修了式を実施しました(高校・中等)

3/23(土)、高校・中等では年度末の修了式を行いました。1年間の締めくくりとなる区切りの日。現在の学年での最終登校日となります。

式はシンフォニーホールにて、学年ごとに実施しました。

高校では私(岡田)が講話をしました。

「自分の一生をかける仕事について考える基準とは何でしょうか。それは『好き嫌い』ではありません。『使命感』です。もちろん、使命感を持つためには『好き』という要素も必要です。しかし、それだけではいけない。絶対に続きません。いくら大変であってもこれは自分がやらないと気が済まない、ということ。それが使命感です。その使命感を抱けることを仕事にできれば、人生はきっと充実するはずだと信じています」

「皆さんの可能性は物事を経験した数に比例します。それなのに、自分で自分の可能性を潰してしまっている人、いませんか? これは本当にもったいない。一度踏み出した後での後悔は、軌道修正することで解消できます。しかし、踏み出さなかった後悔は二度と解消できません。再び同じチャンスが巡って来るとは限りませんから。一番よくないこと。それは、まず最初に『踏み出さない理由』を探してしまうことです」──生徒たち、よく聴いてくれました。

【桐蔭生の皆さんへ】

学年の最後にあたって、皆さんには「一歩踏み出す勇気が持てたか」という点でふり返りをしてほしいとの思いで話をしました。

私たちは無意識のうちに、「失敗しないように」行動しがちです。「失敗したくない」との気持ちは当然私にもありますし、それはよく理解できます。

しかし、本当の失敗とはやり直しがきかないこと。皆さんの年齢で、本当の意味での失敗など絶対にありません。

新年度、新たな気持ちで始業式に臨む皆さんと会えるのを楽しみにしています。