3/23(火)、中学校男子部と同女子部の卒業式がそれぞれ行われました。男子部は10:00、女子部は13:30開式です。
まずは男子部の様子です。
クラス担任が全員分の名前を読み上げ、一人ずつ起立、代表生徒がクラス全員分の卒業証書を受け取るスタイルです。本来であれば一人ひとりに手渡ししていくところですが、コロナ禍の中、時間短縮を図りました。
クラス代表生徒。
次に皆勤賞・精勤賞の授与です。桐蔭学園小学校部からの9年間皆勤が1名、中学校3年間皆勤が19名、3年間精勤が13名。大変よくがんばりました。その蔭で、保護者の方のご尽力も忘れてはいけません。
小学部からの9年間皆勤・山田晃生さんが代表して全員分を受け取りました。
私(岡田)からの校長告辞です。
「人にはそれぞれ使命があります。自分だけの夢を持つのが人間。その夢に向かって生きることこそが、自分の使命を果たすということなのかもしれません。夢を持つこと、夢を語れる情熱を持つこと。私がずっと、皆さんに語りかけてきたことです。中学校で重ねた感動を、夢に変えていこう。そして、高校でも感動を積み重ねていこう。皆さんの可能性は無限です」
続いて、溝上理事長からの祝辞です。
「すべてのことに『まこと』をつくそう、最後までやり抜く『強い意志』を養おう──この2つは言わずと知れた桐蔭学園の校訓です。多くの卒業生が『この2つは今でもはっきりと覚えている』と言います。それほど印象的で、かつ生きる上で大切なことだと自覚しているということなのでしょう。この2つを自覚して進んでいけば、必ず道は開けます。それを信じて邁進しよう」
最後は卒業生からの謝辞です。卒業生代表・江川一騎さん。
コロナ禍の中でも決して卑屈にならずに前向きに生活してきた自分たちのことを客観的に見つめ、次の時代に向かって羽ばたいていこうとする決意を、堂々と語りました。
女子部は13:30に開式です。卒業証書の授与は男子部と同じスタイルで行いました。
クラス代表生徒。
次に皆勤賞・精勤賞の授与です。
桐蔭学園小学部からの9年間皆勤・田島凛乃さん(下写真・左)と同・藤田和佳さん(同・右)。よく頑張りました。
続いて中学校3年間皆勤7名と3年間精勤5名の表彰です。皆勤代表・福沢英里奈さん(下写真・左)と精勤代表・関彩花さん(同・右)。
私の告辞、理事長の祝辞の後は、式のハイライトとなる卒業生謝辞です。卒業生代表の木村日茉莉さん。
3年間のさまざまなシーンを回想しながら、そこで感じたことや考えたこと等を丁寧に語りました。そして、これまで自分たちを支えてくれた方々への感謝の意を述べてくれました。
なお、彼ら彼女らの一つ下の学年からは、男女共学化した中等教育学校に一本化しています。中学校はこの3月をもって、その長い歴史に終止符を打つことになります。
卒業式終了後、引き続き「閉校式セレモニー」を行いました。
はじめに、中学校男子部、同女子部の発展に大きく貢献してくださった志村邦治顧問(前中学校男子部部長、下写真・左)、木村重夫顧問(前女子部統括部長、同・右)にそれぞれご挨拶いただきました。
そして最後は桐蔭学園文化センター・シンフォニーホールスタッフが制作した、中学校男子部、中学校女子部の歴史を振り返るスライドを上映しました。
中学校男子部、中学校女子部がこれまで培ってきた伝統と新しい理念は、中等教育学校にしっかりと受け継がれます。私も桐蔭学園中学校卒業生の一人。卒業生の皆さんにも、変わらぬ母校愛を抱き続けてほしいと願っています。