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新入生歓迎会(高校)

入学式から約2週間経った4/19(土)、高校の新入生歓迎会が開催されました。学校生活に馴れてきたところで、どのクラブ・委員会で活動しようか迷っている新入生たちが、具体的な活動内容を知るよい機会です。一方、上級生たちにとっては、新入部員を獲得する大きなチャンスでもあります。

まずはメインアリーナでのステージ発表からスタート。限られた時間の中で、各クラブ・委員会が精一杯のパフォーマンスで魅力をアピールします。

【下の写真──時計回りにストリートダンス部、少林寺拳法部、器楽部、女子応援指導委員会】

発表後は、いよいよA・B棟へ移って新入生の勧誘です。写真では伝わりにくいのですが、上級生たちのものすごい勧誘の声で熱気に溢れています。

新入生を見かけると、どんどん声をかけてブースへと案内します。

ブースの入り口では、看板を持った上級生たちがブース内へと案内。

音楽系のクラブでは、楽器体験がなかなかの人気ですね。

充実した高校生活を送るためには、ホームルーム以外に自分の「居場所」を作ることが大切。この「居場所」こそが、あとでふり返ったときに、自分の高校時代を象徴するものとなります。

新入生の皆さんにとって、今日の歓迎会は、そんな「居場所」を持っている先輩たちの活き活きとした姿を見る機会にもなったのではないでしょうか。

 

高校始業式

4/9(水)は高校の始業式です。2日前の入学式から登校している新入生に加え、いよいよ今日から全学年の生徒が登校します。

始業式は3年生・2年生ごとに実施しました。

私(岡田)からの講話です。

「大きな山を目の前にして、この山に登ってやろうと思う人もいれば、思わない人もいます。また、決心して登り始めたとしても、最終的に達成できる人とできない人に分かれます。この違いはどこから生じるのか。私は『自分にはできない』と考えて、『できない理由』を探し始めてしまうかどうかだと思っています。最終的に達成できる人というのは、どうしたら先に進めるのかを前向きに考え始める人。皆さんはどちらの人になりたいですか」

続いて、この春休みに全国大会で優秀な成果を収めたクラブ活動の表彰です。

・ラグビー部──全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 優勝

・剣道部──全国高等学校剣道選抜大会男子団体戦 第3位

・柔道部──全国高等学校柔道選手権大会女子団体戦 第3位

・同上──女子個人63㎏級 準優勝 織茂永愛(3年)

・同上──女子個人57㎏級 第3位 堀 花寧子(2年)

こちらは3年生での表彰の様子です。各代表生徒には、私からインタビューを行いました(事前に何も伝えていませんでしたが、、笑)。突然のインタビューにもしっかりと自身の言葉で話すことができる力量は、さすがトップアスリートですね。心底感心しました。

こちらは2年生での様子です。3年生同様、突然のインタビューにも臨機応変に答えてくれました。

会場からは大きな拍手が送られました。

明日(4/10 水)からは授業が始まります。生徒たちはもちろんのこと、私たち教員にとっても多くの新しい出会いが生まれる、ワクワクする1週間となります。

 

高校新入生オリエンテーション

4/8(火)は、高校新入生オリエンテーションの1日目です。前日に入学式を終えた新入生たちが、実質的に高校生活をスタートする日といえます。

各ホームルームでは、担任の先生からさまざまなレクチャーがあったり、、

グループワークを通じてお互いに親睦を深めたり。

「校内探索」では、マップを手に思い思いにグループごとに校舎内外を巡っていました。

こちらはメインアリーナ(体育館)のエントランス。

クラブ紹介ポスターの前では、人だかりができていました。やはり関心が高いようです。

マルチパーパスでは、個人写真の撮影も行われていました。

前日の入学式では一様に緊張の面持ちだった新入生たちですが、今日は一転して和やかな空気に包まれていました。これから徐々に桐蔭学園での生活に馴れていくことでしょう。

 

高校入学式

4/7(月)、高校の入学式が行われました。桐蔭学園高等学校の第62期生となる生徒たちです。

満開の桜の下での入学式となりました。やはり入学式には桜ですね。式はコース毎に計3回行われました(アドバンス9:15~ スタンダード12:15~ プログレス15:00~)。

新入学者発表では、各クラスの担任の先生が一人ひとりの氏名を読み上げ、その場で起立していきます。

私(岡田)からの告辞です。

「高校生活において、踏み出すべきかどうか迷うことがあったら、絶対に踏み出すべきです。一度踏み出した後での後悔は軌道修正することで解消できます。しかし、踏み出さなかった後悔は二度と解消できません。再び同じチャンスが巡って来るとは限りませんから。一番よくないこと──それは、まず最初に『踏み出さない理由』を探してしまうことです。失敗とは、やり直しがきかないこと。皆さんの年齢で、本当の意味での失敗などありません」

