本日(4/3)は、学園全体の教職員が一同に会する全体会です。溝上慎一新理事長のもと、桐蔭学園の新しい年度がスタートしました。
この季節、学園の桜が満開です。
【校長室の窓から】
「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」(在原業平)の歌の通り、春になると桜のために気持ちが落ち着かなくなります。
私(岡田)の場合、最近は次のような「落ち着かなさ」なのです。
「この桜、入学式まで持つかな…」。
今年の入学式は、4/5(金)高校共学、4/6(土)中等教育、4/8(月)内進高校男子部・同女子部と予定されています。何とか美しい桜のもとで新入生の皆さんを迎えたいと願っています。
いわゆる「桜の名所」の桜もたしかに美しいのですが、私は普段見馴れているところに咲く桜にこそ魅力を感じます。その桜が他の季節に見せる別の顔を知っているからです。
初夏から夏にかけての青々とした葉桜、葉が枯れ落ちる秋、そして冬にはごつごつした枝だけの姿となります。この周期を見てきているからこそ、満開の桜がひときわ美しく感じられるのでしょう。
生徒も同じです。私たち教員は、彼ら彼女らの日常の姿を常に見てきているからこそ、クラブ活動で成果をあげたり、大学受験で希望を叶えたりした生徒たちがひときわ輝いて見えるのです。