このブログでも何度か紹介している小説家・早見和真さんがこのたび第33回山本周五郎賞を受賞され、さる11/5(木)、都内のホテルで贈呈式が行われました。
【下の写真は、第33回三島由紀夫賞・山本周五郎賞贈呈式の様子】
早見さんは桐蔭学園中・高の卒業生で、高校時代は硬式野球部に所属。デビュー作である『ひゃくはち』は名門高校野球部の補欠部員を主人公としたもので、のちに映画化されました。
今夏の甲子園大会が中止になったことについて、早見さんが一方ならぬ思いを抱いていたことは以前このブログにも書いたとおりです。たとえ補欠であれ、甲子園に出場できた自身の立場から甲子園を失った球児たちに思いを馳せ、温かな眼差しを向けてこられました。
現在は愛媛県松山市に在住している早見さんですが、実は贈呈式の前日に桐蔭学園を訪問し、硬式野球部の練習を熱心にご覧になっていました。「次の目標」に向かってひたすら白球を追う後輩たちを頼もしそうに眺めていた姿が実に印象的でした。
【下の写真は、今回の受賞作『ザ・ロイヤルファミリー』】
卒業生の活躍は本当に嬉しいものです。受賞、おめでとうございます。