日(中等教育学校)

2/15(土)は、中等教育学校の新入生登校日でした。この4月に入学予定の皆さんと、その保護者の方々がお越しくださいました。

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本日の受付を担当してくれた在校生たち。

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まずは歓迎セレモニーから。入学式に始まり、6年間さまざまなイベントや芸術鑑賞等で何度も足を運ぶことになるシンフォニーホールが会場です。

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司会は現1年生。

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中等教育学校、中学校女子部、中学校男子部それぞれの生徒会長から、歓迎の挨拶です。

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混声合唱部による学園歌の演奏です。これから何度となく歌うことになる学園歌。4番まであり、それぞれが春夏秋冬を表現しています。

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保護者の方々はホールにて説明会、入学予定の皆さんは4月から学校生活を送ることになるF棟へと移動します。移動を先導してくれるのも在校生たちです。

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グループごとに教室に入り、「Tea Party」が行われました。

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現1年生たちが、小さなグループごとに iPad を駆使して学校生活について説明してくれます。「Tea Party」ですから、もちろんジュースやお菓子も用意してあります。

最初は緊張気味にスタートしましたが…。

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現1年生たちの巧みなリードにより、時間が経つにつれてすっかり和やかな雰囲気に。入学後1年間で頼もしくなった現1年生たちの「成長」を感じ、嬉しくなりました。

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最後は「まなボード」を使ってのお絵描きも。入学後のAL型授業では、この「まなボード」を使う機会がたくさんあります。

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「Tea Party」 終了後は保護者の方々と合流し、靴や体操着のサイズを合わせたり、制服の採寸をしたり。中等教育学校の生徒になる気分がだんだんと盛り上がってきたことでしょう。

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新入生の皆さんにとって、桐蔭学園での生活への期待が膨らんだ1日になったのではないでしょうか。私たちも皆さんとともに生活できる日がより楽しみになりました。

次は4月のオリエンテーション、入学式でお会いしましょう。

(追記)下の写真は歓迎セレモニーの様子をカメラに収める私(岡田)。気づかないうちに他の教員に撮られていました(笑)。

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高校入試 無事終了しました

2/11(祝)、高校入試が行われました。

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厳しい寒さの中、受験生の皆さんがやってきました。緊張した面持ちです。

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今までの努力の成果を存分に発揮してください!

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私たちの思考パターンというのは、学ぶことで形成されます。言葉にしても行動様式にしても、全ては生まれた時からの体験・経験の集積によって形作られたものなのです。

皆さんの将来像も同じこと。今後、周囲から学ぶことで作られていきます。学ぶということは自分の世界を広げ、今後の将来像を作っていくということなのです。

高校ではぜひ多くのことを経験してください。そして多くの人と接してください。多くの人と接して、その人の話をよく聴いてください。その人に自分の考えを伝えてください。それが自分の世界を広げることにつながります。この「傾聴と承認」こそが、自分の可能性を広げるための確かな道なのです。

高校での学びが皆さんの将来像を形成し、豊かな人生を歩む礎となることを願っています。

公立高校の受験を控えている皆さん、体調を万全に整えて頑張ってください!

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