2/1(木)、いよいよ中等教育学校の入試(第1回)です。この日は午前と午後、それぞれの部が行われました。
【今朝の桐蔭グラウンド】
入試というのは、私たち教職員が1年で最も緊張する行事です。なぜなら、受験生の皆さんと保護者の皆さまが、この日に向けて努力を重ねてきたことを知っているから。だからこそ、その努力の成果が100%発揮できるよう、細心の注意をはらって運営にあたるのです。
シンフォニーホール前でお子さまが受験室に向かうのを見送る保護者の方々の様子には、毎年心が揺さぶられます。
保護者の皆さま、今どんな心境ですか。
お子さまの自立──ご心配でしょう。でも、頼もしいでしょう。ちょっぴり寂しいでしょう。でも、やはり嬉しいでしょう。
大切に育ててこられたお子さま。その自立とは、親が子どもの生活を次第に他人に委ねていくことなのかもしれません。一抹の寂しさがあるのも無理はありません。
今後、親ができることは、自分の力で新しい世界を見てきたお子さまが帰って来たとき、温かく迎えてあげること。
だから、受験が終わったら、ぜひほめてあげてください。
「よくがんばったね。たのもしいよ」──この一言で十分です。お子さまの自己肯定感が芽生え、それが成長へとつながるのです。