3/13(土)、高校女子部の卒業式が行われました。中学・高校の6年間をともに過ごした107名が旅立ちました。
新型コロナウイルス感染防止のため、会場となったシンフォニーホール内は前後左右十分に間隔をとって着席。保護者の皆さまのご参列は各ご家庭1名様に限らせていただきました。また、ご参列いただくことができない方のために、オンラインによるライブ中継も行いました。
クラス担任が全員の名前を呼び、起立。代表が私(岡田)からクラス全員の卒業証書を受け取るスタイルです。本来は一人ひとりに手渡したいところなのですが、新型コロナウイルス感染防止のため、時間短縮を図りました。
皆勤賞・精勤賞授与。右から武藤七海さん(幼稚部から14年皆勤)、上林美早紀さん(小学部から12年皆勤)、永留美優さん(同)、棗田嵯和子さん(同)、三須帆花さん(同)。生徒本人の努力はもちろんのこと、保護者の方のご協力あってのことです。
続いて6年皆勤(10名)、3年皆勤(16名)、3年精勤(5名)の表彰です。右から代表の成瀬有花さん(6年皆勤)、小林菊乃さん(3年皆勤・精勤)。よく頑張りました。
私からの告辞です。
「生きる上で必要なものは情熱です。万が一、その情熱が消えかかったら、いっぱい笑ったあの校舎を思い出して。いろんなことを話した、君の隣にいる友だち、そしてこのホールにいる仲間を思い出して。桐蔭学園での忘れられない光景を心の炎として。そのために、今、この瞬間をしっかりと心に刻んでほしいのです。このホールを出た瞬間から、君の新たなステージが始まります」
溝上理事長からの祝辞です。
「桐蔭学園の5つの建学の精神は、1964年の創立以来掲げてきた『自由・求学・道義・愛国』の4項目と、2014年の創立50周年を機に加えられた『自然を愛し、平和を愛する国際人たれ』という項目から成っています。人生では苦しいこともあるでしょう。そんな時、ぜひこの建学の精神を思い出してください。そして、来るべき変化の激しい時代を地に足をつけて着実に歩んでください」
在校生による送辞です。代表の望月あかりさん(2年)。
「桐蔭学園の新しい姿を切り開いてくださった皆さまは、太陽のような存在でした。困難な時代を生きていくことになりますが、だからこそ桐蔭学園で培った力が生かされるはずです」
最後は卒業生代表・金森裕花さんによる謝辞です。
「私たちはかけがえのない友人を得て、濃密な6年間を過ごしてきました。そして、私たちを支えてくれた全ての皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。困難な時代、私たちは未来を担う人間として、まことをつくし、最後までやり抜く強い意志を持ち、学びを続けることが大切だと思っています。自身に誇りを持てる人間になれるよう努めていきます」
卒業生の皆さん、改めてご卒業おめでとうございます。
皆さんが桐蔭学園で過ごした6年間は、人生100年時代にあって、ごく短いものであったかもしれません。しかし、中高の6年間というのは人生の土台を築く濃密で重い時間であったはずです。
どうかこの6年間を人生の糧として、しっかりと歩んでいってください。
私たちはいつまでも皆さんを応援しています。