今年度は新型コロナウイルスの問題で、学園祭や運動会・スポーツ競技会などの行事が中止になっています。そこで、10/15(木)と16(金)の2日間を「学年行事日」と設定し、各学年の生徒たちが独自の行事を企画・運営することになりました(高校3年・中等6年は除く)。
1日目の午前中、私(岡田)はA・B棟からE棟の様子を見て回りました。
高校共学2年では、12月に行われる「オンライン鵬翔祭(ほうしょうさい)」に向けての準備・動画撮影が行われていました。学園祭の代替企画です。
これ、どんな動画なのでしょう…?
学園祭らしい雰囲気ですね。
ダンスの練習も。
高校共学1年はスポーツ大会。入学以来、初めての行事となります。ドッジボールで大いに盛り上がっていました。
E棟に向かう途中、高校女子部1年の生徒たちとすれ違いました。「Toin Orienteering 2020」━━オリエンテーリング大会ですね。
19のグループに分かれ、ポストを回ってアルファベットを記録するだけでなく、生物の知識や和歌に関するクイズを解いて得点を競うというものです。
彼女たち、カメラを向けるとピースをしてくれる人懐こさがあります。
E棟前のグランドでは中学男子部3年と高校男子部1年のスポーツ大会が行われていました。男子部の生徒たち、スポーツ大会でははやり「熱く」なりますね。聞いたところでは、朝から気分が高揚気味であったとのこと。
E棟に入ると、中等3年の生徒たちが動画を撮影していました。こちらも学園祭の代替企画となる「Project O」(プロジェクト オー)。「O」には「online」や「ゼロ(スタート)」の意味が込められていると生徒が教えてくれました。公開は11月の初旬になりそうです。
こちらは中等4年生。「動かせ!点P!」━━クラス対抗ピタゴラ装置作りです。たった30分間のクラス内作戦会議を経て、すぐにピタゴラ装置作りに取りかからなくてはなりません。クラスの即応力・団結力が試されます。
今日の結果を明朝一番で発表し、その結果に応じて明日の企画「Hub Capture」(クラス対抗陣取りゲーム)の拠点を最初に制圧できるそうです。
初日の中等4年の企画・運営リーダー、髙橋寿志君。準備段階から素晴らしい働きぶりでした。
最後は高校男子部2年です。「みらとびプレ発表会」━━10/29(木)に行われる探究の授業(=「未来への扉」略して「みらとび」)の発表会の「プレ」、いわば練習です。当日の本番では後輩たちの前で発表することになりますが、今日はそれに向けてクラスの仲間同士で忌憚のないアドバイスを交わし、発表の質を高めようとする趣旨で行われました。
しっかりとしたレベルの高いプレゼンになっていました。聴き手の「傾聴の姿勢」も自然にできています。さすが高2、感心です。
質疑応答も活発に。
コロナ禍の中での学年行事、ささやかな企画ではありますが、貴重な1日となりました。何より、生徒たちの前向きで笑顔溢れる表情が本当に印象に残りました。
思えば、このような1日をこれほど「貴重だ」と感じたことは今までありませんでした。今まで「当たり前」と信じて疑わなかったことが、実は「有り難い」ものであったことに改めて気づいた1日でもありました。
明日は「R祭」(リモート祭)が行われるF棟を中心に回ります。楽しみにしています。