続いて溝上理事長からの祝辞です。

「桐蔭学園は幼稚園から大学までを擁する総合学園です。そのすべての学校に共通する教育ビジョンとして掲げているのが『自ら考え、判断し、行動する』というもの。これは、皆さんが生きる社会、すなわち変化の激しい課題解決型の社会を力強く生き抜くために必要な資質といえます。それを育成するために、アクティブラーニング型授業を基盤とした学びを展開しているのです。どうかこの桐蔭学園で、自身の将来を切り拓くための力を養ってください」

そして、各コースの新入学者代表による「誓いのことば」です。これから始まる高校生活に向けての期待と抱負を、自分のことばで語ってくれました。

【スタンダードコース・大津 恵さん】

【アドバンスコース・神林伶旺さん】

【プログレスコース・相宗万智子さん】

式の終了後、各コースの担当の先生方を紹介しました。

【新入生の皆さんへ】

あらためて、入学おめでとうございます。

私たち人間は未来を想定して生きることができます。これは人間だけに与えられた特権です。皆さんの過去は変えることができません。しかし、未来はこれから創ることができるのです。今、この瞬間から、自分の意志で、未来は創られていきます。

皆さんは、どんな未来を生きたいですか?──この桐蔭学園で、それを一緒に探していきましょう。

皆さんが抱いている期待と不安とを、私たち桐蔭学園は全て受け止めます。どうか、全力で飛び込んできてください。

【2年生が新入生の教室に描いてくれた黒板アート】

 

2025年度もよろしくお願いします

ここのところ真冬に戻ったかのような寒い日が続いていましたが、今日(4/4 金)は気持ちの良い晴天、ほっとした温もりを感じます。

校長室から見える桜も、まさに今が見ごろを迎えています。

この見事な咲きぶりと陽気に誘われて、ちょっと外に出てみました。

桐蔭学園の豊かな自然はそれぞれの季節でダイナミックな表情を見せてくれるのですが、中でもこの桜の時期はやはり特別ですね。古来、日本人の桜に対する心情は特殊なものがあると言われていますが、「いよいよこれから始まる!」という昂揚感を感じずにはいられない眺めです。

どこを切り取っても「絵」になりますね。

私たち教員が年度初めの諸準備に追われているこの時期、生徒たちは春休み。クラブ活動以外で登校する生徒はさほど多くありません。この素晴らしい桜を多くの生徒に見てほしいな、というのが正直なところです。

高校の入学式は4/7(月)、始業式は4/9(水)。それまでこの桜が持ってくれることを願っています。

 

今日は修了式です

3/24(月)は桐蔭学園の修了式。2024年度の締めくくりの日です。高校では、学年ごとにシンフォーニーホールにて私(岡田)から講話を行いました。

「奇跡というのは『起こらないこと』ではなくて、『起こること』。もし奇跡が起こらないのであれば、奇跡という言葉すらないはずです。大事なことは、奇跡を起こせる人になれるか、ということでしょう。奇跡を起こせる人というのは、ある共通点を持っているように思います。集中力や地道な努力、それに伴う自信といったものが根底にあることは言うまでもありません。その上で最も大切なもの──それは『想像力』にほかなりません」──生徒たち、集中してよく聴いてくれていました。

桐蔭学園では、高1から高2へ進級する際、クラス替えがあります(高2から高3へ上がる際にはありません)。したがって、高1では現在のクラスでホームルームを行うのは今日が最後となります。

あるクラスでは、学級委員2人がこの1年をふり返ってスピーチをしてくれていました。

最後に担任の先生からの言葉。

真剣に傾聴する生徒たちの姿に、この1年の成長を実感する日になりました。

最後にクラスで記念写真。みんないい顔していますね。

【桐蔭生の皆さんへ】

The best way to predict the future is to invent it.── 「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」(アラン・ケイ)

皆さんには常に「夢を語れる情熱を」と伝えています。皆さん、「夢」を持っていますか。「夢を語る」ことができますか。「語れる」とは可能動詞、つまり「夢を語る」ことは力、能力ということです。そう、修了式でもお話しした「想像力」と同じなのです。

4月には一つ上の学年へと進級します。どうか「夢を語れる情熱」を持って、新しい年度を迎えてください。期待しています。